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[小説]断章のグリムIII - 人魚姫・上 -

作者:甲田学人
イラスト:三日月かける
レーベル:電撃文庫


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"泡禍"解決の要請を受け、蒼衣、雪乃らは
神狩屋がかつて生活していたことがあるという
海辺の町を訪れた。
そこには過去に例をみないほどの規模で
"泡禍"の匂いが漂っていた。
============================================


今度のお題は「人魚姫」。
八百比丘尼などの他の人魚伝説ではなく
アンデルセンの童話に出てくるものがメインです。

このエピソードのゲストキャラは
既に故人となっている神狩屋の婚約者の妹、海部野知恵。
過去のトラウマから潔癖症となっている少女です。

潔癖症である彼女はいつも執拗に石鹸や洗剤で手を洗い続け、
母親が食器を洗うのにも大量の洗剤で洗うことを要求します。
その結果、彼女ら一家が住む家の周りの側溝には
ぶくぶくと泡が溢れている有様です。
(どんだけ使ってるんだ!?)

泡。泡は液体が関係するあちこちで見ることができます。
石鹸、洗剤、炭酸、アルコール類、プールや海、川、etc...

そんな日常にあふれる"泡"が凶器(というか狂気)となって
襲い掛かってきたら・・・?

凄惨なシーンで幕を閉じるこの上巻。
下巻ではどんな救いのない結末が待ち構えているのでしょうか?
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ジャンル: 音楽

タグ: ライトノベル 電撃文庫 甲田学人 三日月かける 断章のグリム

[小説]タザリア王国物語 - 影の皇子 -

作者:スズキヒサシ
イラスト:あづみ冬留
レーベル:電撃文庫


正統派な戦記ファンタジーで、
素直に物語の世界に入っていける作品です。
物語はバルダ大陸という、超古代文明崩壊後に
二千年をかけて復興した小国家が乱立する
大陸を舞台に語られます。

一年以上前に出版された作品ですが、
「リネア様、という人物が凄いらしい」という
噂に惹かれて読んでみました。

結論:「リネア様」です。
10年くらい経って、この作品のことを誰かが
思い出すとき、真っ先に思い浮かべるのは
主人公のジグリットでもなく、物語でもなく、
タイトルにもあるタザリア王国の王女、リネア様なのでしょう。
話の中に「暴君山脈」という険しい山々が登場するのですが、
そんな只の地形なんか霞んでしまうほどの
暴れぶりです(主にジグリットに対して。陰湿に)。

西にジグリットと仲良くなるものがあれば
再起不能になる怪我を負わせ、
東にジグリットが想いを馳せる故郷があれば
焼き払う。

無理やりカテゴライズすれば"ツンデレ"に
分類されることになると思いますが、
"デレ"の部分が顔を出すのは殆ど彼女一人きりのときだけ。
ジグリットと二人きりのときはかえって
"ツン"の部分が増強される規格外のツンデレです。
様をつけずにその名を書く気にはどうしてもなれません。

そんなリネア様の影に埋もれがちですが、
本編の方も十分以上に楽しめました。
同じ電撃文庫から出ている「空の鐘の響く惑星で」シリーズが
好きな方でしたら高確率で楽しめると思われます。

ただ、こちらの方が主人公に人間臭さがあります。
終盤の彼の決断は見ものです。
それすらもその後のリネア様の描写の前には
存在感を薄れさせてしまうのですが。。。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 スズキヒサシ あづみ冬留 タザリア王国物語

[ゲーム]うみねこのなく頃に

製作:07th Expansion


「ひぐらしのなく頃に」はどれも未プレイなのに
買ってしまいました。
選択肢なしのサウンドノベルです。

正直な話、志方あきこが歌うテーマ曲だけでも
大満足なのですが、中身の方も・・・圧倒されました。

当主、金蔵が一代にして巨万の富を築きあげた
右代宮(うしろのみや)家。
右代宮家は年に一度、当主と長男一家が島ごと
所有して住んでいる孤島の屋敷で親族会議を
行っており、そこに主人公ら一族と使用人の計18名が
集まります。

親族会議の裏には莫大な遺産相続の影がちらつき、
そして島には台風の足音が。

・・・と、舞台としてはミステリと名のつくものの
定番とも言える設定。
孤島。屋敷。遺産。台風で島は脱出不可能、です。

"魔女"を称する何者かによって次々と
"生贄"にされていく登場人物たち。
最初の事件が起きる時点でやめておくつもりが
いつの間にか最後まで読みきってしまいました。
ひぐらし未プレイの自分ですら
凄まじい吸引力で惹きつけられた物語でした。

正直自分には真犯人どころか殺害方法すらも
わかりません。
ケースの裏に書かれた
「貴方に問うのは犯人ではない。果たして推理は可か不可か。」
という一文。
これの意味するところは、一体何なのでしょうか?

と言いつつ、個人的には
「右代宮金蔵とその一族のネーミングセンス」と
「設定年齢9歳の某登場人物は本当に9歳か?」
(老婆を除く他のどの女性キャラより老けてみえる。。。)
という二つの謎の方がより大きかったりします。。

テーマ: うみねこのなく頃に
ジャンル: ゲーム

タグ: 同人 うみねこのなく頃に

[漫画]ディエンビエンフー1、2

作者:西島大介


ベトナム戦争を舞台にした漫画です。
主人公はアメリカの陸軍機関紙のカメラマン。
ヒロインは「お姫さま」と呼ばれる
南ベトナム解放民族戦線のゲリラの一員。

本屋の試し読みコーナーで読んだのがきっかけ。
冒頭に出てくる、道端に転がった
固く握り合う二つの手首にちょっとした衝撃を
受けて買ってしまいました。

この本はフィクションです。
そして、この本は漫画です。
漫画なので漫画のように人が死んでいきます。

でも、僕が中学の頃に学校の図書室で読んでしまった
「The War」という戦争の惨状を撮った写真誌の
中にあった兵士や民間人の死体は、
これが人間だったとは思えない、
やっぱり漫画のようにすら思えるものでした。

作者のシンプルで可愛らしい絵柄が、
逆にそんな戦争の無機質な残酷さを
際立たせているように思えます。

テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 西島大介 ディエンビエンフー

[小説]断章のグリムII - ヘンゼルとグレーテル -

作者:甲田学人
イラスト:三日月かける
レーベル:電撃文庫


白野蒼衣は予言を受ける。
<グランギニョルの索引ひき>と名づけられしものの予言を。
人食いの物語[ヘンゼルとグレーテル]の予言を。

甲田学人が贈る漆黒のメルヘン第二弾。

今作のモチーフは「ヘンゼルとグレーテル」。

このシリーズの醍醐味は
・物語の結末はモチーフとなった童話と
 どんな悪趣味な符合をもって語られるか?
・ゲストに待ち受ける(恐らく悲劇的な)結末とは?

この二点にあると思います。


そしてこの巻のゲストキャラは
ヒロインのクラスメートで委員長。
「媛沢遥火」。
彼女はどんな形で"神の悪夢"に飲み込まれて
いくのでしょうか?


バッドエンドしかないゲームをプレイし続けているような、
そんな退廃的な空気にあふれているのに読んでしまう。

これもまた、"怖いもの見たさ"の一種なのでしょうか。


テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 甲田学人 三日月かける 断章のグリム

[小説]断章のグリムI - 灰かぶり -

作者:甲田学人
イラスト:三日月かける
レーベル:電撃文庫


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普通であることが信条の白野蒼衣と、
過去を引きずりつつ戦う時槻雪乃。
人間の狂気が生み出した灰かぶり(シンデレラ)の
悪夢の中で出会った二人が辿る物語とは!?
鬼才が贈る幻想新奇譚。
===============================================

一年以上前に出た作品なのですが、
今更ながら惹かれるものがあったので読んでみました。

童話を題材にしたメルヘンでホラーな世界観、
(舞台そのものは学校があったりと現実と
ほとんど同じ設定ですが)
トラウマを起爆剤にした特殊能力、
映像化はしてほしくないけどある種の美しさが
漂う描写が自分には印象的でした。

そしてラストの
"王子様が靴をもってシンデレラの下に現れる"シーン。
残酷な場面なのですが、泣けました。
そこで起きている出来事と、
モチーフとなっている物語が歪にも思える形で
シンクロする演出にどうも自分は弱いようです。

この作者の過去作品「Missing」シリーズは
ちょっと肌に合わなくて敬遠してしまって
いたのですが、この「断章のグリム」シリーズは
これからも続編を読んでいきたい気がします!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 甲田学人 三日月かける 断章のグリム

[映画]CLANNAD

原作:Key / ビジュアルアーツ
監督:出崎統
脚本:中村誠
キャラクターデザイン:門之園恵美
アニメーション制作:東映アニメーション


3年前に「Key」というメーカーが製作したゲーム「CLANNAD
の劇場版です。

普通にプレイしたら全クリアに数十時間は
かかる話を1時間45分に圧縮できるものなのか!?
と思っていましたが、ホントに圧縮されてました。
ベースとなっているのは原作の渚シナリオ~AfterStoryの中盤過ぎまで。

一部ヒロインはモブキャラだったり立ち位置が
変わっていたり登場すらしなかったりと
哀しい扱いになっています。。。

個人的には
「春原と秋夫がいくら何でも壊れ過ぎじゃね?」とか
「**とXXがあっさり和解し過ぎじゃね?」とか
「俺の好きなシーンや台詞が軒並みカットされてる!?(ToT)」とか、
「幻想世界の扱いが・・・!(ToT)」とか、
ちょっと不満の残る内容でしたが、
上映終了後大きな拍手が起きた(映画なのに!?)ところを
みると誰にとってもそうだったというわけではないようです。

10月にはTBSでアニメ放送も始まるというCLANNAD
劇場版のテーマ曲「だんご大家族」は
結構好みな曲でしたが
こちらのEDテーマとなっているのも「だんご大家族」。
作編曲者を見る限りでは違う曲になるようです。
どんな曲なのか…無茶苦茶気になります。

テーマ: アニメ
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: key CLANNAD

[CD]たぶん青春

歌:茶太
作詞:茶太
作編曲:ぺーじゅん、bassy
サークル:ウサギキノコ


夏のコミケで出たウサギキノコの新作です。
全6曲。
どの曲もそれぞれ毛色が異なり個性的です。

1曲目「ぼく」
このミニアルバム中、個人的に最も好きな曲。
疾走感といい感じの脱力感が同時に味わえるのは
茶太さんの歌声ならではな気がします。

2曲目「一夜漬け」
遊び感覚にあふれる曲です。
テンションの高いピアノと
中間のハワイっぽい匂いのする弦楽器
茶太さんボイスの波状攻撃には
どんなにイッパイイッパイの状態からでも
だらけてきてしまうこと請け合いです。

3曲目「たぶん青春」
表題曲。タイトル通りに青春ぽい爽やかさと
ノスタルジックな空気が入り混じった歌です。
聴いててついつい口ずさんでみたくなります。

4曲目「自己嫌悪」
スガシカオ。全力でスガシカオな気がします。
初めて聴いたときは茶太さんが
スガシカオの曲をカバーしたのかと本気で思いました。
作曲者の方はスガシカオの大ファンであることに
ジュース三本くらいなら賭けてもいいかなと。

5曲目「ひとつだけ」
ギターとベース(多分)のクールな出だしが
印象的な一曲です。
「それでも僕らは生きていく」といった感じの
後ろ向きで前向きな歌です。

6曲目「きみ」
タイトルからすると1曲目と対になっているのでしょうか。
中くらい~速めのテンポが多かったそれまでの
曲とうってかわり、
スローテンポ+演奏はギターのみの構成。
シンプルにしっとりとまとまった歌です。


アニメやゲーム主題歌での活躍が目立ち始めた
茶太さんですが、一ファンとしては
これからもこんな風に同人でも作品を
発表し続けてほしいと、図々しくも願ってしまいました。

テーマ: お気に入り&好きな音楽
ジャンル: 音楽

タグ: 音楽 同人 茶太 ウサギキノコ

[小説]鳥籠荘の今日も眠たい住人たち3

作者:壁井ユカコ
イラスト:テクノサマタ
レーベル:電撃文庫


--- <鳥籠荘>に棲みついたちょっとおかしな住人たちの、
ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常をつづる物語第3弾。---

ホラー&ミステリィ、と作品概要で書かれていますが、
とりあえずそういうものは脇に置いておいて、
衛藤キズナ、浅井有生、井上由起の三人が
繰り広げる少女漫画っぽいラブコメを
まったり味わう方が楽しめる気がします。

謎の殺人事件も、
正体不明の管理人も、
犬なおまわりさんも、
白い少年も、
(いい意味で)それらを彩る
小洒落た飾りのように思えます。

まったりしつつもそれぞれの人間関係に
微妙な進展を見せつつ、やっぱりまだまだ
まったり~、と続きそうな気配です。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 壁井ユカコ テクノサマタ 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち

[CD]うたたね

歌:茶太
作詞:明音、littlelittle
作編曲:littlelittle、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FND


アニメ「ぽてまよ」のEDテーマとのことです。
アニメの方は観ていないのですが、
茶太さんの作品ということでゲット。
(こんなんばっかです)

「うたたね」、カップリングの「まどろみ」共に
曲名通りの穏やかな曲です。
穏やか過ぎて始めのうちは退屈な印象すら受けるのですが、
サビの手前に来る頃には「これはこれでアリ!」
となりました。

ヘッドホンでガンガンに音をたてて聴くよりは
部屋の中でBGM代わりに聴く方が合ってそうな、
そんな疲れない歌です。

テーマ: お気に入り&好きな音楽
ジャンル: 音楽

タグ: 音楽 茶太

[小説]インシテミル

作者:米澤穂信
表紙絵:西島大介
出版:文藝春秋


タイトルは直訳すると「殴り合いの扇動」?

「古典部」「小市民」シリーズなどの米澤穂信の新作(2007/9/4現在)です!

米澤穂信というと、「人が死なない日常ミステリ」を書く人、
というイメージがあるのですが、
「犬はどこだ」やこの「インシテミル」を
読む限りでは、それはたまたまなようです。

とはいえ、どこか浮世離れしている一方で
男主人公は逆立ちしてもかなわないダークサイドをもつヒロイン、
妙に冷めていて、頭はいいけど目立ちたくないから
それを隠そうとする主人公。
この辺の人物作りはやっぱり米澤作品を
読んでいる、という気分になります。


物語は「時給1,120「百」円!」という冗談みたいなバイト代に興味をひかれ、
半信半疑でやってきた学生を中心とする12人の男女が
とある奥地の「実験施設」に集められるところから始まります。

そして示唆される殺人ゲーム。
冷静にルールを把握して考えれば、わざわざ殺しあう
必要もない「実験」。
しかしそれにトリガーを引く者が現れます。

"密室が作れない"状況の中、第二、第三の殺人。
果たして犯人は?その手段は?

ミステリと名のつくものには一見ありがちなシチュエーション
+皮肉たっっぷりなスパイスをきかせた演出。
翌日に仕事があるのも忘れて
深夜まで読みふけってしまいました。

悪趣味な小説。
本当に悪趣味な小説。
後味もお世辞にもいいとは言えません。
でも・・・そこが素敵!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 米澤穂信 西島大介 文藝春秋 インシテミル

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
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そんな奴です。

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