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[小説]千の剣の舞う空に

作者:岡本タクヤ
イラスト:柏餅よもぎ
レーベル:ファミ通文庫


交通事故により、誰よりも強くなるという夢を
絶たれることになった主人公、速見真一。
失意の彼が次に見つけた目標は、
オンラインRPG「サウザンドソード」で
世界最強になることでした



・・・ってオイオイ(^^;

と苦笑いしながら始めのうちは読んでいたのですが、
パートナー・アスミと共に最初から最後まで
それを貫こうとする主人公を見ているうちに、
なんだかんだ言いつつそれを応援してしまっている
自分がおりました。

主人公とヒロイン、真山明日美(+タカヒロとアスミ)
の友情(これは多分、友情なんだと思います)の他にも、
廃人を極めた最強プレーヤー「闇」を始め、
作中のネット世界に登場する他プレーヤーなど
文字通りに顔が見えない人たちにも
「いるよな~、こういう奴w」と
思わせる妙にリアルな個性があったりと、
ところどころで小さく楽しませてくれる要素が
ありました。

かぶりつくように、ではなく
ノンビリ~まったり~、と楽しめる作品。

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[CD]リフレクティア

作詞:riya
作編曲:菊池創
レーベル:Lantis


動詞動詞目的語のリズムで流れる
サビの歌詞と曲と歌声がとても素敵な
リフレクティア」。

誰かが誰かにそっと語りかけるような、
優しく(そしてちょっと物寂しく)ささやくような
「elekto」。

大仰なオビの文句にも負けない
青空の下を駆け抜けるような爽やかな
シングルです。

ああもう、大好きだっ!

テーマ: お気に入り&好きな音楽
ジャンル: 音楽

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[小説]生徒会の一存

作者:葵せきな
イラスト:狗神煌
レーベル:富士見ファンタジア文庫


ひたすら生徒会の面々が
生徒会室で駄弁り続けるバカ小説・・・
という噂を聞いて読んでみたのですが、

ホンッとにそのとおりでした!!

人気投票で生徒会メンバーが決まる、という
変わった制度をもつ碧陽学園。
成績による特別枠で生徒会入りし、
「美少女ハーレムを作る!」と公言する
主人公の杉崎鍵と
会長以下4人の少女が
代わる代わるボケ倒しツッコミ倒し続けます。

正直、主人公が抱える「それなんてギャルゲ?」な
過去はかな~りどうでもいい要素なように思えます。
そんな設定はさっさとスルーして
最初から最後まで延々と行われる
バカトークを愛で続けるのが
この小説の正しい楽しみ方なように思えます。

世の中には色んなバカ小説(ほめ言葉)が存在するんだなぁ、と
感心させられた一冊でした。

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[小説]コンスタンティノープルの陥落

作者:塩野七生
レーベル:新潮文庫


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わたしがあなたから欲しいと思うものは、
ただひとつ。

あの街をください

この一言でコンスタンティノープルの運命は決まった

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当ブログの基本テーマである"二次元"からは
ちょっと外れるのですが、上で引用した台詞に
非常に熱いものを感じたのでこちらに
感想を書いてしまいます。

時は15世紀。
日本は室町。
西欧ではルネサンス文化が華開いていた時代。

1000年以上にも渡って続いた一つの国、一つの時代が
終わりを迎えようとしていました。

この作品は急速に力を伸ばすオスマン帝国に圧迫され、
残す領土は首都周辺の他、いくつかの小さな島のみとなった
ビザンチン帝国の首都、コンスタンティノープル
(現在のイスタンブール)で行われた
最後の戦いを中心としたお話です。

第一章と第二章では
簡単な時代背景と主要人物の紹介。
第三章から最終章では
コンスタンティノープルがオスマン帝国に
陥落させられるまでの出来事を。
エピローグでは
主要人物ら"現場証人"たちのその後が語られます。

国王、スルタン、側近、小姓、自治区の長、
艦長、医師、商人、学生、傭兵、etc...

ビザンチン側、オスマン側それぞれの陣営で
異なる立場の視点から話が進んでいくお陰か、
・老朽化したビザンチン帝国、
・先代と後継者の方針の違いに揺れるオスマン帝国、
・キリスト教国としての立場と利害に挟まれる
 ヴェネツィア、ジェノバを始めとしたイタリア都市国家、
・東西キリスト教合同の理想に燃えるキリスト教関係者と
 それに反対するギリシア人たち
などなど、
どちらかというと一方通行な印象を受ける世界史の教科書などよりも
鮮明に多角的に当時の状況や価値観を
垣間見ることができたように思えます。

その登場人物たちの中でもとりわけ
印象が強かったのは二人。

一人はオスマン帝国の属国となっていた
セルビアの騎兵隊長ミハイロヴィッチ。
弱小国側の人間の宿命を象徴するかのような
いじめられっぷりと
コンスタンティノープル陥落後の、
亡国の戦士としての後半生は数奇過ぎて
むしろ天晴と言うしかありません。

そしてもう一人はオスマン帝国のスルタン(いわゆる皇帝)
マホメッド二世。

若干21歳。
細身。
王の椅子につくまでの陰鬱な道程。
異常なまでの征服欲。
冷静沈着&用意周到。
でも必要とあれば大胆奇抜な手もうつ。
徹底的な独裁&恐怖政治。
丁寧口調。
そして誰にも心を開かない。

ラノベやRPGのラスボスたちが皆ただのヘタレに
見えてしまいそうなくらいの魔王っぷりです。

やはり歴史に名を残す人物たちは
本当にキャラが立っていると思います。

作者の塩野さんは「ローマ人の物語」シリーズが
有名かと思いますが、こちらはそれほど長くはなく、
250ページほどの文庫本一冊で完結しています。

舞台の一部にロードス島が登場したりと、
歴史好きにも中世好きにもファンタジー好きにも
オススメできる読みやすい一冊です。

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タグ: 新潮文庫 歴史 塩野七生 コンスタンティノープル

[ゲーム]Xenogears

発売元:スクウェア(スクエニに非ず)
発売日:1998.02.11


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わたしとゼプツェンが、
おまえたちの『死』を運ぶ
黒い翼になってやる!!

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祝、発売10周年ということで。
都内某所で行われた10周年記念の同人イベントも
覗きに行ってしまいました。

「Xenogears」というのは10年前にスクウェアから
発売されたRPGです。

複雑に絡まりあった伏線、
その中に垣間見える過去現在の登場人物たちの想い、
盛り上げるところは徹底的に盛り上げる熱い展開、
そしてハマり過ぎるBGM。

同時期に一大ムーブメントを起こしていた
「エヴァンゲリオン」や
やはりほぼ同時期にセガサターンで発売された
ゼノギアスと同様にドット絵+3DフィールドのRPG
「グランディア」と比較されたり叩かれたり、
その他にも"紙芝居"とか"バベル"とか"缶詰"とか
いろいろ物議を醸したりもしていましたが、

ストーリー+演出に関しては
神領域に達していたと思います。

ゼプツェン vs アハツェン、
ソラリス突入、
シタンの暗躍、
バルトとマルーの絆、
ソフィアの特攻、
描きかけの肖像画、
ラムサスの苦悩、
イド、グラーフとの和解と統合、
カレルレンとの別れ、etc...

久々にニコニコのゼノギアス動画を観ていたら
涙が出てきそうになりました。

BGMも凄まじいです。
「飛翔」や「風が呼ぶ、蒼穹のシェバト」など、
惚れた曲を一つ一つ挙げていたらキリがありません。

「チョコボと不思議なダンジョン」に付いていた
体験版をプレイしたあの瞬間からずっと虜です。
10年経ってもこのゲームが好きだという気持ちは
これっぽっちも色あせません。
多分、これから先もずっと自分の中の
「RPG:ストーリー、演出、音楽部門」の
1位であり続けるのだろうと思います。

これがPS3とかでリメイクされたりすることがもしあったら、、、
そのためだけにハードを買っても惜しくはありません。。。

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ジャンル: ゲーム

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[小説]ラッキーチャンス!2

作者:有沢まみず
イラスト:QP:flapper
レーベル:電撃文庫


1巻と同様、サクっと読んで楽しめる
いい意味で軽量級な一冊でした!

厄病神から転職したてのLv.1な福の神、キチと
日本最強とも言われる霊能力をもちつつも
生来の運の悪さで貧乏生活まっしぐらな少年・雅人の
二人を中心としたドタバタラブコメです。

新キャラが三人ほど登場しましたが、
やはり、インパクトが強かったのは
少女二人よりもまずヒロインの兄、二ノ宮速彦
になると思います。

シスコン変態兄貴キャラは数あれど、
そららに埋もれることのない、変態っぷりです。
バーサークモードに入ったときのトび具合は
かなり危険な領域です。

定番ネタだからこそ楽しめる安心感が
このシリーズにはあると思います。

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タグ: ライトノベル 電撃文庫 有沢まみず QP:flapper ラッキーチャンス!

[小説]ロミオの災難

作者:来楽零
イラスト:さくや朔日
レーベル:電撃文庫


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何がなんでも劇を終わらせるんだ。
どんなにむちゃくちゃでも、
いくら物語をねじ曲げてでも、
幕が下りるまでは演じ続ける。

これは僕たちの『ロミオとジュリエット』だ。

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とても素敵な小説でした!

作者の方の前の作品「哀しみキメラ」の方は
ちょっと自分には合わなかったのですが、
こちらガッツンときました。

それぞれに想い人がいたりいなかったりする
一年生ばかりの5人で構成される演劇部の面々が
主役です。

文化祭での演目を探していた矢先に
偶然に偶然が重なって見つかった台本。
『ロミオとジュリエット』を小人数用に
アレンジした曰くつきのそれに
登場人物を演じるそれぞれの名前を書き記したとき、
彼らの中に"何か"が入りこんできて・・・。

というお話。
「え!?そんなんで片付いちゃうの!?」と
肩透かしをくらうところや
説得力が何となく弱い気がしなくもないところも
あったのですが、そんなものは
どうでもよくなる魅力がありました。

エゴとか良識とか嫉妬とか好意とか好奇心とか無防備さとか、
微妙に達観気味でもやっぱり高校生な
登場人物たちの様々な感情や思惑が
実にいいバランスで散りばめられて
いたように思えます。

劇の終盤の展開なんかは
そんじょそこらのRPGのラスボス戦などよりも
遥かに緊迫した空気がビシビシ伝わってきて
思わず観客の一人になったかのように
手に汗を握ってしまいました。

さすがにこの終わり方で続編は無いと思いますが、
この方のこれからの作品は、
是非是非追いかけてみたいです。

同じ電撃文庫の「さよならピアノソナタ」などが
好きな方なら、きっと楽しめるんじゃないかと思います。

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[CD]さびしんぼう。

歌:茶太
作詞:茶太、嶋村幸
作編曲:ペーじゅん、嶋村幸
サークル:ウサギキノコ


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ひとりといっぴき
さびしんぼう

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サークル・ウサギキノコの冬コミ新作です。
(もう一ヶ月以上経過してますが・・・(^^;)
優しい優しい哀しい一枚。
猫猫猫の全三曲(off vocal除く)です。

Tr.1「さびしんぼう。」
・・・自分も、ニクキュウでふみふみされたいです。

そんな妄想が浮かんでしまうほどの
猫愛が木琴調のリズムに乗って
あふれかえっております。

Tr.2「ねんまつのうた」
NHKの「ゆく年くる年」とはまた別な雰囲気で
年の変わり目を感じさせてくれる曲調です。
冬コミでちゃんとゲットして
これを聴きつつ年を越したかった、とか
思ってしまいました。
これもよく聴いてみると猫に語りかけている
歌なんですよね。

Tr.3「- -」
顔文字でもタイトルなしでもなく、これが曲名。
歌詞も書かれていないのですが、
よくよく聴いてみると、Tr.1と対にもなる
歌であるように思えます。
このタイトルになったのも何となく納得できるといいますか。

こちらも思わず目を細めてしまういい曲。暖かい曲、です。

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[小説]バカとテストと召喚獣3.5

作者:井上堅二
イラスト:葉賀ユイ
レーベル:ファミ通文庫


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・・・永遠の友情と劣情を
その水着に誓う

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タイトルそのままにおバカなノリで
突き進むバカシリーズの4冊目は短編集です。

このシリーズを構成する要素である
「バカ」「テスト」「召喚獣」のうち
テストと召喚獣はそっちのけで
これまで以上にバカ方向に偏った
内容になっております。

見た目も生み出すものも生物兵器化していく姫路瑞希。
ますます彼氏を尻に敷く・・・否、敷き潰していく霧島翔子。
とうとう女性陣からも女として見られ始めた木下秀吉。
この巻ではひたすら嫉妬しまくっていたような
気がする島田美波などなど、
ヒロインたちがどんどんおかしな方向に
壊れて行っている気がします。
そこが素敵なのですが。

あとがきの
「秀吉は男の子なのに上を着ていないとイラスト化が
困難であるという特性を持っています」
には思わず吹いてしまいました。
たぶんRPGとかなら男性専用の装備品も
女性専用の装備品も身に付けられるキャラですね。
巻頭の漫画での寝起き秀吉は大変に
凶悪でございました。。。

「この作者・・・わかってるぜ」と
遠い目をしたくなるくらいに
読者の期待に応えつつ更に半歩踏み出した
ネタを突き出してくれた一冊。
章間のバカテストがネタ切れの様相を
呈してきたように思えるのが少し心配ですが、
まだまだ、まだまだバカまっしぐらで
行って欲しいシリーズです。

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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