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[小説]幼年期の終り

作者:アーサー・C・クラーク
邦訳:福島正実
レーベル:早川書房
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 突如人類の前に姿を現した宇宙人『オーバーロード』。地球人はどう対抗するのか……なんて狭い枠には収まらない圧倒的スケールのでかさで語られるSF作品です。
 極限まで文明が発展し、人類が進化した果てには何が待ち受けているのか。壮大かつ美しく、そして救いのない結末には、軽い放心状態にさせられました。
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[小説]グッドラック―戦闘妖精・雪風

作者:神林長平
レーベル:ハヤカワ文庫JA


 異性体・ジャムとその侵略から地球を守るために作られた組織・FAF、その戦いをよそに、相変わらずのいがみ合う地球各国。そんな世界でジャムと戦い続ける者たちの物語。二巻目です。
 "ジャム"とは何か? 自分たちはどこへ向かうのか? 哲学じみた問答と、主人公・深井零の心境の変化にウェイトを置きつつも、戦況はまったなしで変化していきます。
 『得体の知れないもの』の不気味さがこれほどまでとは。この物語の着地点を、固唾をのんで見守りたい。

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[小説]戦闘妖精・雪風(改)

作者:神林長平
レーベル:ハヤカワ文庫JA


 異星体(異星"人"ではなく)・ジャムと人類の戦いのお話……かと思いきや。いや、一応そういう構図なのですが、そんな単純なものではないSF作品です。
 異星体・ジャム、主人公の深井零たち人間、人間をサポートするはずの戦闘機械たち、三者の関係は終盤に進むにつれ思わぬ方向に進んでいきます。SF戦記ものや戦争を題材にした人間ドラマではなく、ホラーに近いとすら思えてしまうその展開には少し昔の作品であることを微塵も感じさせない新鮮さがありました。
 この巻だけだと受け取り方によってはバッドエンドになってしまうのですが、続編があるとのこと。楽しみです。

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[小説]月は無慈悲な夜の女王

作者:ロバート・A・ハインライン
翻訳:矢野徹
レーベル:ハヤカワ文庫


 植民地兼罪人・政治犯の流刑地として扱われている近未来の月世界が主な舞台の古典SF作品。
 自我をもつ人工知能のマイクとそのメンテナンスを担当するフリーの技術者・マニー。二人(一人と一台)はやがて地球からの月独立運動の中心として巻き込まれていくことになります。
 同作者の「夏への扉」もそうでしたが、かなり緊迫した状況(戦争勃発)が発生するのにどこか暢気な登場人物たちのノリ、そして「技術」というものへの愛と希望をひしひしと感じられる点が非常に好みです。SFなのにどこか牧歌的。
 近未来、自我が芽生えた人工知能、地球側の圧政に反発する月の反乱。後年のSF作品に影響を与えていそうな要素てんこ盛りです。宇宙~地球降下~そして再び宇宙へ~決着、という流れはガンダムシリーズとも通じるものがあります。
 面白かった!

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[小説]スワロウテイル~初夜の果実を接ぐもの~

作者:籘真千歳
表紙絵:竹岡美穂
レーベル:ハヤカワ文庫JA


 ナノマシンが発達し、日本という国がほぼ解体されている世界。人と、その隣に寄り添う存在・人口妖精の物語、完結です。 作者様、登場人物の方々、お疲れ様でした。

 二巻目と同様、中盤まで時系列の把握に混乱させられながら読んでいました。頭の中で整理できてくると、その構成に舌をまいてしまいます。
 日本という国が失われ、かつて関東地方があった場所に浮かぶ主要舞台・人工島に各国の介入が迫る緊迫した情勢の中、突如発生する連続要人殺害事件。その中で人の隣に立つ存在、人工妖精の秘密が仄めかされていくことに。そして最期まで人を愛し続けた主人公・揚羽の生き様が光ります。

 一巻、三巻の主人公・揚羽、その双子の妹的存在で二巻の主人公・真白、そして"もう一人の揚羽"の三人の視点で物語が語られますが、真白の扱いが妙に悪く、最後にはもし次巻があったらラスボス化するんじゃないかというくらいに病んでしまっています。もしスピンオフがあるのなら、彼女にもどうか救いを。

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koyak

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得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
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そんな奴です。

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・東雲侑子は短編小説をあいしている
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・Xenogears
・るろうに剣心
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