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[小説]四十七人目の男(下)

作者:スティーヴン・ハンター
邦訳:公手成幸
レーベル:扶桑社BOOKSミステリ


 舞台はいよいよ「吉良邸討ち入り」へ。現代日本の裏社会の一角で、元凄腕スナイパー・ボブと愉快な仲間達による一大剣戟が始まります。
 ボブはともかくとして、彼に協力する大使館員と自衛隊員や敵側の行動理由にはかなり無理が感じられ、更にこれまでの国家レベルの陰謀が絡む話と違い、敵がただのポルノ成金と勘違い剣士とチンピラ軍団に過ぎないため非常にスケールが小さくなってしまっているように思えますが、それでも戦闘場面(準備段階も含め)はこのシリーズらしい緊迫感があり、アメリカ人的サムライスピリッツを突き詰めたその展開は、エンタメ作品として十分な面白さがありました。
 なんだかんだいって、面白かった!
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[小説]四十七人目の男(上)

作者:スティーヴン・ハンター
邦訳:公手成幸
レーベル:扶桑社BOOKSミステリ


 ベトナム戦争で驚異の戦績をほこった、凄腕スナイパー、ボブ・リー・スワガー。
 彼の元を一人の日本人が訪ねるところから、物語は始まります。男の名は矢野。彼の父親は大戦時、スワガーの父親と硫黄島で戦闘をしていたという奇縁が。
 矢野からの依頼に応えるため、日本を訪れたスワガー。矢野やその家族とも意気投合するのですが、そこでヤクザがらみの凄惨な騒動に巻き込まれ・・・・・・いや、首をつっこむことになります。
 Amazonレビューではボロクソに叩かれている本作ですが、個人的には割と楽しめました(『極大射程』にはさすがに劣ると思いますが)。
 生粋のスナイパーなはずのスワガーが、時代劇で日本研究をしたり剣道のスパルタ教育を受けたり日米の勝手の違いに戸惑う姿はかなりシュールではありますが、これはこれで、底抜けにタフで抜け目のないヒーロー・スワガーらしさが出ていて悪くないように思えます。
 悪役達にしてやられ、日本国外退去扱いとなってしまうものの、早々にカムバックし、着々と逆襲の準備を整えていくところで上巻は終わり。下巻はいよいよ"吉良邸"でのバトルが始まります!

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[小説]ハバナの男たち(下)

作者:スティーブン・ハンター
邦訳:公手成幸
レーベル:扶桑社ミステリ文庫


 『アール・イン・ハバナ』。後編。
 革命前夜のキューバを舞台にカストロ、カストロを支援するソ連、カストロの暗殺を目論むアメリカ、アメリカの力を借り敵対勢力の弾圧を続けるバティスタ政権、キューバに新たな裏市場を築かんとするギャングたち。いくつもの勢力が入り乱れ、同じ陣営内でも裏切りや駆け引きが横行し、状況はますます混沌としていきます。
 革命前キューバの物騒な雰囲気がたっぷりと感じられ、主人公のアールは相変わらずカッコ良く、何だかんだ言って面白かったのは確かなのですが、それ以上に、「お前、何しに行ったんだよ」感の方が圧倒的に大きかった。アールが受けたミッションが成功してしまうと劇中で歴史が変わってしまうので仕方がないとは思いますが。
 ラストバトルがソ連のエージェント相手ではなく小物二人なのも意表は突かれましたが、それ以上に肩すかし感の方が大。スワガーシリーズでこの話をやる必要が果たしてあったのか、と首を傾げてしまいます。
 それでもしっかり手に汗は握らされてしまったあたり、作者様にしてやられた気分です。

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[小説]ハバナの男たち(上)

作者:スティーブン・ハンター
レーベル:扶桑社ミステリ文庫


 革命前のキューバを舞台に、アメリカの政府とギャング、ソ連などなどの勢力が若き日のカステロを巡って、表に裏に小競り合い。無関係なはずなのにあれよあれよと主人公が厄介事に巻き込まれるのは最早様式美です。

 敵対する相手は捕まえて殴り、切り刻み、風穴をあける。あり得ないほどに残酷で血生臭くはあるのですが、今回の登場人物はいつになく主義・言動がコミカルなところがあり、何故か憎めません。いや、現実に自分や周りがやられたらシャレにならないことばかりなのですが。

 これまでのシリーズと違い、カストロ、ヘミングウェイと、実在の人物が登場していますが、どちらもレジェンド扱いではなく、残念な要素盛り沢山な人間として書かれているあたりが印象的。下巻ではどのように料理されるのか、楽しみです。

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[小説]最も危険な場所(下)

作者:スティーヴン・ハンター
レーベル:扶桑社ミステリー


 上巻の重苦しさとはうってかわり、一部の囚人の協力で辛くも刑務所を脱走したアールと愉快な仲間達による、胸のすくリベンジマッチが開幕します!
 もう悪党共を千切っては投げ、千切っては投げ!!

 その一方でサムは独自に調査を続け、爆殺されそうになりながらも真相に近づき、ティーブズの、そしてサムに依頼を持ちかけた男の、過去と秘密が明らかになっていきます!

 男達の暑苦しく血生臭く、言葉ではなく銃と背中で語り合うその生き様にはしびれるものがありました。

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ラノベもゲームも漫画も
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