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[小説]はなぢ店長じゃ、だめですか?

作者:新木伸
イラスト:火曜
レーベル:ファミ通文庫


 メインの舞台がエロ漫画専門店、ということで卑猥な単語が大量に出てきますが、ラノベなだけにいかがわしさは控え目。

 新米バイトな主人公と、その同級生にしてエロネタ耐性ゼロなのに臨時店長をやる羽目になっているヒロインの関係が微笑ましいラブコメです。

 ただ、しょっぱなからバイブプレイは、アウト、だと思います。
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[小説]弩

作者:下川博
レーベル:講談社文庫


 シンプルで漢らしいタイトルに興味を惹かれて購入。
 ""というと中国の話を連想しますが、日本の鎌倉末期~室町初期にかけてのお話です。

 因幡の国の貧しい村、智土師郷。
 そこに新しく赴任した管理者代理の光信。
 彼が持ち込んだ高麗人参を元手に村民の一人、吾輔は商売を始め、その結果村は豊かになりますがそれ故にその財産をタチの悪い元領主一党に狙われることになります。

 農民VS侍。本来なら勝てるはずのない戦い。
 楠木正成に従って戦った経歴のある男・義平太を軍師に迎え、""という異質な兵器を活用し、強大な敵に農民が立ち向かっていく姿がわかりやすく、且つ泥臭く生々しく、当時の価値観や時代情勢の描写と共に語られます。

 面白かった!

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[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


 ネタとネット用語&言い回しオンパレードでそろそろ日本語でおkと言いたくなってくるレベル。
 しかし、そんなところが自虐的な主人公のノリとぴったりハマっていて、いい味になっているから困ります。

 お祭り以外はこれといった大きなイベントもなく進む日常巻。
 まさかのメインヒロイン(ほぼ)不在で青春(?)模様が流れていきます。
 男性陣の平和っぷりと女性陣のシリアスさ(出会いが欲しい某女性教師含む)が対照的。

 すれ違い空回る主人公とヒロイン二人の関係がこれからどうなっていくのか?楽しみです。

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タグ: ライトノベル ガガガ文庫 渡航 ぽんかん⑧ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


 もはや哲学が入ってきている感すらあるぼっちのぼっちによるぼっちのためのラブコメディ。

 ボランティア活動として強制的に駆り出されたキャンプ場で主人公たちが出くわしたのは、子供たち特有のドロドロとした人間関係。

 この作品らしい実に後ろ向きな手法(褒め言葉)でもって、彼らは問題の解決に動き出します。

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[小説]忍びの国

作者:和田竜
レーベル:新潮文庫


 時は戦国。織田信長が天下取りへ向けて着実に突き進んでいた頃。
 伊賀の里で地侍たちが自分たちの"商売"のために狡猾な計画を密かに進めていました。

 武士。忍び。同じ時代の人間でありながら別の生き物といってもいいほど価値観が異なる両者の歪みと激突が非常に読みやすい文章で語られております。
 人の心理につけ込んだ謀略により引き起こされた戦。しかし、その謀略にヒビを入れるのもまた人の心理、というニクい演出には鳥肌がたちました。

 終盤での無門の方針変換は(計画を崩すの平兵衛の言葉やお国の存在などの要因があったとはいえ)ちょっと唐突に思えましたが、信念のような綺麗な言葉では片付けられない男たちの生き様は陰惨ながらも痛快でありました。満足!

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[エッセイ]日本の路地を旅する

著者:上原善広
レーベル:文春文庫


 「日本の穴場旅行記なのかな?」と手にとって裏の概要を読んでみるとそこには被差別部落の話が。

 そこに生まれなかった人間としては本当にどうコメントしたらいいのか迷う、触れにくい話題ですが、路地出身という筆者により非常に冷静な視点で各地の路地の"今"が書かれております。


 私が小学校低学年の頃、鬼ごっこをして鬼がタッチするとき、「え~った!」と言ってタッチするルールがあったり、「『バーリア!』って言えば鬼になんないよー!」などと無茶ぬかす輩もいたりしたことを思い出しました。
 そして三年か四年生くらいの頃、誰からともなく「『えった』って言ったらいけないんだよ」という話が出回るようになり、いつの間にか『えった』というルールは廃れ、その辺りから鬼ごっこ自体をやらなくなっていきました。
 今思えばあれも、この本に書かれている話題の流れをくむものだったんだなと思います。

 人にはオススメしにくいけれどオススメしたい一冊。

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[小説]"朧月夜" ヒカルが地球にいたころ……4

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


 源氏物語(と花?)をモチーフにしたちょいドロドロな恋愛絵巻第4巻!

 今度のヒロインは"朧月夜"こと右楯月夜子。
 赤い髪と艶やかな容姿が特徴的な大人っぽいお姉さんタイプです。
 誇り高さと弱々しさが同居するその二面性にはクラクラきました。

 物語のラスボスになり得る人物も新たに登場し、どんな展開がこの先待っているのか、ますます楽しみになってきました。

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[小説]ココロコネクト ステップタイム

作者:庵田定夏
イラスト:白身魚
レーベル:ファミ通文庫


 感想を書こうとして初めて表紙絵に紫之さんと藤島さんが紛れていることに気づきました! 
 今回も番外編の皮をかぶった次展開への下準備が仕込まれております。

 主役五人の馴れ初め「ファーストエンカウンター」は本編一巻に至るまでの流れを補完するエピソード。
 ヒロインのうちの二人、稲葉と永が仲良くなるきっかけとなった事件が回想形式で語られる「トリプルデートのエピソードにはお互い目茶苦茶怖がっているのにお互いを助けるためになけなしの勇気を振り絞っている終盤のシーンにニヤニヤさせられました。
 「デート×デート×デート」では盤石過ぎる太一&稲葉コンビの関係に鳥肌が。

 そして書き下ろしのこの我が道を行く疾走」では悩める藤島とそれに巻き込まれる文研部の後輩二人、という珍しい組み合わせでの暴走劇。ラストエピソードとなるらしい次巻へと続く不気味なひきでお話が締めくくられます。

 ラストエピソードは上下巻構成とのこと。今巻からどう繋がっていくのか? 卒業を間近にひかえた五人がどうなるのか?
 楽しみです!!

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[小説]のぼうの城 下

作者:和田竜
表紙絵:オノナツメ
レーベル:小学館文庫


 圧倒的戦力差で始まった秀吉軍の忍城攻め。
 誰もが寄せ手の一方的な勝ちとなるように見えたこの戦いは、忍城側の奮戦、三成や農民の心理、そして長親の奇妙な行動により思わぬ方向へと転がっていきます。

 "起こり得ないこと"が起こったその瞬間、歴史は動きませんでしたが多くの男たちの運命が動かされることになります。

 終盤の「残ったのはこの城だけ」のくだりには鳥肌がたちました。

 そして長親の「まだ戦いは終わっていない」という台詞と落城後、家臣たちの士官先斡旋に務めたというその後の人生に涙涙涙。

 真に、真によき戦でございました!

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[小説]のぼうの城 上

作者:和田竜
表紙絵:オノナツメ
レーベル:小学館文庫


 "野望"の読みを変えて"のぼう"と読んでいるのかと思ったら"でくのぼう"の方だった!

 時は戦国。秀吉による北条攻め直前。
 領民からは"のぼう様"と呼ばれ、家臣たちからも奇妙な親しまれ方をしている忍城城主の従兄弟・成田氏親。

 何をやらせてもパッとしない、戦国ものの主人公としては異色のこの男が無茶な要求を突きつける秀吉側の使いを相手に啖呵をきったとき、物語は動き出します。
 城を囲むのは才子・石田三成。
 寡勢をもって大軍にあたる。やはりこういう展開には心震えます。
 
 下巻に期待!

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

<<惚れている人、グループ>>
(敬称略)
・司馬遼太郎
・米澤穂信
・野村美月
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・大嶋啓之
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・燃えよ剣
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・東雲侑子は短編小説をあいしている
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・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!