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SF (15)
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[小説]偽りのドラグーンV

作者:三上延
イラスト:椎名優
レーベル:電撃文庫


最終巻です。これまでの作者が発表してきたシリーズの中では
一番好きなものだったので残念。

やや駆け足の印象を受けましたが片付けなきゃいけないものは
片付いていて、綺麗にまとまったラストでした。

贅沢を言えばもうちょっと兄弟の対決やグロリア側の話、
ジャンを巡るティアナとクリスの女の戦い、
最初から最後まで揺るがない残念ぶりを見せつけてくれた
アダマスのその後など、まだまだ読んでみたい要素は残っていたのですが、
これはこれで無駄がなくて良かったかと思います。

作者の次回作にまた期待。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

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[小説]本当の戦争の話をしよう

作者:ティム・オブライエン
訳:村上春樹
レーベル:文春文庫


「戦争はよくない!」と声高に叫ぶことがひどく空虚なものに
思えてきてしまう一冊。

「オブライエンはもちろん、戦争を憎んでいる。でもこれはいわゆる反戦小説ではない(訳者あとがき)」
まさにその通りな作品でした。

この本に収録されているのはベトナム戦争とそこに参加した米軍の一部隊
アルファ中隊」の面々を中心にした短編22本。
その中でも「ソン・チャボンの恋人」のインパクトは異様。
彼氏の見舞いに長期休暇を利用して戦場へとやってきたごく普通の女の子。
彼女はいつの間にか部隊に、グリーンベレーに、森に、戦争にとけ込んでいき、人ならざる存在へとかわっていく。

「狂気」というもののお手本のような一編でした。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

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[映画]トワノクオン 第2章

制作:BONES
公式ページ:http://www.towanoquon.com/


強い"想い"故に異能を身につけてしまった能力者「ベスティア」。

彼らを何とかして救おうとする主人公・クオンたちと
彼らを秩序のために拘束、排除しようとする組織・オールド―が
対立する物語です。

次々と発生する謎の殺人事件。現場に残されるのは付近の壁面に描かれた"花"の絵と"匂い"。
事件の真相をクオンたちとオールド―の風見瞬らの双方が追い始めるところから
今回のエピソードは始まります。

ベスティアをどうにか救う事ができた前回。
今回はそれと対称的に「救えなかった場合」が描かれた話だったように思えます。

ラストの能力制御が成功して犬の命を救う事ができたと喜ぶキリと、
一人救えなかった相手の死を悼むクオンの対比、
そしてキリからクオンへと伝えられる少年の名前。
非常に印象的な場面でした。

第3章の予告からはテレパシストのテイが中心のお話となりそうな予感。
8月が楽しみです。

テーマ: アニメ
ジャンル: 映画

タグ: アニメ 映画 BONES トワノクオン

[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


面白かった!

前巻と同様、「奉仕部」に強制的に入れられた友達がいない主人公、八幡が
ネガティブな文句を垂れ流しつつ奉仕部部長・雪乃、
押しかけ部員の結衣らと共にちまちまと依頼をこなしていく流れ。

主人公の自虐ぶり、特に女の子に好意的な態度をとられたときの
リアクションが、いちいち自分の学生時代(あ、今もか)を思い出して
グサグサと刺さります。だが、それが心地よい。
そんな八幡が気になって仕方がない結衣は萌えるとかいう以前に
何だか可哀そうになってきます。
ラブコメにおけるサブヒロインの報われなさは異常。

後半に目立っていた主人公の妹・小町は実に素敵な妹キャラでした。
「実はお兄ちゃんのことが・・・」みたいな寝言を言うこともなく、
兄のことをやたら軽蔑したり罵ったりするわけでもなく、
"ごく普通の仲の良い兄妹"という空気を主人公との間に築いており、
読んでいてほっこりしてしまいました。

何だかんだ言いつつ新刊を尻尾ふりつつ待ち望んでしまうシリーズです!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ガガガ文庫 渡航 ぽんかん⑧ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

[小説]さくら荘のペットな彼女5

作者:鴨志田一
イラスト:溝口ケージ
レーベル:電撃文庫


物語の時間軸は年末年始、バレンタイン、受験、
そして卒業シーズンへと流れていきます。

空太の実家に(七海&美咲と共に)おしかけたり
バレンタインのチョコをこしらえたり
わかりやすい焼きもちをやいたりと一巻の頃に比べて
ヒロイン・ましろは随分感情豊かになり、
空太はゲーム企画の審査を通過、
七海も声優への道に繋がる関門に挑むなど、
登場人物も着実に前へ進んでいます。

しかし、この巻の主役は何と言っても卒業を間近に控えた三年生コンビ。
ずっとモヤモヤした状態が続いていた美咲&三鷹の関係に
一応の決着がつきます。
読者の立場として引き延ばし過ぎじゃああ!!と叫びたくなりましたが
いい方向に落ち着いて良かった良かった。

しかし、ラストで空太たちに突きつけられる、とある宣告。
これは、何やら次巻がクライマックスの予感がします。
足元の地面から崩されるこの事態を、空太たちはどう乗り越えていくのか!?
次巻も楽しみです。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

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[小説]僕の小規模な奇跡

作者:入間人間
イラスト:宇木敦哉
レーベル:メディアワークス文庫


マイペースな大学生が、ツン99.9%な不機嫌同級生の女性に
500ページを費やしてひたっすら「好きだ」とストーカーもドン引きする勢いで
主張し続ける作品です。

さすが作者様。どこか病んでいます(褒め言葉)。

前半では登場人物どうしに隠された関係がチラリチラリと
明らかにされていく形で進み、事態が目に見えて動き始めるのは
後半に入ってから。
そのため人によってはひどく単調で退屈に思えてしまうかもしれません。

それすらも味や演出として受け止められる人は、
きっと勝ち組です。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

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[ゲーム]Rewrite

制作:Key


ギャルゲーと呼ばれるゲームをプレイする方々の世界では知らぬ者はいないであろう、
超人気メーカー、Keyの最新作です。
ようやく最終シナリオまでクリア。

思いっきりネタバレを含んでいます。
ご注意ください。














面白かった!…とは思います。
クリア後の心地よい脱力感は、間違いなく自分が物語世界に
どっぷりつかっていたことを示しておりました。

音楽は相変わらず最高でした!
特にED曲の一つ「闇の彼方へ」は鳥肌もの。
タイトル画面の曲「旅」も未だに頭の中から離れません。

ヒロインたちも素敵。
今作のエロ担当(?)朱音の頭のきれる女王様タイプなのに
意外とメンタルは弱いインドア系ダメ人間なとこや
小鳥の時にはふざけ、時にはツッこみ、時には突き放し、時には包み込む
掴みどころのなさは特に好み。
ツンデレ剣士・ルチアが個別ルートでデレきったときの破壊力もなかなかのものでした。

男性陣も中二病気味だけど侠気溢れる吉野、
上司にしたい二次元キャラ!な江坂など面白い奴らが揃っています。

主人公は…個人的にはギャルゲーと呼ばれるジャンルのゲームにおいて
魅力を感じる男主人公というものに未だにお目にかかったことがないので
脇においておきます。

だがしかし、だがしかし、
世界観とバトル展開、「Moon」「Terra」シナリオについては
正直自分のお肌には合いませんでした。

超人バトル展開の描写は世のバトル系ラノベと比べてもどうにも古臭く思え、
「自然破壊」とか「星の寿命」とか「色々絶望したから世界を滅ぼす」といった
フレーズはどうにも安っぽいものにしか感じられず、
可愛いといえば可愛いけど終盤までろくに会話も成立しない、
人類に対して超越した立場にいる少女・篝がメインヒロインの座につく最終シナリオは
どうにも感情移入できず、
何とももどかし過ぎる後味となってしまいました。

大樹。
その前に佇む少女・小鳥。
「書き換えることが出来るだろうか。彼女の、その運命を。」

始めてこの作品の告知をKeyのホームページで見たときの
ワクワク感は忘れられません。

きっとこの小鳥という少女がAirの観鈴、
CLANNADの渚、リトバスの鈴のように
最終シナリオで鮮烈な感動を与えてくれるに違いない。

Airの「青空」が流れるシーン。
CLANNADの幻想世界編のラスト「さよなら…パパ!」。
リトバスの恭介たちがやろうとしていることと物語世界の秘密が明らかになる場面。
あの時のような全てが一本に繋がる衝撃をまた味わう事ができる。

そう思っていました。

シナリオライターが大きく替わり、
これまでのKey作品とはベクトルが大きく変わるであろうことは
想像してはいましたが、Key作品の真骨頂な根っこの部分は
形を変えて維持されるものだと思っていました。

小鳥シナリオでの両親(偽)との別れや
小鳥が瀕死の瑚太郎をかついで必死に前へと進む場面、
最終シナリオで"人工来世"から必死になりながら朱音を連れ出す場面
(そして最後にそれを助けてくれたのが
疎遠となった両親とかつての仲間だったところ)など
グッとくる場面も沢山あったのですがその一つ一つが自分の中では
全く化学反応を起こしてはくれませんでした。
非常に残念です。

しかし、それでもまた次回作を待ちわびてしまう自分がいるのも確か。

自分の読解力のなさや感性と頭の固さを反省しつつ、
また数年後を待ちたいと思います。

テーマ: ゲーム
ジャンル: ゲーム

タグ: ゲーム rewrite Key

[小説]ロウきゅーぶ!8

作者:蒼山サグ
イラスト:てぃんくる
レーベル:電撃文庫


やはりこのシリーズはロリコンの皮をかぶってスポ根している場面が
一番面白い!と思います。

物語は夏休み明けの九月。

智花の、紗季の、真帆のライバル(?)となりそうな
下級生が新たに登場し、スポ根方向に新たな展開へと進んでおります。
これはその内に公式戦参加もあるか?

智花の誕生日会や昴と紗季のデートイベントも
ラストの葵と京都ペア旅行発生も素敵だとは思うのですが、
出来れば、出来れば、スポ根方向にずんずん進むといいな!
と、このシリーズの一ファンとして願ってやみません。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 蒼山サグ てぃんくる ロウきゅーぶ!

[漫画]フェティッシュベリー1、2

作者:亜樹新
連載:月刊コミックBLADE AVARUS
出版:マッグガーデン


主人公・水原ひよりは特定の男子の手や声や髪や仕草などなどに
ついハァハァしてしまう難儀な性癖をもった女子高生。

彼女がとびっきりの好みなパーツ揃いの男子・成田尚久と
(何故か女子便所で)出会うところから、物語は始まります。

女子便所で女の子を拉致監禁しても
女の子の弱みを握って下僕扱いしても
ひっぱたいても所有物扱いしても
イケメンだから許されちゃうんDA・ZE☆という
非モテ男子視点から見ればちゃぶ台をひっくり返したくなるような
場面も多々あるのですが、
絵柄の見やすさ、要所要所での女性陣の表情、
メインの女の子二人(フェチ&腐女子)の残念さ&暴走っぷり、
ヤンチャ系イケメンの空回りっぷり、幼馴染イケメンの不遇っぷりは
非常に魅力的。ニヤニヤできます。

三巻くらいで終わってしまいそうな雰囲気ですが、
続きも楽しみです!

テーマ: 漫画
ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 漫画 亜樹新 マッグガーデン 月刊コミックBLADE_AVARUS フェティッシュベリー

GOSICKs IV 冬のサクリファイス

作者:桜庭一樹
レーベル:角川文庫


最後の平穏な日々。
クリスマスを前にした聖マルグリッド学園のイベント、
「リビング・チェス大会」を舞台に、
シリーズの割と初期から明かされずにいた謎の答えが
次々と明らかに!

グレヴィールの頭が尖り、捻られ、
部下の男二人が手をつなぐに至った事件の真相とは!?

最後のエピソードを前にして、苦笑いと共に心が温まる外伝です。

シリーズがもつ「ほのぼのした部分」の集大成という印象。

平和ながらも近付いてくる終わりの予感。

次巻が楽しみです。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 角川文庫 桜庭一樹 GOSICK GOSICKs 冬のサクリファイス

[映画]トワノクオン 第1章

制作:BONES
公式ページ:http://www.towanoquon.com/


ビバ!中二病!!
バトルありのアニメで中二病じゃないものはない気もしますが。
中二病も突き抜ければ惹きこまれますし拍手喝采したくもなります。
要約すると、「面白かった!」
上映している劇場が少ないのが玉に瑕?

全6章で構成されるオリジナルアニメ映画の第1章です。
ちょっとダークな世界観、色々と葛藤・苦悩するヒーローアクション、といったところでしょうか。
舞台は想いの強さの暴走によって能力が発現する者たちが存在する近未来風な日本です。

主人公のクオンは能力者たちの互助組織(?)「アトラクター」のリーダー的存在。
物語は"秩序"のために能力者たちを狩る組織「オールトー」に追われる少年を
クオンたちが救出する場面から始まります。
第1章なだけにまずは主人公たちや敵対する組織とその背景、世界観の紹介といった印象。
物語が本格的に動き出すのは第2章以降になりそうです。

主人公が余りにも精神的に出来が良過ぎて、お前は聖人君子かとツッコミたくなったり、
いくら仲間を信頼してるからといっても打ち合わせ無しで両面作戦は如何なものかと
苦言を呈したくなったりもしますが、
声を失った歌姫(?)正統派ヒロインのキリ、
長身モデル体型でストレート&積極的にクオンへの好意を見せるユリ
(アニメでのこの手のタイプは恋愛的噛ませ犬になるパターンが多い気が…)、
おっとり和風上品なお姉さんテレパシストのテイ、
動物と会話ができる(?)お絵かき大好きロリ少女ミウ、
ツンデレテレポーター青年のタカオ、
オールトーのボス、冷酷で合理的で生真面目なロックオン、もとい上代、
罵られたいMな人が続出しそう?能力者を狩るサイボーグ部隊の紅一点・飛鳥、
配布された冊子によれば「もう一人の主人公」らしいサイボーグ部隊のルーキー・風見、
と、登場人物はどれもこれからの活躍を期待させてくれる雰囲気を醸し出しています。

これから先、物語がどう広がって行くのか、楽しみです!

テーマ: アニメ
ジャンル: 映画

タグ: アニメ 映画 BONES トワノクオン

[小説]赤鬼はもう泣かない

作者:明坂つづり
イラスト:白身魚
レーベル:ガガガ文庫


ナチュラルに女子の二の腕を舐めてしまう変態中学生、西遺大豪は
その性癖を危ぶまれてか両親から離れて地方の学校に転校することになります。
そこで彼は奇妙な同級生と自身の秘密を知ることに。

どこまでがギャグでシリアスでグロなのか
テンポがいいのか悪いのか迷ってしまうノリで最後まで
突き進んでいきます。

もしこの作品を擬人化するとしたら、
「面白くていい奴なんだけどちょっと絡みづらい人」。

和風伝奇ものがお好きな方なら楽しめるかと思いますが、
何とも感想を書きにくい一冊でした。

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

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[小説]配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

作者:大崎梢
レーベル:創元推理文庫


主人公の杏子は成風堂という本屋で働く書店員。
彼女の周りには書を求めるお客と共に、
本が関係する一見奇妙な謎も舞い込んできます。

主人公の職業も事件の発端もトリックもオチも全部本が絡む
ミステリ(?)作品。
「?」を付けたのは「真相は一体どうなっているんだ!?」と
なぞ解きをしたりハラハラドキドキを味わったりするよりは
登場人物どうしのやり取りを楽しむお話なように思えたためです。

特に困っている人を見ると放っておけない、しっかり者でワトソン役な杏子と
不器用だけど物怖じせず、勘が鋭い探偵役の多絵のかけ合いは
好奇心旺盛な子犬とその飼い主を見ているようで、ニヤニヤせずにはいられません。

全体的な印象としては女性が女性読者を想定して書いた作りとなっている気がします。
男どもは一歩離れたところで女の子どうしのキャッキャウフフでも耳にするようなノリで
楽しみましょう!

テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 大崎梢 創元推理文庫 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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