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[科学]量子コンピュータとは何か

著者:George Johnson
翻訳:水谷淳
出版:早川書房


量子コンピュータとは何か?」

基本的な概念、
そしてもし実現するとしたらどのようなことにその威力を発揮するか?
実現の前に立ちはだかる障害は何か?
現在研究されているその対策とは?

そんなことを物理、アルゴリズムとちょっとした計算を
例に解説してくれる本です。

学生時代に量子力学の単位を落としたことがある私でも
どうにかギリギリついていける(と思いたい)レベルまで
かみくだいて説明がされているので
そんなに身構えなくても読むことが可能と思われます。

原子を使って0と1の状態を取り扱うことは
兎にも角にも「パラダイムシフト」って奴なんだな、ということは
ひしひしと伝わってきました。
「0と1、更に両方を併せもつ状態が同時に成り立つ」。
半端に物理をかじったことがある人間にとっては余計に
「!???」となってしまいそうな不可思議極まる原子の世界。
まさに魔法です。

『核融合』などと同様に実用化されるのはまだまだ先になりそうですが、
もし現実になったとしたら、パソコンだけではなく電子機器全体の世界が
大きく大きく変わりそうです。
夢が広がる一冊!!
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テーマ: コンピュータ
ジャンル: コンピュータ

タグ: 量子コンピュータ 早川書房

[小説]百億の魔女語り2 やっぱり都会の女なのね、そうなのね。

作者:竹岡葉月
イラスト:中山みゆき
レーベル:ファミ通文庫


何やら昼ドラ風なサブタイトルですが、
中身は素敵な王道ファンタジーラブコメ(?)です。

今回は姫と騎士(と魔女)の物語。

誕生日祝い代わりに街の散策を希望する姫の警護役として
主人公である騎士見習い、アルトが選ばれることになります。

しかしその警護の日が観光でアルトを訪ねてきた魔女三姉妹を
案内する日とブッキング。ここに女の戦いが幕を開けます。

クライマックスは姫の危機に颯爽と騎士が駆け付ける場面!
王道です。清々しいまでに王道です!
だがそこがいい!!

そこに至るまでの振る舞いやいがみ合いも
クライマックスへのいいジャンプ台となっております。

一方どんどんキナ臭い空気になってきている
意識不明の状態が続く主人公の妹、アディ周辺。
次巻はここからどう展開していくのか!?
楽しみです!!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ファミ通文庫 竹岡葉月 中山みゆき 百億の魔女語り

[漫画]ひまわりさん

作者:菅野マナミ
出版:メディアファクトリー


小さく古い本屋。
でも何故か高確率で好みの本との「出会い」がある本屋。

そんな本屋「ひまわり書房」の店主、通称ひまわりさんと、
彼女を慕う女子高生、風祭まつりを中心として
のどかで暖かい物語が一話完結形式で描かれます。

読みやすくスッキリとした可愛らしい絵柄、
その絵柄によく合ったキャラの振る舞いと物語。
猛烈に好みです!!

黒髪長髪メガネなクール美人、ひまわりさん
ちょっぴり百合気味な暴走元気少女、まつりの対比にもう、
ニヤニヤが止まりません。

目つきの悪さを密かに気にする委員長や
シスコン+ツンデレなまつりの妹、
小生意気な小学生や飄々とした作家など
脇役陣も微笑ましくいい味を出しております。

細く長く続くといいな。
そんなある意味作者様に失礼なことを願ってしまいたくなる作品です。

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 漫画 菅野マナミ ひまわりさん メディアファクトリー

[小説]変態王子と笑わない猫。2

作者:さがら総
イラスト:カントク
レーベル:MF文庫J


失速することなく一巻以上の面白さでした!

ひたすらクールに無表情に主人公をバッサリ切り捨てたり
かと思えばさりげなくフォローしたり"くんかくんか"していたりと
イイ具合にツボをついてくるヒロインの筒隠月子。

この作品がもしCDドラマ化やアニメ化されたら声をあてるのは
インデックスの中の人なんじゃないかという気がしてしょうがない
ひたすら不憫な気の強い小動物系女子の小豆梓。

月子の姉にして変態度なら主人公に引けをとらない一面をもち、
更に今巻では意外な乙女ぶりも見せつけ、一気にサブヒロインとしての
株を上昇させた"鋼鉄の王"こと筒隠つくし。

主人公も含めてそれぞれのキャラがより分かりやすく際立った印象です。
絵師様のイラストも冴えわたっております。

全力の変態ぶりを維持しつつ要所要所では心がほっこりする
仕草や触れ合いがあったりと最初から最後まで楽しませていただきました。

次巻は表紙を飾ったにも関わらずいまいち見せ場のなかった小豆梓が
メインとなるのでしょうか。楽しみです!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル MF文庫J さがら総 カントク

[映画]ソーシャル・ネットワーク

クール。

劇中に何度か登場するキーワード。

広告はダサい。クールに!
そんな精神で作られたらしいfacebookのイメージ通りに、
実にクールな映画でした。面白かった!!

世界最大のSNS「facebook」。
その創始者、マーク・ザッカーバーグを中心に、
とある訴訟の話し合い場面と
証言を元に過去を振り返るという形で
facebook立ち上げ~成功までのエピソードとが
交互に切り替わりながら語られます。

変な恋愛要素やお涙頂戴が入ることなく
淡々と、でも劇的に展開される成功と裏切りのドラマ。
会話のテンポが恐ろしいほど良く、
これといった山場やあっと驚く展開があったわけでもないのに
上映時間があっという間に過ぎていきました。

混沌と野心とチャンス溢れる空気が良い意味で「アメリカらしさ」に
満ちていて、観に行って良かった!!と思える作品でした。

満足!!

テーマ: 映画感想
ジャンル: 映画

タグ: 映画 ソーシャル・ブックマーク

[小説]うちの魔女しりませんか?

作者:山川進
イラスト:CUTEG
レーベル:ガガガ文庫


表紙や口絵の可愛らしさとは裏腹に、
意外とシリアスな展開を見せる物語でした。

人類とは異なる進化をとげ、絶滅危惧種な生物として
"魔女"が存在する世界。

そんな世界の中で主人公の少年は、
たった一人残された"魔女"、ミラと出会います。

毎日が大騒ぎな"魔女"との共同生活。
戸惑うことだらけながらもどこか暖かい秘密の日々は、
ある日唐突に終わりを迎えます。

始まりも展開も王道っぽい。こりゃオチも
エピローグあたりで何事もなかったかのように…
みたいなパターンか?と思いきや。

結末は、ラノベらしからぬ
やるせない後味が残るものでした。

最後の最後に驚かされました。


テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ライトノベル ガガガ文庫 山川進 CUTEG うちの魔女しりませんか?

[小説]ブギーポップ・ダークリー「化け猫とめまいのスキャット」

作者:上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
レーベル:電撃文庫


どこからが現実でどこからが作りものなのか?

一見何の特徴もない平凡な街で、
とある学校のとある部員たちと
正体不明の組織・統和機構。
「最強の男」に世界の敵。
そしてブギーポップが交錯し、
何もかもが曖昧な物語が語られます。

終盤の何とも言えない「手遅れ感」が印象的でした。
結局のところ殆どのものが残滓でしかなかったという。

悲しいのとはちょっと違う、表現し難いもどかしい気持ちに包まれる
この読後感がたまりません。

今回も楽しませていただきました。

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ライトノベル 電撃文庫 上遠野浩平 緒方剛志 ブギーポップ 化け猫とめまいのスキャット

[小説]ブギーポップ・アンノウン「壊れかけのムーンライト」

作者:上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
レーベル:電撃文庫


「それを見てプーム・プームって唱えると、なんでも願いが叶うっていうのよ」

ただしそれは、無意識に考えているようなことを
強制的に叶えてしまうもの。

そんな馬鹿馬鹿しい噂話を核に、
6人の少年少女が交差します。

それは世界を影からコントロールする組織の人間だったり
世界の敵の敵だったり
奇妙な性癖をもつけどごく普通の人間だったり
ストーカー予備軍なヒーローだったり
はたまた自動的なよくわからない奴だったり。

何だかよくわからないモヤモヤしたものが暗躍し
何だかよくわからない組織の存在が振り回され、
何だかよくわからないまま事件は収束を迎える。

この「何だかよくわからない」がやはり
このシリーズの魅力だよな、と思います。

そして事態を最後に解決へと導くのは
"不気味な泡"ともう一つ、どこにでもありそうな
ありふれた何かだったりするのです。

今回もそんなお話。
表紙の女子たちが何やら不気味でちょっと引きましたが、
面白かった!!

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

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[小説]19

作者:入間人間柴村仁綾崎隼紅玉いづき橋本紡
レーベル:メディアワークス文庫 


5人の作家がつづる大人の一歩手前、「19歳」の物語。
どの話もハズレなしの好短編集でした。

1.「19歳だった」(入間人間
バカップルの描写には定評がある(と勝手に思っています)
入間人間さんの作品。ループものです。
何度も何度も繰り返される二十歳目前のクリスマス。
ループ脱出のために試行錯誤する主人公の心の支えは
「童貞卒業」。
清々しいまでの馬鹿馬鹿しさ!!

2.「XXXさんの場合」(柴村仁
とある大学生たちの人間関係。
男どもの道化っぷりに泣けてきました。

3.「向日葵ラプソディ」(綾崎隼
珍しく漢字四文字じゃないタイトル!
自分探しの旅に出た主人公が遭遇したのは、
大の男をアッパー一発で殴り倒すカツアゲ女だった!
これまた清々しいまでの王道展開でした。

4.「2Bの黒髪」(紅玉いづき
この短編集では一番のお気に入り。
主人公は浪人生。受験勉強をさぼって自作の巫女漫画を
ネットにアップする毎日。
表面的な感情の起伏は少なそうな主人公が内面にもつ
倦怠感、焦り、自分の作品やその読者への距離感、
自尊心、戸惑い。
それら一つ一つが「ああ、何かわかるわかる」と思えるものでした。
作中の巫女漫画、読めるものなら読んでみたい!

5.「十九になるわたしたちへ」(橋本紡
見栄っ張りな男どもにちょっとした親近感を感じます。
大人になるにつれて降りかかってくる「どうにもならないこと」。
そんな未来の不安に対するささやかな戦いの一歩。

「手」
「繋ごう」

素敵な青春物語でした!

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: メディアワークス文庫 19 入間人間 柴村仁 綾崎隼 紅玉いづき 橋本紡

[小説]煉獄姫 二幕

作者:藤原祐
イラスト:kaya8
レーベル:電撃文庫


藤原節が炸裂しまくりなダークファンタジー第二幕。

一対一では奥の手を使っても敵わない壁を前に、
何よりも大切な主が直面する脅威に、
主人公・フォグは苦悩します。

見どころはフォグの妹達…いや、とある執事さんの渋さと強さでしょうか。
「執事=激強」という等式は二次元世界ではデフォルトと
なりつつあるような気がします。

宿敵になるかと思っていたあの人物がアッサリ退場したり、
サポートキャラとして出続けるかと思っていたあの人物が
(略)なことになったりと小さなフラグが立ったり折れたり
忙しい巻でした。

表紙の娘さんは最後の最後に改心してその直後に無残に死亡、
という末路になりそうな気がしてなりません。
いや、この作者様ならもっと救いのない終わり方になるかも?

次巻は怪獣大決戦の予感!?楽しみです。

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ライトノベル 電撃文庫 藤原祐 kaya8 煉獄姫

[その他]ふと思ったこと(今更新年挨拶)

注:この記事は感想記事ではありません


ブログ(主にライトノベル感想系、自作小説系)を見ると、
書かれている方ってやはり学生さん(らしき方)が多い気がします。

社会人、しかもそこそこ年季入ってる奴
(同級生の結婚ラッシュが一通り落ち着くくらいに)
がこういうブログ書くのってアレなのかな~、と
思うことが時々あったりします。
(「受験が~」とか「テストが~」とか「実習が~」とか
見るともう眩しくて眩しくてorz)

とは言ってもネットに年齢はあまり関係ないとも思いますし
元々、飲み会の席などでは間違っても話せない
自分の好きなものへの想いをとりあえす穴掘って叫ぶために
始めたブログなので気にしても仕方がないのではありますが。

こんな自己満足な誰得ブログで恐縮ですが、
ご覧になって下さっている方々、
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

[同人誌]tabgraphicstraxx3

作者:かんざきひろ


「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作挿絵、
アニメ版キャラデザを担当している他、ニコニコ動画や
トランスミュージック関係でも大活躍中な作者の
過去何年か分を収録した再録本です。

抱き合う一歩手前な表紙の初音ミク×2
(「Unfragment」と「The Endless Love」ver.)に一目惚れ。
どのイラストも清々しいまでのロリぷに具合です。
ネコ耳と初音ミクイラストの割合が多め。
そっち方面がお好きな方は是非是非。

私は通販で手に入れたため送料他いささか高くついてしまいましたが
それでもOK!と思える内容でした。満足。

テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 同人作品 イラスト かんざきひろ

[ゲーム]ガンダム無双3

ハード:PS3
制作、販売:Koei、バンダイナムコゲーム


これまで無双シリーズは三国も戦国もガンダムも北斗も
未プレイでしたが、ガンダムUCやダブルオーの機体を使って
大暴れできると聞き、購入してしまいました。

コンプリートにはまだまだかかりそうですが
ストーリーモードは一通りクリアしたのでその感想を。

爽快感はかなりのものです。
大技をぶっ放して誘爆で敵を次々と倒していく時の
「暴れてる感」といったらもう。
操作はシンプルな上に全機体共通なので覚えやすいです。
グラフィックはさすがに綺麗。
アニメのイメージを損なっていないところも素敵です。
ラスボスの出でたちが「騎士ガンダム物語」(特に「光の騎士」までの時代)に
子供の頃ハマっていた人間にとってはニヤリとさせられるもの
だったりとファンサービスも忘れていません。

不満だった点は二点。ストーリー部分と戦場マップ。
ストーリーは一言でまとめると「あって無きが如し」です。
あれだけの数のキャラを話に絡ませているだけでも凄いとは思いますが
とってつけたような印象を受けてしまいました。

戦場マップはごく一部を除いてランダム。
拠点配置もランダム。
パターン数が少ないため何度も同じようなマップを
プレイすることになります。
ミッションごとの違いも敵味方の戦力、エース機の配置以外は
殆どないため作業ゲーをやっている気分になることも。
できればステージ、ミッションごとに特色がもっと欲しかったです。

ガンダムファン以外には余程の無双シリーズ好きでない限り
オススメはできませんが、
お気に入りのモビルスーツでサクッと一暴れしてストレス解消!
というようなノリで楽しむ分には最適な一本ではないでしょうか。

テーマ: ゲーム
ジャンル: ゲーム

タグ: ゲーム ガンダム無双 PS3

[エッセイ]人生激場

著者:三浦しをん
レーベル:新潮文庫


作家・三浦しをんとその友人知人のおバカ過ぎる生態が
赤裸々につづられるエッセイです。

胸毛フェチで好みのタイプは「ロードオブザリング」のアラゴルン。
いつでも妄想が暴走しているその文章は、
電車の中で読むには中々に苦しいものがありました。
恐らく私の顔はニヤニヤするのをこらえるために
さぞかし歪んだ顔をしていたことでしょう。

著者の語り口がうまいのか、それとも類は友を呼ぶのかは
わかりませんが、時折登場する弟氏や友人知人も
面白い言動をする変人(褒め言葉)ばかりです。

女性がするバカトークも嫌いじゃないよ、という方は是非。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: エッセイ 三浦しをん 新潮文庫 人生激場

[小説]食堂かたつむり

作者:小川糸
レーベル:ポプラ文庫


恋人に全財産を持ち逃げされ、更に声まで失ってしまった
主人公の倫子。
失意のうちに戻ってきた故郷で彼女は自分に残された唯一の財産、
「料理」でもって再び立ち上がります。
彼女が開いた「食堂かたつむり」は一日一組限定。
その客のためだけに腕を振るう、という一風変わったお店でした。

序盤の踏んだり蹴ったりな展開から
どんな欝展開になるのかとヒヤヒヤしながら読んでいましたが、
開店以降は最後までとんとん拍子に進んでいきました。

祖母、母、娘のすれ違い、
倫子を助ける周囲の人たち、
屋根裏のふくろうの秘密。

月並みな表現になりますが、
素朴で暖かい物語でした。
映画版も是非観てみたい。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 小川糸 ポプラ文庫 食堂かたつむり

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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