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[小説]とある飛空士への夜想曲(下)

作者:犬村小六
イラスト:森沢晴行
レーベル:ガガガ文庫


面白かった! そして熱かった!
譲れない一線を守るため、背中で語る男・千々石は最期の空を翔ける!!

千々石も"海猫"も帝軍の仲間たちも漢らし過ぎです。
生き様に憧れざるをえません。

ヒロインとの最期のやり取りの際に千々石が訥々と語る、
空、戦争、ヒロインへの感謝の気持ちにはもう涙涙。
結末がある程度見えてからでも「どうか生き残ってくれ……」と
願わずにはいられませんでした。

このシリーズはどれだけ自分の心を揺さぶれば気が済むのでしょう。
大満足、でした。
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[小説]僕は友達が少ない7

作者:平坂読
イラスト:ブリキ
レーベル:MF文庫J


DVD付き特装版の方を購入。
第0話の気合の入ったゲロの描写に度肝を抜かれました。
12禁級のグロさです。

本編の方はといえば、
過去にこだわる夜空、前を見すえる星奈、
客観的に隣人部の姿を把握している理科、と
ヒロイン三人の立ち位置が明確になった巻でした。

傲岸不遜で友達がいない以外は割と完璧人間だった夜空が
恐ろしいほどダメな子になっていっております。
それに反比例するかのように星奈と理科のカッコいいことカッコいいこと。

これまで多くの読者がツっこんできたであろう、
「お前らもう十分友達だろ!リア充だろ!!」への作者からの回答が
今巻、次巻あたりで示されそうな気配がします。
アニメ共々今後の展開が楽しみです!

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[小説]GJ部7

作者:新木伸
イラスト:あるや
レーベル:ガガガ文庫


相変わらずブレないゆるふわ感。
妹たちが準レギュラー化してもそれは変わりません。

しかし、そんな中でも作中の時間は経過していき、
三年生組に卒業の影がちらつき始めます。

作者曰く「8巻では終わらない」そうですが、
この先果たしてどう展開していくのか?

「まだまだ続きます」という言葉はバラエティ番組なんかでは
「もうすぐ終わります」とほぼ同義な気がするのですが
それがこのシリーズには適用されないことを祈るばかりです。

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[歴史]ローマ人の物語 43 「ローマ世界の終焉(下)」

著者:塩野七生
レーベル:新潮文庫


さよなら、ローマ。な最終巻。

西ローマ帝国滅亡後、かつてローマだった地は
蛮族たちの覇権争いの舞台と化します。

そして同胞のはずの東ローマ帝国の介入を機に、
ローマという都市とそこに生きる人々にも終焉の時が訪れます。

この「ローマ人の物語」シリーズはカルタゴとの戦争部分と
この41~43巻だけ読んでいるのですが、それでも
どうしようもない寂寥感でいっぱいになります。
全巻読破している方に至ってはそれがどれほどのものになるか
想像もつきません。

この寂しさともどかしさこそ、歴史の魅力なのかもしれません。

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[歴史]ローマ人の物語 42 「ローマ世界の終焉(中)」

著者:塩野七生
レーベル:新潮文庫


西ローマ帝国、滅亡。

人物も危機への対応もどんどん小粒になっていき
読んでいて哀しくなってきます。

多くの国は滅亡する時「XXに攻め込まれて~」や「~の反乱により」と
それなりに劇的な瞬間があるものな気がしますが、
偉大なるローマ帝国の終焉は「昔有名だったけど今は忘れ去られた芸能人」のように
希薄で、実に感情のやり場に困るものでした。

欧米の(特にキリスト教の敬虔な信者の)人たちがこの物語を読んだら
どのような感想をもつのでしょう?

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[歴史]ローマ人の物語 41 「ローマ世界の終焉(上)」

著者:塩野七生
レーベル:新潮文庫


おお、ローマよ、あなたは長く世界の女王だった。


 ローマ帝国の崩壊が始まる第41巻。

 テオドシウス帝亡き後、幼帝を託された軍総司令官スティリコ。
 帝国の実質的な分裂。度重なる蛮族の侵入。
ローマの屋台骨が音を立てて崩れ始める中、
「最後のローマ人」の孤独な戦いが始まります。

 蛮族を父にもち、"半蛮族"と蔑視されながらも最期の時まで"ローマ人"で
あり続けたスティリコの生き様に涙。
 この巻はもう本当にそれに尽きるのではないでしょうか。

 「絶対に譲れない一線」。自分も見つけてみたい。

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[小説]俺の妹がこんなに可愛いわけがない9

作者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
レーベル:電撃文庫


結論:みんな変態。

各キャラの変態ぶりがここに至って極まってきております。
特に京介と桐乃は8巻の出来事があって以来タガが外れている印象です。
京介&赤木の妹自慢バトル、桐乃&瀬菜の兄自慢バトルは
もう行き着くところまで行き着いておりました。

そんな中で良心的存在感を放っていたのは黒猫の妹、五更日向のエピソード。
好奇心旺盛でおませで姉想いで妹想いで賢いけど単純な次女。
微笑ましいお話でした。

9巻で最もページ数が割かれている"槇島沙織"のエピソードは
本編の沙織のルーツともいえる出会いと別れが語られています。
槇島姉妹よりも来栖加奈子の姉・彼方の女神っぷりのインパクトが強いです。
沙織、加奈子、黒猫、京介と主要人物へ与えた影響の大きさでは作中随一。
作品中で最も人としてまともなキャラの一人だったように思えます。

短編集の体裁をとりつつも八巻からの引き継ぎと十巻への仕込みに
なりそうな要素も多々ある満足度の高い一冊でした。

お次も楽しみです!

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[小説]放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝

作者:竹岡葉月
イラスト:中山みゆき
レーベル:ファミ通文庫


素敵な外伝でした!!

本編主人公の妹・アディリシアとその相棒ジノがメインの短編集です。
時間軸は一巻の少し前くらいまで。
謎めいた立ち位置にいる二人の素顔を見ることができます。
そして本編ヒロインたちの師匠の宿敵(?)なあの人の姿も。

我が道を行くお姫様とそれに振り回される王子様。
実においしい組み合わせです。

もう戻らない無邪気な日々。
二人の戦いは続きます。

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[映画]コクリコ坂から

企画・脚本:宮崎駿
監督:宮崎吾朗
製作:スタジオジブリ


舞台は西暦1960年前後の横浜。
感想は一言で述べるとすれば「いい話だな~」

イメージイラストに「上を向いて歩こう」とあり、
挿入歌としても坂本九の「上を向いて歩こう」が使われている通り、
理不尽なこと、辛いことがあっても、それでも上を向いて歩いていけば、
それがいいことを呼びよせることだってありますよ~!という物語です。

街並みや小道具の数々、学校、そして物語に深く関わる「カルチェラタン」など、
溢れんばかりの昭和の匂いには小学校低学年くらいまでは"昭和"だった
自分のような歳の人間にとっても懐かしさを感じる本当っぽさがありました。
まだまだ経済的に豊かさとは程遠いけれど、それでも前向きに生きようとする
登場人物たちからも当時の空気を感じられたような気がします。
雰囲気は本当にもう、最高。

ただ、物語と主役である松崎海と風間俊にはいまいち感情移入しきれず、
そのせいか約90分という上映時間が異様に長く感じられました。
自分の節穴な目からはいつの間にか「カルチェラタン」に出入りするようになった
松崎海がいつの間にか風間俊と相思相愛になって、
実は○○かもしれない、という疑惑も割とあっさり真相が明らかになって、
いまいち盛り上がりきれない、消化不良な感触。
自分のような感受性の鈍い人は恐らく「……で?」と劇中で何度も呟きたく
なったのではないでしょうか。

「ナウシカ」や「ラピュタ」、「もののけ姫」がジブリ作品の中で一番好き!!
という方には若干オススメしにくい作品かと思われます。
「海がきこえる」「おもひでぽろぽろ」「耳をすませば」あたりがベスト!!
という方なら楽しめる、かも?

テーマ: アニメ
ジャンル: 映画

タグ: 映画 アニメ コクリコ坂から スタジオジブリ 宮崎駿 宮崎吾朗

[小説]"夕顔" ヒカルが地球にいたころ……2

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


面白かった!!

源氏物語と花をネタに紡がれる物語第2巻。

今度のヒロインは"夕顔"こと奏井夕雨。
儚げな引きこもり少女です。

ラストの"ヒカルが見せたかったもの"の所まで駆け抜けるシーンの美しさには
グッとくるものがありました。
別れ際の笑い上戸宣言は彼女なりの是光へのアピールでしょうか。
そのうち復活してくれることを祈りたいです。

今回のシリーズは"文学少女"と同種な匂いのする展開の上に
情に篤い愛すべき直情バカ・是光と彼にとりつく貴公子な幽霊(?)ヒカルが
半ば強引に事態を切り拓いていくという要素が合わさり、
何とも吸引力の強いお話となっております。
そして源氏物語のヒロインたちの名を冠する少女たちや
何だかんだ言いつつ是光を応援する、恐らく源氏物語の作者、紫式部が
モデルと思われる少女・式部夏帆が物語と是光にどう絡んでいくか、
源氏物語の展開と比べつつ想像するのが何とも楽しいです。

第二巻では女性キャラだけじゃなく頭条(名前からしてモデルは頭中将?)という、
冷酷な貴族様の仮面の下に"文学少女"の芥川ばりの誠実な朴訥さと
兄バカぶりを隠し持つ男が登場し、こちらの関わり方も楽しみです。

最後にはちゃっかり式部と前巻のヒロイン"葵"が爆弾を投下していき、
作者曰く「平安最強ロリッ子」こと"若紫"が次巻予告に登場したのも相まって、
三巻へのワクワク感もうなぎ上りです!

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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