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[小説]飛行士たちの話

作者:ロアルド・ダール
レーベル:ハヤカワ文庫
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 第二次世界大戦時の名もなきイギリス空軍パイロットたちの視点で書き出される短編集。各お話とも暗い皮肉やブラックジョークにあふれております。
 全編にわたって散りばめられる幻想的な表現は比喩なのか精神の限界を越えてしまった当事者たちが見た幻覚なのか。
 死ぬときは唐突に訪れ、生き残っても心に深い傷を残す。彼らが戦ったのは、一般市民の犠牲は、一体何のためだったのか? 改めて考えさせられる戦争文学でした。
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[小説]王女マメーリア

作者:ロアルド・ダール
邦訳:田口俊樹
レーベル:ハヤカワ文庫
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 近代のイギリス・アメリカあたりと思われる場所を舞台とした、皮肉のきいたユーモアが印象深い短編集です。
 全体的に容姿端麗な男女には厳しく、見た目残念な人たちには優しい作者様の眼差しを感じます。個人的には『王女と密猟者』が好み。誰もが絶句する醜さって、どんだけブ男なのでしょう。
 短編の名手と呼ばれた方の作品なだけあって、どれも短い中に笑いあり、怖い話あり、どんでん返しあり、とサクッと、かつ盛り沢山に楽しめる内容になっています。

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[小説]マイ・ロスト・シティー

作者:スコット・フィッツジェラルド
邦訳:村上春樹
出版:中央公論新社


 大恐慌の前後10年ほどの間に活動していたアメリカの作家、フィッツジェラルド
 その作品の中から短編6本(最後の一本のみエッセイ)を村上春樹が翻訳したものが収録されています。他、訳者によるフィッツジェラルド解説と、当時フィッツジェラルドに対して行われたインタビュー内容(の翻訳)付き。


 フィッツジェラルド初体験でしたが、アメリカで生まれた作品というのが信じられないくらいに自虐的、内省的な作風に感じられました。
 いずれも登場人物は作者の人生を辿るかの如く絶頂からスタートし下り坂を転げ落ちていきます(前期作品は作者の予感、後期作品は実際にそうなったという点が違いますが)。自分が登場人物のような立場に置かれたら似たような道を歩んでしまいそう。
 こういう作品群を1920年代前半という、ほんの少しの期間だけ大絶賛し、1930年以降は冷たくスルーした当時のアメリカ国民の心理の方にも何だか興味がわいてきます。

 爽快感はゼロ(そもそもそういう類の作品ではないので当たり前ですが)。哲学的なんだけど妙な親近感を何故か感じてしまう。そんな印象です。

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[小説]サキ短編集

作者:サキ
邦訳:中村能三
レーベル:新潮文庫


 イギリス人作家による、ブラックユーモアに富む一話数ページの読みやすい短編集。

 短い中にクスリと笑える話の中、ヒヤリとしてしまうちょっと怖い要素・・・人間なら誰もが抱えていそうな"マヌケさ"、が掘り出されていたように思えます。

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[小説]隣の家の少女

作者:ジャック・ケッチャム
レーベル:扶桑社ミステリー


 ある日、川縁で遊んでいた主人公は一人の少女と出会う。こいつは恋の予感!?・・・・・・と思わせておいて、その少女が約400頁にわたって延々と拷問され続けてしまうお話。

 大半の登場人物はどこまでもクズ。でなければ無力。
 ラストに主人公がちょっとした仕返しを果たすものの、それは少女が受けた恐怖と苦痛と絶望に比べれば微々たるもの。
 救いが殆どなく、読めば読むほど絶望的な気分になります。

 何よりも救いがないのは、この話が現実で起きた事件を元にしているらしいということ。
 せめて作者の妄想100%な話であってほしかった。

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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