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SF (15)
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[小説]迷い猫オーバーラン!4

作者:松智洋
イラスト:ぺこ
レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫


今度は主人公、巧の姉である都築乙女中心のエピソード。
クリマスマスを目前に控えた「ストレイキャッツ」に
新たに乱入した迷い猫と共に、今回も
ハイテンションに暖かい物語を
楽しませていただきました。

「絆」という言葉がこれまで以上に伝わってくる
素敵なお話。
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[小説]パパのいうことを聞きなさい!2

作者:松智洋
イラスト:なかじまゆか
レーベル:集英社スーパーダッシュ文庫


ラブはラブでもそれは家族愛のラブ。
長女にとってはそれだけではないのですが、
ホームコメディものはやはり和みます。

瀬川裕太の急造パパっぷり、
長女・空の不器用&一途っぷり、
次女・美羽の小悪魔&気遣い屋っぷり、
三女・ひなの天使っぷり、
先輩・佐古俊太郎の顔の広さと紳士っぷり
などなど、
登場人物それぞれの特徴がより強化されて
書かれていたように思えます。

新キャラの二人は…ある意味そのお年頃らしい
妙なリアルさはあるのですが、
物語の中においては只の嫌な奴という
印象を受けてしまいました。
最後に"根は素直ないい奴"というところを
見せてくれるあたりがかろうじての救いでしょうか。

まだまだ追いかけていきたい
血のつながらない家族と
変人揃いなロ研のメンバーたちのドタバタ劇。
次巻も楽しみです。

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[語録]マキアヴェッリ語録

紹介、和訳:塩野七生
原典:「君主論」他
レーベル:新潮文庫


塩野七生さんの本ー!
と思って中身も確認せずに飛びついてみたのですが、
題名に偽りなし、のマキアヴェッリさんの語録でした。

冒頭の挨拶とマキアヴェッリが遺した言葉の
選択&和訳が塩野さん、ということになるのでしょうか。

全体としての感想を一言で言えば、
「身も蓋もありゃしませんがな!」

権謀術数じゃなくて超現実主義のカタマリです。

おっしゃる通りです!と諸手を挙げて賛成したい気持ちと
確かにそうかもしれないけどさ!という苦々しい気持ちとが
自分の中でせめぎ会うこと請け合い。

ラテンな方々の中にもこういう思考をする人が
いらっしゃるのねと感心してしまった一冊。

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[小説]アクセル・ワールド4 蒼空への飛翔

作者:川原礫
イラスト:HIMA
レーベル:電撃文庫


友情万歳!!な一冊。

前巻から続く<<ダスク・テイカー>>との戦いに
決着が!!

ハルユキたちが操る「アバター」の能力が
その人のトラウマを元に構成される、という設定は
文章上で語られている以外にも
当人の求めるものを色々と想像させられますし、
(チユリのトラウマってつまり・・・とか)
同時に「ブレイン・バースト」を開発した者の
悪意のようなものも透けて見える気がします。
(実はこの開発者も純粋で切実な願いがあってそうした、
という展開も十分にあり得ますが・・・)

次巻はまた新たな敵が登場するのか?
それとも後半登場するとある人たちとの争いとなるのか?
更に踏み込んでシステムの秘密に迫るのか?
はたまた日常パートが描かれたりするのか?

主人公たちのメインパーティーメンバーが出揃った感がある今巻。
次からの物語もますます楽しみになってきました!

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[小説]ユニコーンの日(下) 機動戦士ガンダムUC(2)

作者:福井晴敏
レーベル:角川文庫


父から託された想いと力を手に、
少年とガンダムは動き出すっ!!な巻。
熱かった。
これでもかってくらいに熱かった…!!

連邦&"マンハンター"、"袖つき"、ビスト、アナハイム。
それぞれの勢力が「ラプラスの箱」を巡って集い、
明日も明後日も続くかに思えた日常が
一瞬にして崩れ去ります。

真打ちたるユニコーン・ガンダムの初陣も
緊迫感と迫力溢れるシロモノでしたが、
それ以上にファンネルを駆使して縦横無尽に駆け回る
クシャトリヤの無双っぷりが読み応えあり過ぎでした。

そんなクシャトリヤ相手に
戦車&ロケットランチャーもどき
+戦術で堂々と渡り合う
特殊部隊指揮官のダグザ氏も渋かった!

そして容赦なく倒れ、いや、"消滅"させられていく
人、人、人。

「こんなの、人の死に方じゃありませんよ!」
バナージの叫びが、心に刺さります。

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[ショートショート]ささやかすぎる贈り物

作者:あきひろ、花火
掲載:電撃文庫MAGAZINE vol.12 2010年3月号


電撃文庫MAGAZINE vol.12の「電撃STEPUP NOVELIST」
というコーナーに「ささやかすぎる贈り物」というお題で
思いつくお話として投稿された中の最優秀作品です。

受賞した二作品のうち、最初に掲載されている
あきひろさんver.の「ささやかすぎる贈り物」は
一言で言うと「巧い!!」。
親の心子知らず、子の心親知らず、な回想が淡々と続いたかと
思わせておいて不意打ちのように
ホロリとくる結末がやって来ます。
「いい話だっ!!」と叫ばずにはいられませんでした。

もう一つの最優秀作品は花火さん、という方が書いたもの。
古典的少女漫画のような、ちょっと退屈にも思えてしまう
失恋話が中盤過ぎまで続いたかと思いきや…
…そういうオチかよっ!!
と突っ込まずにはいられない、それまでの甘ったるい空気を
思い切りブチ壊してくれる驚きのどんでん返しが
待ち受けていました。

単に私がだまされやすいタイプなだけかもしれませんが、
両作品ともわずか2000文字という制約の中で
いい意味で読者を騙し、
最後に小気味よく引っくり返してくれた
その文章力に、思わず拍手を贈りたくなりました。

これまでこのコーナーは電撃文庫MAGAZINEを購入しても
読み飛ばしていることが多かったのですが、
正式に本として出版されている以外の中にも、
面白い小説はまだまだ沢山存在するようです!!

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[小説]世界平和は一家団欒のあとに9

作者:橋本和也
イラスト:さめだ小判
レーベル:電撃文庫


これまで散々目立ちまくってきたけど
メインをはることはなかった
星弓家の次女、七美にスポットを当てたエピソードです。

選ぶのは世界か?たった一人の少女か?

そんな王道ストーリーを
破天荒に、ちょっと泣けるシーンも交えて、
七美とお供の人たちは駆け抜けて行きます!!

ええお話でした。

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[小説]戦雲の夢

作者:司馬遼太郎
レーベル:講談社文庫


=================================================
自分へつぶやいた。
(そろそろ、狂言は果てる。
人の世から退散するころおいではないか)
=================================================

戦国時代、四国一円を切り従えた名将、
長宗我部元親・・・の後を継いだ盛親の生涯を
描いた作品。

ひたすら時代の流れに流されるまま、といった
盛親の生き様になんだかなぁ、というものを
感じたりしますが、大阪夏の陣、ラストの彼の
台詞には不覚にも泣いてしまいました。。。

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[小説]ユニコーンの日(上) 起動戦士ガンダムUC(1)

作者:福井晴敏
レーベル:角川文庫


子供の頃から周囲のものに対して
どこか違和感を感じ続けている専門学校生、バナージ。

そんな彼がある日偶然(もしかすると必然?)発見したのは、
空から降ってきた・・・ではなく
無重力空間に漂流する羽目になった挙句に
人工太陽に焼却されそうになっている少女でした!

「逆襲のシャア」から3年後の世界を舞台にした
ガンダムの物語ですが、
この巻ではガンダムの登場はほんのわずか。
主人公が乗り込むことすらありません。

宇宙世紀の始まりの頃から
地球連邦の存在そのものに深く関わるとされている
「ラプラスの箱」。

そのラプラスの箱をめぐる様々な動きの中に見え隠れする
"可能性の獣"。
謎の新型モビルスーツ「ユニコーン」。

そしてバナージの出生の秘密と
オードリーと名乗る少女の正体。

思わせぶりなキーワードや主要人物の狙いは殆ど不明なまま、
圧倒的密度の情報量をもつ文章と
伏線満載で次巻へと続きます。

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[小説]ロウきゅーぶ!4

作者:蒼山サグ
イラスト:てぃんくる
レーベル:電撃文庫


高校生キャラですら年増に思えてきてしまう
恐るべきスポ根(?)コメディの第4弾。

スポーツといえば…合宿!
ということで県下の名門校へとやってきた慧心一行。

しかし顧問が倒れたり
テントで宿泊せざるを得なくなったり
合宿先のレギュラーから相手にされなかったり
公式戦に出られないという事実が明らかになったり
とトラブル続き。

しかし、既刊三冊にわたって紡がれてきた
昴、葵、少女たちの絆はそんなもので崩れるものではなく、
手に手をとって乗り越えていくのでした!

いい話だ~!

裏の読みどころは昴に絶賛片想い中な葵の
空回りっぷりでしょうか。
この巻ではヒロイン候補というよりはギャグ要員と
成り果てていましたが、ロリ熱血な方向に走りがちな
このシリーズにおいては色々な意味で
読者を"通常の感覚"に戻してくれる、
貴重な存在なのではないでしょうか。

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[小説]ガーデン・ロスト

作者:紅玉いづき
表紙絵:上条衿
レーベル:メディアワークス文庫


どこに心を落ち着ければいいのかわからない、
もやもやした気持ちになる作品です。
だがそれがいい。

ごく普通の高校生なんだけど
ごく普通なりにどこか病んだ部分を抱えた4人の少女たちを、
高校最後の一年、春夏秋冬各章の主人公に
それぞれ据えた、どこか病んだ物語です。

しかし彼女らは病んでるなりに
手を引かれたり引いたりしながら
どうにかこうにか半歩ずつ前へと進んでいきます。

美化するにせよその逆にせよ、
その時期を過ぎた人間にとっては
ある種のファンタジーでもあるもやもやした何かを、
もやもやしたまま形にしたような一冊。

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[小説]ブルータスの心臓

作者:東野圭吾
レーベル:光文社文庫


「さまよう刃」や「赤い指」といった
他の東野圭吾作品とは大分違う印象。

この方の作品というと必ず一人は
同情の余地ゼロの救いようのない人物が一人は
出てくるイメージがあったのですが、
この作品ではそれぞれがそれぞれなりに
罪深く、哀れでもある人たちのように思えました。

産業機器メーカーの優秀な開発者として
貪欲にエリート街道を突き進む青年、末永拓也。
しかし恋人(?)の康子から妊娠を告げられ、
その康子の殺害計画を同僚から持ちかけられたときから
彼の人生は知らず知らずのうちに歪んでいきます。

狙う者、狙われる者、その両方でもある者、
様々なベクトルが絡み合い、
お互いがお互いの秘密になかなか気付かないまま
犠牲者が一人また一人と増えていく先には・・・!?

・・・と中盤過ぎまで大いに緊迫しつつ
盛り上がっていくのですが、
待ち受けていたのはあまりにも唐突なラスト。
え・・・そこで終わっちゃうの?
とつぶやかずにはいられない
予想外の幕切れが訪れます。

賛否両論がありそうな一冊です。

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[小説]レンタル・フルムーン2

作者:瀬那和章
イラスト:すまき俊悟
レーベル:電撃文庫


第2巻にして早くも主人公の新太とヒロインのツクモが
いい雰囲気に!?
ラブ増量な一冊となっております。

素直になれない、というよりは
どういう態度をとればいいのか
よくわからない、というように見える
ツクモの姿にグッとくるものがありました。
そして何だかんだ言いつつお互いに
依存し合っている様子なのも。

オビでも中の文章でも"残念"を連呼するだけあって
敵も味方もどこか一本抜けてる惜しい奴ら揃い。

その"残念"さが醸し出すゆる~い雰囲気は
地味な中毒性があるのではと思います。

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[小説]追想五断章

作者:米澤穂信
レーベル:集英社


この作者のことだからどうせ苦めなラストに
なるのでしょうよと思ったら・・・

案の定ですよ!!

家庭の事情で大学を休学し、
叔父のもとで居候をしている青年、菅生芳光。

ある日彼がバイトしている古書店を訪れたのは、
とある同人小説を探し求める妙齢の女性でした。

依頼人の父が遺した五本の短編素人小説。
それらが一つ見つかる度に謎が少しずつ明らかに
なっていく・・・
・・・という感覚はあまり味わえませんでした。
最後に一気に種明かしをされる印象。

登場人物の大半が物静かで
自ら行動を起こす、というタイプが
主人公以外殆どいないせいか、
非常にひっっそり、と話が進んでいきます。

"カタルシス"とか"感動"とか"青春"とかいった要素が
皆無なので読後感は爽快、には程遠いです。
同作者の「ボトルネック」などのように
モノクロor寒色系なイメージの作品が好きな方にお勧め。

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タグ: 米澤穂信 集英社 追想五断章

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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