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[小説]サクラダリセット3

作者:河野裕
イラスト:椎名優
レーベル:角川スニーカー文庫


こんこんと流れる地下水のように透明感たっぷりな物語。

時間軸は主人公らが中学二年生の頃まで巻き戻り
ケイと春埼の出会い、そして謎めいた少女、相麻菫との
交流が語られます。

小説という世界の中だからこそ存在できるのであろう、
各登場人物の純粋さが美しいです。
純粋過ぎて泣けるエピソードもそよ風のように
過ぎ去ってしまって何とも表現しがたい感覚が味わえます。

ライトノベルでこの作風って貴重な気がします。
手に汗を握ることはないけれど、次巻も楽しみです。
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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 角川スニーカー文庫 河野裕 椎名優 サクラダリセット

[小説]電波女と青春男6

作者:入間人間
イラスト:ブリキ
レーベル:電撃文庫


青春ポイントのるつぼ、学園祭エピソード!

4巻の短編に出てきた人物が一斉に再登場したり
「花咲太郎」を読んでいる人にとっては「やっとこっちにも出たか」と
言いたくなるエリオ父が登場したり
終盤の色んな人の応援を受けて壇上に立つエリオの姿があったりと
「もしかして最終巻ですか?」と尋ねてしまいたくなるほどの
盛り上がりをみせてくれました。

個人的には主人公のにわ氏に一番お似合いなのは
ヒロイン三人娘ではなく星中だろと思っております。
続刊での半レギュラー化に期待。

青春はプライスレス。そしてポイントレス。
そんな一冊でした!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 入間人間 ブリキ 電波女と青春男

[CD]プロトタイプ ナナクジャク

歌:初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、Megpoid、SF-A2
作詞作曲:sasakure.UK(Tr.9原曲:ゆうゆ、Tr.10原曲:Daxie Flatline


きゃー!sasakureさーーーーん!!
と叫ぶようにして購入に走った作品です。

全体を通して、無機質なのに迸るような感情を感じる曲が多かったように思えます。
Tr.2「ロストエンファウンド」はそんな曲の代表格な印象。

かと思えばTr.3「トゥイー・ボックスの人形劇場」のような
ハイテンポで何だか楽しくなってくる曲もあったりと
メリハリがきいております。

その他にはちょっとだけオリエンタルな雰囲気を漂わせる
クールな不思議空間を創りだすTr.4「タイガー・ランペイジ」。

優しげでテンポのいい曲に何やら辛辣な詞が乗ったピリ甘仕様の
Tr.5「インスパイア インスパイス」。

RPGの物語終盤のフィールド曲に合いそうな、
透明な哀愁漂うTr.6「プレゼンター」。

黒服を着た人たちがクールなダンスをきめてくれそうな曲の上に乗る
VOCALOIDの声が機械的で幻想的な世界を見せてくれる
Tr.7「ナナクジャクの彼方」。

原曲に忠実な気もするけどぶっ壊れてもいる
思わず「いいセンスだ。」と呟いてしまう素敵アレンジな
Tr.9「クローバークラブ」、
Tr.10「ジャストビーフレンズ」。

何とも形容しがたい変則的なリズムがとにかく印象深い
Tr.11「クエスチョンユー100」。

そして一番好きなのはTr.8「ナキムシピッポ」。
「きみの分まで泣くから泣かないで僕を信じてよ」
「きみのカナシミは全部僕が流してしまえばいい」
何て美しいエゴ。最高です!!

大満足な一枚でした。


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ジャンル: 音楽

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[VOCALOID]さよならダッチワイフ

歌:初音ミク
作詞:こゆき
作曲:べっこー
イラスト:ひなみ



タイトルは色々と誤解を生みそうですが、
いたって真面目な「ガチ曲」です。

身も心も寄せた相手から捨てられ、それでも想いを忘れられない少女の独白。
それは心をもってしまった人形のものなのか
弄ばれた揚句に捨てられた自らを人形に例える哀しい少女のものなのか。
そんな切なさをVOCALOIDとは思えないほど情感たっぷりに
歌いあげています。

曲名はある意味詞の内容をよく表している気もしますが、
初見だとどうしても下ネタな作品をイメージしてしまいます。
余計なお世話かもしれませんが、なんとも勿体ない!

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ジャンル: 音楽

タグ: VOCALOID 初音ミク べっこー こゆき ひなみ さよならダッチワイフ

[小説]GJ部3

作者:新木伸
イラスト:あるや
レーベル:ガガガ文庫


今回も徹底して「日常」にこだわっている
ユル~い4コマ小説第3弾。
どのくらいこだわっているかと言うと
主要人物全員高校生なのに「文化祭」という華のイベントを
殆どスルーしてしまうくらい。
確かにアレは日常の中の非日常です。

3巻になっても相変わらずメインの5人でユルユルな
やり取りをし続けているのですが
天使姉妹の家に勤めるメイドの森さん、
主人公、京夜の妹、
別レーベルの別作品に登場する「神カップル」の二人なども
ちょこちょこ出てきてはやっぱりユル~く盛り上げていっています。

どこまでも変わりなくまったりし続けているのに
不思議と飽きない。そんなシリーズです。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ガガガ文庫 新木伸 あるや GJ部

[小説]今朝の春

作者:高田郁
レーベル:ハルキ文庫


想い人の優しい言葉は他の何よりもその人を勇気づける。
身分が違おうと境遇が違おうとそれだけは変わらない。
しんみりとそう感じさせてくれる一冊です。

料理、小松原、野江に対する澪の一途さ、
それを支える周囲の温かさがもう、たまりません。
身をよじってゴロゴロ転がり回ってしまいました。

個人的見どころは「寒鰆の昆布締め」を食べた後の
客たちのリアクション。
読んでいるこちらの周囲まで音を失いそう。
バラエティ番組のように叫ぶだけが料理への反応ではないのですね。
物語は勿論、そのことにも感心してしまいました。


今回も良いお話でした。
少しずつ劇中の時間は流れ、それぞれの人生も前へと進んでいきます。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: 高田郁 ハルキ文庫 今朝の春 みをつくし料理帖

[エッセイ]最低で最高の本屋

著者:松浦弥太郎
レーベル:集英社文庫


高校中退後、18歳で渡米。
帰国後に書店開業、執筆、雑誌編集等をこなしてきた
一風変わった経歴をもつ著者から見た「仕事をすること」に
ついてのエッセイ。

恥ずかしながら著者については全く知らない状態で読みました。

自分とはあまりにもものの考え方が違いすぎて
その主張に素直に同意しきれない部分もありました。
しかし、それは逆にとても新鮮な視点でもありました。

自分自身にとっての「働くこと」と比べてみたりして、
考え直してみようかという気になれる一冊。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: エッセイ 松浦弥太郎 集英社文庫 最低で最高の本屋

[小説]"文学少女"見習いの、卒業

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


"文学少女"見習いシリーズ完結巻。

季節は巡り、別れのときがやってきます。

前半は夏目漱石の「こころ」をネタにした主人公、菜乃の親友である
冬柴瞳の物語。
誰が「先生」で「K」で「お嬢さん」で「私」なのか?
登場人物の思い込みがあまりにも激しすぎて
ついていけなくなりかけましたが、
菜乃だけでなく心葉も過去のトラウマを完全にふっきる意味で
大きなエピソードでした。

そして琴吹ななせの小さな挿話を挟んで語られる最終章。
お題は「桜の園」。

「先代」"文学少女"と心葉の出会った頃のワンシーンをなぞる形で展開される
二人の別れの場面。長く続いたシリーズならではの心憎い演出です。

最初から最後までバカがつくほど朗らかで前向きだった主人公。
何度も慌てふためきつつも、その軸だけはぶれませんでした。
シリーズの全登場人物中、最もタフな心をもっているんじゃないかと思います。

きっとこれから先、「第二の心葉」「第三の"文学少女"」が現れても
その持前の太陽のような明るさと温かさで導いていきそうです。

素敵なラストでした。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ファミ通文庫 野村美月 竹岡美穂 "文学少女"

[小説]白夜

作者:ドストエフスキー
訳:小沼文彦
レーベル:角川文庫


白夜のペテルブルク。
空想家な青年はある日、運河の欄干にたたずむ
一人の少女と出会います。

次第に打ち解けていく二人。
少女に惹かれていく青年。

しかし、青年が抱いた小さな期待、夢、希望は
手痛い背負い投げによって粉々に打ち砕かれることになります。

その瞬間の青年の表情(きっとこんな感じ→( ゚д゚))が
目に浮かぶようでした。
青年、強く生きてくれ!!

彼がもし現実の現代日本に生きていたらきっとこう言うでしょう。
「これだから三次元はっ!!」

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ドストエフスキー 海外文学 白夜 小沼文彦 角川文庫

[小説]ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト

作者:竹宮ゆゆこ
イラスト:駒都えーじ
レーベル:電撃文庫


主人公、多田万里は大学の新入生。
入学式に向かう途中、新しくできた友人、柳澤を
追いかけて同じ大学に入学したというお嬢様、加賀香子と
衝撃の出会いを迎えます。

ヒロインが最初は主人公の友人のことが好きな点、
そして唯我独尊なお嬢様なんだけど肝心なところで抜けている点、
そんなヒロインを放っておけない主人公が
何かとお世話をやこうとする点あたりは
前作の「とらドラ!」と同様ですが
主人公が高校以前の記憶を失っていたり、
その記憶をもつ「もう一人の多田万里」が浮遊霊じみた形で
存在していたり、失われた高校時代に親密だったらしい人物が
同じ大学に在籍していたりと第一巻目にして
様々な爆弾が抱え込まれています。

主人公たちが大学生なだけに、高校学園ラブコメよりは
大人なドラマが期待できそうな本作。
続きは春頃だそうなのでちょっと間が空きそうですが、
身もだえしながら待ち続けたいと思います。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 竹宮ゆゆこ 駒都えーじ ゴールデンタイム

[小説]月光

作者:間宮夏生
イラスト:白味噌
レーベル:電撃文庫


スリリングでした!
「最終選考作」とのことですが、
自分の中では文句なしに「大賞」級の面白さ!!

ミステリアスで完璧な彼女は最後までミステリアスで完璧でした。
一言でまとめるとそんなお話。
いくつもの殺人方法をメモした「殺しのレシピ」を
拾った捻くれ者の高校生、野々宮が
その落とし主である月森葉子にカマをかけるあたりからもう、
ページをめくる手が全く止まってくれませんでした。

捻くれて冷めていて人間観察くらいしか楽しみがないけど
興味をもったものに対しては口で何だかんだ言いつつも
首を突っ込んでいく野々宮。
クールぶってるけど意外と自分の欲望に忠実なあたりが
逆に好印象な主人公です。

誰もが口を揃えて「完璧」と評する少女、月森。
どこまでも計算高くて狡猾で、旺盛な好奇心と無関心さが同居する
まさしく夜空に浮かぶ月のように妖しく底の見えない
魅力をその身にまとうヒロインです。

二人とは対照的に「素直」「小動物」というキーワードが服を着て
歩いているような等身大癒し系少女、宇佐美。
絵にかいたような異性に関心ありまくりの同級生、鴨川。
要所要所で凄みを見せる飄々とした不良刑事の虎南。
とことん凶暴だけど、気に入った相手にはとことん親身な姐御肌、鮫島。

メインをはる人物からそれを取り巻く脇役陣まで
それぞれ個性が光り、きっちりその役割をこなしていて、
読んでいて本当に気持ち良かった。
それぞれの性格をよく表しているように思える
各登場人物どうしの会話も本当に飽きません。

どちらかというと電撃文庫よりはメディアワークス文庫向けな
雰囲気の作品です。次回作とかはそちらで出すんじゃないかという気がします。

兎にも角にも恥ずかしながら、骨抜きにされてしまいました。
大満足!!

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ジャンル: 小説・文学

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[小説]胡蝶の夢(四)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫


蘭学という学問に深く関わった男たちから見た
"幕末"を映し出す物語。最終巻です。

戊辰戦争、そしてその後に続く明治の
時代を生きた蘭方医の松本良順、伊之助、関寛斎。

日本における医療の世界の主流が、
政治の思惑もからんで蘭方から
英国流、そして独逸流へと移り変わっていく中、
三人はそれぞれの晩年を過ごすことになります。

歴史において、スポットライトが当たった時代以降の
人の晩年というのは
どの国どの時代どの人物についても
ある種の物悲しさが漂っているように思えます。

この小説においては、関寛斎の最期の十年に
泣かされてしまいました。

司馬遼太郎は文庫版のあとがきなどで、
その小説の表題の元ネタを少しだけ書いている
ことがあるのですが、そこでもまた
グッとくるところを突いてきます。
「荘子」から引用したという、この作品の題名も、
語られてみると実に登場する時代、人物の
生き様を鮮やかに切り取ったものになっておりました。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: 司馬遼太郎 新潮文庫 胡蝶の夢

[小説]這いよれ!ニャル子さん3

作者:逢空万太
イラスト:狐印
レーベル:GA文庫


そこはかとなく時事ネタ?な敵が立ちふさがる
混沌這いよるライトノベル第三巻。

主人公とヒロインの身体が入れ替わる。
ライトノベルの世界で幾度となく繰り返されてきたイベントですが、
このシリーズらしいはっちゃけ振りを見せてくれました。

慣れない異性の身体にドギマギする主人公に
ここぞとばかりに入れ替わった身体でやりたい放題なヒロイン。
実にアクティブです。
しまいにゃ無理やりXXするし。

1,2巻と同じようにきっちり一冊で終わるのかと思いきや
ラストに主人公たちの危機を颯爽と救う新たな人物が。
To be continued...なノリで次巻に続きます。

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[小説]空色パンデミック3

作者:本田誠
イラスト:庭(イラストレーター)
レーベル:ファミ通文庫


合わせ鏡のように重ねられる空想に次ぐ空想と
意外なところでの現実介入が入り乱れ
カオスな展開となっております。
果たして「……と見せかけて」が何回あったのやら!

新キャラのメアリーはツンデレ風味な
解説役兼ロリ要員にでもなるのだろうとタカをくくっていたら
まさかの暗躍ぶり。

次巻は新展開になるのか?
実はこれで本当に完結なのか?
色々な意味で先が読めません。

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ジャンル: 小説・文学

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[小説]鉄バカ日記

作者:安彦薫
レーベル:メディアワークス文庫


ある日、新居(予定)のドアを開けると、
そこには見知らぬオッサンが棲みついていた!!

というトキメキの欠片もない場面から物語が動き出す
ロードムービーならぬレールムービー風な作品。
顔も知らない父の遺産に関する故人の遺志を確かめるため、
主人公はオッサンと共に北海道・新十津川を目指します。

男二人に、途中で訳ありな妙齢の女性・滝川さん(仮)を
加えた目的はシリアスなのに「珍」と付けざるをえない道中は
悪天候のせいで思わぬ方向に転がっていきます。

挙動不審過ぎるオッサンとそれにいちいち振り回される主人公の様子が
コミカルな感じで楽しめました。

ベタと言えばベタなのかもしれませんが、
心温まるオチもよかったです。

主人公父については、その父性愛あふれる真意がおぼろげながらわかっても、
やはり「最低」という印象はぬぐえませんでしたが。

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[小説]とある飛空士への恋歌4

作者:犬村小六
イラスト:森沢晴行
レーベル:ガガガ文庫


これまで貯めて貯めて貯めて貯め続けた因縁、秘密が怒涛の勢いで開帳され、
数々の伏線が竜巻のように回収されていきます。

それぞれが過去、憎しみ、自分の弱さを乗り越えて
気持が繋がり、困難を乗り越え、
一回りも二回りも成長していく。
ご都合主義?いいえ、これは「王道」です!
最初の数十ページこそ冷めた気分で読んでしまいましたが
男どうしが拳で語らうシーンからページが進む進む!!
時間を忘れる、とはこういうことかと。

この巻で終わっても納得してしまいそうなくらいの
最高の盛り上がり。まさにクライマックスな第4巻。

「追憶」の二人も物語に正式参戦しそうな気配を見せる中、
作者曰く、最終巻となる次巻はどのような結末を迎えるのか?
早く続きを読みたい!いや読みたくない!という葛藤と共に、
その発売日を待ちたいと思います。

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[小説]バカが全裸でやってくる

作者:入間人間
レーベル:メディアワークス文庫


のらりくらりと重ねられる全裸の連鎖。
バカ。バカ過ぎる。
笑えるほどに泣けてきた。

好きなこと、夢、飯を食う手段、自己表現、
最後に帰ってくるところ、全て「小説」。
そんな小説バカたちへ捧げられる頭悪過ぎなバカ賛歌。
いい。凄くいい。
読み終わった後、現実の世界に戻ってくるのに
一苦労でした。

こんな変態どもみたいになら、俺もちょっとなってみたい。
そんな気にさせられる一冊。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: 入間人間 メディアワークス文庫 バカが全裸でやってくる

[同人誌]使ってなんぼ!

サークル:修羅場小屋


財布、お札、硬貨を擬人化したギャグ風味な作品です。
8月29日に行われたイベント「コミティア93」で手に入れました。

熱血肌な「マジックテープ式財布」、
おぼっちゃまな「パルムウォレット(牛革製な小さい財布?)」、
おっとりお嬢様な「がま口財布」、
犬猿の仲な「一円玉」と「五円玉」、
皮肉芸人キャラ(?)な「十円玉」、
ナルシストな「百円玉」、
しょっちゅう偽造されているせいで常に不機嫌な「五百円玉」、
やや卑屈で如才ない感じの「千円札」、
キャリアウーマン風な「五千円札」、
ホストっぽい「一万円札」、
そしてオチとして
「特徴皆無なイメージしか浮かばない」という理由で作者から
存在を抹消された「五十円玉」と
いらない子扱いが哀れすぎる「二千円札」。

どれも「ああ、確かにそんなイメージかも」と思わせられる
キャラ配置で、クスリと笑いながら一気に読ませていただきました。

後書きによれば元々は財布を擬人化したBL作品になる予定だったそうで。
ノーマルな財布・お札・硬貨擬人化本になって
本当に良かった、お陰でこの作品に出合えたと
手前勝手ながら密かに胸をなでおろしました。

楽しい漫画です!

テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 同人作品 漫画 こねり~ 修羅場小屋 擬人化

[同人誌]Bookmark 1~3

サークル:lunatic joker


恋愛小説に挿んで100冊読み、
それを意中の人に渡すと恋が成就するという「ラブックマーク」。

そんな女子高生の間で広がっているという
おまじない(?)をきっかけにした少年と少女の交流を描く
少女漫画風な恋愛作品です。全3巻。

8月29日に行われた「コミティア93」というイベントで入手。

最初、3巻をちらりと読んだときの第一印象は正直な話、
「何このイケメン、うざい。」でした。

しかし、改めて1巻からちゃんと順に読んでいくと印象は一変。
女子高生の間で広まっているおまじないを
何故かイケメンなバスケ男子が実践しているというギャップ。
しかも無愛想を装いながらも意中の子相手の妄想で徹夜してしまったり
どう話していいか分からずオロオロしたりと、
どうやら「イケメン」ではなく、どちらかと言うと「オトメン」に
近い部類だとわかる頃にはすっかり作品世界にハマりこんでおりました。

ヒロインもまた魅力的。
ショートカットな見ようによっては活発にも見える雰囲気ですが、
100冊どころか300冊読み重ねてしまうくらいの
嫌みのない夢見る文学少女。

やっぱ恋愛モノは両想いなのにお互いの気持ちや距離を測りかねて
近づいたり離れたりを繰り返す過程が一番グッときます。

終盤のちょっと強引にも思える「お姫様だっこ」には
不覚にも噴き出してしまいましたが
それも含めてたっぷりと堪能させていただきました。
後書きで語られる漫画の魅力には激しく同意です。
(小説なんかも同様ですね)
ごちそうさまでした!!

テーマ: 漫画の感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 同人作品 漫画 月神るな lunatic_joker

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プロフィール

koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

<<惚れている人、グループ>>
(敬称略)
・司馬遼太郎
・米澤穂信
・野村美月
・浜渦正志
・大嶋啓之
・光田康典
・新居昭乃
・kukui

<<惚れている作品>>
・燃えよ剣
・「ウィザーズ・ブレイン」
・「"文学少女"」
・「ヒカルが地球にいた頃」
・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!