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SF (15)
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[小説]とらドラ9!



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あれは、逢坂大河。

同じクラス。偶然の隣人。人呼んで手乗りタイガー。
わがまま。横暴。傍若無人。金持ちお嬢。
捨てられ子。ドジ。適当。おおざっぱ。

でも繊細。壊れやすくて、扱い注意。
行方知れずの紙飛行機みたいに孤独。

あれが、逢坂大河。

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前の巻でそれぞれの登場人物の本音が見えてきた上に
「手乗りタイガー」と周囲から恐れられている少女、逢坂大河の
まさかの本音を偶然に聞いてしまった主人公、高須竜児は
聞かなかったことにしようと必死に自身に言い聞かせるも
やっぱりこれまでのようには接することができず…、
というこれまでの本シリーズらしからぬ
もどかしいノリでスタートします。

いつもと変わらぬおバカなノリながらも
何だかんだ言いつつ前へ進んでいるように見える友人たち。
自分の将来。
大河の未来。
ズレが大きくなってきた自分と親の望むもの。

受験、卒業が近づく中、
これまでは表面化していなかった様々な悩み、問題が
竜児を襲います。

作者の前シリーズ「わたしたちの田村くん」なら
もうEDが見え始めるような勢いで
次々と各キャラどうしで伏線の回収と
気持ちの決着がついていき、もうこのまま最終巻になったとしても
つい納得してしまいそうな急展開目白押しでした。


そして、そして、ラスト5ページ。
前巻のラストですら大したことがないように思える
「え…この作品って実はk○yの次回作?」
と逃避したくなるような衝撃のラスト。

9巻もシリーズを重ねてきてやっとかよ!
と叫びたくなるようにゆっくりと、
二人が互いに歩み寄りかけた矢先なだけに、
10巻ではどうなるのか。とても心配です。
先が読みたい!でも読みたくない!!

あとがきの方は相変わらずの自嘲的な作者の近況報告
(これもこの方の作品の魅力の一つのような気もしますが)
に終始しており、今後の展開には特に触れられていませんでしたが
もういつ最終巻になってもおかしくない状態です…。
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タグ: ライトノベル 電撃文庫 竹宮ゆゆこ ヤス とらドラ!

[小説]女帝・竜鳳院麟音の初恋2

作者:風見周
イラスト:水月悠
レーベル:一迅社文庫


あいも変わらず女性の胸が全てな変態主人公、月見里悠太。

苦しいときも楽しいときも
それは変わらないはずなのに、
好みとは正反対の貧乳でロリで暴れ者で恋に恋する
女帝、麟音との絆は段々と深くなっていき、

その一方でおっぱい基準で行動していただけなのに
ナイスバディな生徒会長からは妙な方向に誤解されて
言い寄られたりと、

主人公の言動と返ってくる結果がことごとく逆、という
あたりに何やらニヤニヤしてしまうものがあります。

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タグ: ライトノベル 一迅社文庫 風見周 水月悠 女帝・龍鳳院麟音の初恋

[小説]やってきたよ、ドルイドさん

作者:志瑞祐
イラスト:絶叫
レーベル:MF文庫J


コメディ系百合小説?と思わせておいて
終盤は熱血少年漫画風!な作品です。

動物や自然と心を通わせ、誓約により力を得る
ドルイド少女、シャレイリアと
世話焼き気質な委員長、白川夏穂の二人を
中心とするラブコメ(どっちも女の子ですが)です。

「はちみつとクローバー」の花本はぐみと、
「とらドラ!」の逢坂大河を足して2で割ったような
外見+性格な上に日本アニメ大好き、という
ヒロイン(?)のシャレイリアも素敵なのですが、
それ以上に主人公(?)の白川夏穂がいい味出してました。

基本的にはシャレイリアを始めとした周囲の暴走を止める
しっかり者なツッコミ役なのですが時々シャレイリアに萌えて
妄想を始めたり女同士なのにドキドキしてみたり
(少なくともこの巻では登場していない)小学生の弟に
ベッタリだったりとゆる~い部分もあったりして、
読んでいて飽きないキャラです。

お見事なアニメ塗り口絵とあとがきイラストを見せてくれた
絵師さまのイラストも含めて続きが出ることを
是非是非期待したい作品、です!

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[小説]彼女は眼鏡HOLIC

作者:上栖綴人
イラスト:トモセシュンサク
レーベル:HJ文庫


主人公→眼鏡
相方の少女→眼鏡
同僚達→眼鏡

身に着けると様々な能力を発揮する特殊な眼鏡「魔鏡」を
めぐって暗躍する裏世界のエージェントたちと
それに巻き込まれる一部の可哀想な一般人の物語?

最初から最後まで極めて真面目に"眼鏡"が物語の中心。
主人公の能力、過去の秘密、性癖、対人感覚、
全てに眼鏡が絡んできます。
何という眼鏡小説!!

そして極め付けにライバルとなる組織のエモノが
"コンタクトレンズ"。

非常にシリアスなのに非常にバカさが漂う素敵な作品です。

"眼鏡と正しく向き合えば、
世界とも正しく向き合えるんですよ"

は名台詞だと思います!!

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[小説]アニスと不機嫌な魔法使い

作者:花房牧生
イラスト:植田亮
レーベル:HJ文庫


「がんばる少女の物語、お届けします」
というオビの売り文句の割にはいまいち
頑張っていないように思える妄想家元気少女のアニスと
ツンデレパパな大魔導士シドの
ファンタジー・ファミリードラマ?

どんなときでも妄想と暴走を忘れないアニスと
どんなときでも悪態を忘れないシドが
お互い空回りし合うやり取りが読んでいて微笑ましかったです。

作中で語られる
生まれつきの才能でほぼ全てが決定される
という魔法の設定は少年少女が読む作品としては
如何なものかと少々考えてしまいましたが、
その辺を補って余りある
分かりやすさと読みやすさをもつ心温まる作品でした。

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[小説]ほうかご百物語3

作者:峰守ひろかず
イラスト:京極しん
レーベル:電撃文庫


純情で頑張り屋なイタチ娘と
色んな意味で自分の気持ちに素直な少年を中心とした
妖怪ドタバタ劇第三弾。

主人公とヒロインのバカップル度
更にアップ、です。

大きく二つの話に分かれており
前半は美術部+生徒会メンバーの温泉旅行。
雪女とその相方な老人をメインにしたエピソード。
後半は妖怪の捕獲を狙う大妖怪が
主人公らの通う学校に現れて・・・というもの。

前半部分は主人公とヒロインの未来を
いい意味で暗示するような、
人と妖怪の間の絆が語られるちょっとイイ話。

後半部分は時間軸を前後させたり
決戦の部分を思い切り端折ったりと
作者が色々実験しているような印象を受けました。

無理に一冊にまとめずに
前半、後半で別々の巻にしても良かったようにも
思えます。

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[小説]ウィザーズ・ブレインVII 天の回廊<上>

作者:三枝零一
イラスト:純桂一
レーベル:電撃文庫


作中の世界に暗い影を落とし続ける"大気制御衛星"。

天候の制御を目的として打ち上げられるも
結果として暴走事故を起こし、
地球上から太陽の光を奪ったそれに
隠された秘密が明かされていくエピソードです。

IV巻以来ずっとご無沙汰だったファンメイとエドの
再登場にはかな~り和まされました。
このシリーズらしい理屈に基づいた
何か納得してしまう流れでの見事な復帰劇です。

今まで相性のいい相手に出会っていなかったせいもあって
それほど強い印象がなかったファンメイですが、
作中最強、とされるディーを圧倒したシーンでは
遅まきながらの面目躍如でした。

そして今回初登場のオッサンキャラ、フェイ。
交渉術では作中随一の頭のキレをもつ真昼と互角、
戦闘では格闘の達人、イルをも上回り
能力を一切持たない普通の人間にも関わらず
物理法則すら操る「魔法士」の殺し方を知り尽くす
恐るべきこの人物が続刊でどう絡んでくるのか
楽しみでなりません。

登場人物が余りにも多くなり過ぎて舞台にいるのに
殆ど出番がないキャラがいたりすることや
妙な方向へのキャラ付けがされつつある
ファンメイやクレアなど、
一部心配になってくる要素もありましたが、
それでも読んでいるライトノベル
最も続きが楽しみなシリーズであることには変わりありません!

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[小説]ラッキーチャンス!4

作者:有沢まみず
イラスト:QP:flapper
レーベル:電撃文庫


五円玉を武器とする「ごえん使い」の少年、雅人と
福の神キチの織り成すほのぼの退魔録?

3巻のときと同様に
キチ、雅人が惚れているお嬢様の二ノ宮良子、ツンデレ退魔師な天草紗代
をそれぞれクローズアップする短編三話(とプロローグ&エピローグ)で
構成されています。

その三話を通して絡んでくるのが初めに登場する占い師による占い。
最初は半信半疑だったくせにしっかりその占いを気にして
振り回される主人公たちのドタバタ喜劇は必読。

怪力であることが判明したりと怪物化してきているお嬢様、二ノ宮良子と
反対にどんどんフツーの女の子化しつつある天草紗代の対比も
かなりの破壊力でした。

やはりこのシリーズがもついい意味で軽いノリには
非常に癒されるものがあります。

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タグ: ライトノベル 電撃文庫 有沢まみず QP:flapper ラッキーチャンス!

[VOCALOID 歌ってみた]Dolls (by 630)

歌:630(ろみお)
作詞作曲:RozenkreuzP



最近聴いたニコニコ動画の「歌ってみた」シリーズで
最も虜にされた歌。

原曲も神懸かっていると思うのですが
歌い手様の声も素晴らしいものがおります。

ちょっと気だるげ+綺麗な高音+原曲の素敵な部分はきっちり再現、と
動画再生数とは見事なまでに一致していない魅力溢れる作品です。
Liaの歌とか歌ったら凄くハマりそう。

この歌い手様の他の作品としては
Dog Day Afternoon
空の彼方
Vision

なんかも思わず聴き入ってしまうものがありました!!

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[小説]AURA ~魔竜院光牙 最後の闘い~

作者:田中ロミオ
イラスト:mebae
レーベル:ガガガ文庫


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一度だけ。
最後に、一度だけ。

"闘って"みてもいいだろう。
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イタそうなサブタイトルにイタそうなプロローグ。

そこでこの本を読むことを止めてはいけません。

中学時代、趣味が高じ過ぎてイタ過ぎる言動を取り続けたために
イジめられた過去をもつ高校一年生、佐藤一郎。

心機一転、"普通人"として再スタートをきろうとする
彼の前に会ったのは過去の彼に負けず劣らず
イタい少女、佐藤良子(とクラスメートの約半数)でした。

クラス内の力関係やイジメ、
教師・親という大人=外野の見方や立ち位置の描写が
妙に生々しく、学生時代はそれなりに楽しく過ごせたつもりでいても
結構胃にくるものを感じます。

それだけにヒロインを助けるためにあえて
過去を解放して恥を晒しつつ爆(暴)走する主人公の
何だかんだ言って真っ直ぐな姿勢がカッコ良かった。

同作者の「人類は衰退しました」シリーズとは似ても似つかない
作風なこの作品。
どちらかと言うと、こちらの方が好みかもしれません。

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[小説]L - 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説

作者:坂照鉄平
イラスト:水城葵
レーベル:富士見ファンタジア文庫


ヘタレで知力体力ルックス趣味は全て平均(もしくはちょっと下)、
もしくは何でもできる完璧超人のどちらかが多い気がする
ラノベの主人公には珍しく、
ヘタレだけどイケメンで女性経験豊富で嘘をつくのが大得意な
主人公、バーン・フラットランド。

裏切った同胞を追って人里に降りてきた"息吹"と呼ばれる
強大な力を操る"竜徒"の少女アーティアと遭遇して巻き込まれた
ドタバタの結果、嘘をつくと炎を吐き出す身体になってしまいます。

内心のビビリを抑え込みつつ計算づくで嘘を並べるバーン、
何事にもド直球なアーティア、
サブヒロイン的な位置づけかと思いきや…暗い裏があるなカロリア。
敵役な側では
アーティアへの力の誇示に異常に執着する男、ブランディン、
金とそこから掘り出される力を駆使するシム、
アーティア以上の単純体力バカなグラムフェンサーズ。

双方に対称的なタイプの性格・立位置にあるキャラが揃い
綺麗にそれぞれの役割を果たしている感じで
気持ちよく読み進めることができました。

続刊が既に出ているようなので、そちらも楽しみです。

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タグ: ライトノベル 富士見ファンタジア文庫 坂照鉄平 水城葵

[小説]ラノベ部

作者:平坂読
イラスト:よう太
レーベル:MF文庫J


最初から最後までひたすらマッタリな日常系小説?
事件らしい事件も起きずに殆ど会話だけで終始するものでは
他に「生徒会の一存」などがあると思いますが
激しいボケツッコミも無い分更にまったりです。

これと言って入りたい部活が無かったものの
国語の成績を良くしたいかも、などと考えて
「軽小説部」なる部に入ってしまった
高校一年生、物部文香。

ラノベ大好きな他の部員と交流していくうち、
ライトノベルという言葉すら知らなかった文香も
次第にその面白さにハマっていきます。

約一名、「フィギュア以外の三次元に興味はない」と言い放つ
猛者がいたりしますが、登場人物はほぼラノベが大好きなだけで
フツーに一般小説も読むし他の人とも交流するし
格好も人並み程度に気を使うし一般良識も持ち合わせているし、と
極端なところが全然無いキャラそろいです。

それだけに文香がラノベの世界に惹かれていく過程や
他のメンバーの読書などに関する姿勢や好みが
非常に自然に感じられました。

他レーベルも含めて色々と別作品のラノベネタが出てきたりもしますが
(「ウィザーズ・ブレイン」ネタが出てきたときには感動しましたヨ!)
知らなくても普通に話の流れは理解できる範囲だと思います。

リアルなりバーチャルなりで戦うことに食傷気味な方に
是非オススメしたい一冊です。

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タグ: ライトノベル MF文庫J 平坂読 よう太 ラノベ部

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プロフィール

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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