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[小説]一つの大陸の物語(下)

作者:時雨沢恵一
イラスト:黒星紅白
レーベル:電撃文庫


 シリーズ完結! 
 作者様、登場人物の方々、お疲れ様でした。

 最終巻は、主人公格でありながら唯一タイトルにその名が冠されなかった男、トラヴァス少佐ことヴィルの物語でした。
 トレイズやセロンなどの面々が殆どおまけで、上巻で彼らに起きた事件も全く絡んでこないあたりは少々物足りなかったですが、ヴィルとアリソン、最後に始まりの二人に戻ってくるという心憎い演出には大満足。

 大団円、という言葉にふさわしい巻でした!
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[小説]好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

作者:瀬那和章
表紙絵:川井マコト
レーベル:メディアワークス文庫


 三姉妹がそれぞれの恋を見つめる、コメディは付かない恋愛短編。

 長女と次女については、真っ先に『スイーツ(笑)』という言葉が頭をよぎりますが、それを乗り越えると、次第に彼女たちに幸あれ、と願いたくなってきます。

 性格はバラバラな上に他二人には言えない秘密をそれぞれ抱えつつ、何だかんだ言いながらお互いを想い合い、支え合い、見抜き合う姉妹愛。
 ほっこりしました。

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[小説]"空蝉" ヒカルが地球にいたころ……7

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


 グッときた!!
 
 "母親"とは?
 本巻ヒロインの空、ヒカルとその"最愛"、そして是光と彼が幼い頃に出て行った母親。更にはひいなの出生の秘密。様々な親子関係を通してそれぞれが自らの存在価値について答えを見いだすエピソード。

 ヒカル、ひいな、葵の応援を受け、"母親"というトラウマと、ズタボロになりながらも最後には笑顔で向かい合った是光の姿に、読んでるこちらまで涙腺がゆるみっぱなしでした。ヒロインは空蝉こと空さんでしたが、メインは完全に是光の戦いだったように思えます。
 既巻ヒロインも黙ってはいません。出番の少なさの割には目立っていたのが朝ちゃんさん。これまで散々是光のことを駄犬呼ばわりしてきた彼女ですが、この巻では彼女の方が犬と化しています。ご主人様に待てと言われれば尻尾を振って声がかかるのを健気に待ち、GOサインが出れば喜び勇んで尽くしちゃう。彼女の首に、首輪を幻視してしまいそうです。
 終盤で一巻のヒロイン、葵がおいしいところをかっさらっていきましたが、個人的には、これは五点ビハインドの試合で満塁ホームランを打ったに過ぎないような気がします。
 その他のヒロイン(頭条さん含む)たちは、今回はネタ要員。活躍の場はあんまりなし。その分、学園祭となる次巻で大暴れしてくれることを期待です!!

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[小説]オコノギくんは人魚ですので2

作者:柴村仁
表紙絵:
レーベル:メディアワークス文庫


 日常の中に『人魚』と謎生物『うじゃ』が存在する架空日本が舞台の物語第二巻。

 どこか憎めない、抜けた敵(?)役が登場し、謎めいた(でも、良い意味でいまいち深刻さが感じられない)方向へと話は進んで行きます。

 後半では男三人が為す術もなく拉致られる中、一人奮闘して自力脱出を果たすナツさんの姿はヒロインというよりはヒーローでした! そのくせして危機的状況から助かると信頼している大人に無邪気に泣きつくというギャップもご披露し、更には本人と同じく怪力の母親、トラップだらけの広大な家在住という、謎家庭まで明かされます。ナツさん、あざとい!(褒め言葉)
 今後の活躍が楽しみです!

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[小説]マグダラで眠れIII

作者:支倉凍砂
イラスト:鍋島テツヒロ
レーベル:電撃文庫


 理想を求めてもがき続ける者たちの物語、第三巻。
 前半は『錬金術師であることを証明せよ』という、中世の魔女狩りを彷彿とさせる無茶ぶりに主人公らが挑む話。後半は騎士団の密命により金を採掘しているという噂のある山の民の秘密を追う話。
 両方に共通して流れるのは・・・・・・主人公とヒロインの痴話喧嘩! 勿論、自らの役割、生き様、人との関係に登場人物たちが苦悩するシリアスな要素もてんこ盛りなのですが、やっぱり痴話喧嘩の印象が一番強いエピソードでした。
 彼と彼女の、何だかんだ言ってベッタリなのに壁を一枚隔てている部分もある関係に、ニヤニヤがとまりません。

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[小説]たったひとつの、ねがい

作者:入間人間
表紙絵:のん
レーベル:メディアワークス文庫


 『この物語に、同情の余地なんかない。』まさにオビの文句通りのお話です(プロローグの少年少女だけは除く)。

 「『安達としまむら』と同じ作者&絵師さんか~。のほほんとした話なのかな~」とか思って読んだら、冒頭から頭をガツンとやられました。

 "食い物"の恨みから始まる、数十年にわたる復讐の物語。食い物と言っても牛だったり豚だったり鳥だったりXXだったり、色々あります。
 全てが繋がるエピローグには、ただただ胸くそが悪くなるばかりでした(褒め言葉)。
 個人的にはR-15指定をしておきたい。

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[小説]ビューリフォー! 准教授 久藤凪の芸術と事件

作者:波乃歌
表紙絵:toi8
レーベル:メディアワークス文庫


 ドSツンデレ&芸術作品を観るとアッチの世界にいっちゃう変人准教授と貧乏おせっかい女子大生コンビによる、芸術をネタにしたライトミステリ・・・ミステリというかドタバタ劇。

 絵にまつわるエピソードを取っかかりにした謎解き場面も十分面白いのですが、それよりも二人のやり取りに和むお話、という印象でした。

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[CD]トライアド・シネマ

歌:真崎エリカ
作詞:真崎エリカ
作編曲:TAK-sk、真崎エリカ、Clean Tears、Ryo、青田新名、PHEVOTT、塚越雄一朗、倉田くらね、くど


 M3 2013春 という同人音楽イベントで購入した一枚。購入した中で一番のお気に入りです!
ノーマークなサークルさんだったのですが、試聴してグッとくるものがあったので入手しました。全8曲。

 紅茶でも飲みながら聴いてみたくなるようなジャケットの印象とは異なり、全体的にロボットものアニメのOP&EDのような、激しめで疾走感あふれる曲が中心となっています。

Tr.1「Thema of TRIAD CINEMA」
 インスト曲。舞台の幕開けを壮大に告げる、ファンタジー世界の夜明けのようなイメージです。

Tr.2「SACRED LINK」
 アルバム中、BPM値は最大なんじゃないかという気がするハイスピードな一曲。
 気づいたら手がエアギターを高速でかき鳴らしているような、のけ反るくらいにノリノリな作品。

Tr.3「インモラル・インサニティ」
 ロボットものアニメのOPにハマりそうな曲その1。
 何か聴き馴染みのある曲調だと思ったら、作編曲がClean Tearsさんだった!
 クールな重低音と機械的な高音、曲名通りにどこか妖しげな雰囲気の歌声が絶妙に合っていて、いい具合に曲の世界に没頭できます。

Tr.4「Logically dizzy kiss」
 比較的ジャケットのイメージに近い貴重な曲。
 曲調そのものはバーなどに合いそうな、ピアノとベース(?)を主体にし、渋く大人っぽいのですが、テンポがかなり早めなのでゆっくりお酒でも飲んでいるわけにはいかなそう。ライブのアクセントとして一つ入るとキュンときそうです。

Tr.5「キミカギ トロイメライの雫」
 抗えない運命に翻弄されるような。哀しき魂の叫び、といった雰囲気のドラマチックな歌です。
 梶浦由記がお好きな方にはオススメ。

Tr.6「Ready!」
 ロボットものアニメのOPにハマりそうな曲その2。
 緩急のつけ方とか、特にガンダム系に合いそうな気がします。主人公たちやヒロイン、敵役、キーとなる人物の登場タイミングまで頭の中に浮かんできます。
 これまた疾走感あふれております。思わず身体がリズムに合わせて動き出す、やっぱりノリノリな一曲!

Tr.7「Brave Star」
 能力バトル系アニメのOPにがっつりハマりそうな曲です。
 タイトルが浮かび上がってきて主要人物が一人一人クローズアップされる様子までイメージできます。
 他の曲と同様に駆け抜けるようなアップテンポぶりなのですが、サビの少し前にちょっとブレーキがかけていたり間奏部分でしっとりしたりと、緩急の付け方に中毒性が高いです。
 『翔べる。どこまでも、高く!』といった台詞が合いそうな作品です。

Tr.8「アナログラスター」
 ピアノ&ギター&ベースがしっとり且つドラマチック。素敵なED曲です。卒業曲という気もします。
 物語が終わり。お別れ。そして明日へ。

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[小説]魔法少女育成計画 episodes

作者:遠藤浅蜊
イラスト:マルイノ
レーベル:このライトノベルがすごい!文庫


 魔法少女inバトルロワイヤルなシリーズの短編集。
 33人全員登場とありますが、スポットライトが当たっているのは本編であまり内面が語られなかった人たちです。
 
 本編での行動理由の一部が明らかになったり、意外なつながりがあったりと、盛りだくさん。唯一のサービスシーンは中身が男の魔法少女、というあたり、このシリーズらしい歪みっぷりです。
 バトル殆どなしの平和な話が多かっただけに、本編での壮絶な殺し合いを思いだし、哀しくなってきます。

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[哲学]幸福論

著者:アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)
表紙絵:竹岡美穂
レーベル:角川ソフィア文庫


 ラノベな表紙ですが、中身は20世紀前半に書かれた立派な哲学書です。
 タイトル通り、『幸福とは何か?』を思索する一冊。

 「細かいことをウジウジ考えても余計に不幸になるだけ。自分が幸せかどうかは自分で決めるもの。前向きに捉えるべし。そして行動するべし!」と中々に漢らしいことを謳っています。
 部分的に運命というものを許容しつつ、それでも心の持ちようで世界は大きく変わるのだ、ということを説いてくれています。

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[小説]わたしは虚無を月に聴く

作者:上遠野浩平
イラスト:serori
レーベル:星海社文庫


 宇宙進出を果たしたものの、「虚空牙」と呼ばれる存在に人類が蹂躙されてしまっている世界の物語。
 夢か現か幻か。殆ど絶望しかないような世界なのに、どこかゆったりと、怠惰に身を任せてしまいたくなる雰囲気でお話は紡がれます。
 このシリーズに出てくる「虚空牙」って、やっぱり最近のブギーポップシリーズに出てくるあの兄妹に関係あるのでしょうか。上遠野作品と色々リンクしているので記憶と想像力をフル稼働させないと「わけが分からないよ!」となりそうです。

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[小説]一つの大陸の物語(上)

作者:時雨沢恵一
イラスト:黒星紅白
レーベル:電撃文庫


 シリーズ最終章。
 たった一つの大陸。かつて何度も戦火を交えた二つの国家。そんな世界でこれまで計17巻にわたって繰り広げられてきた物語の主要人物全員集合です!

 『メグとセロン』の主人公、セロンたちも十分すぎるくらいに超ハイスペック集団ですが、その前の『リリアとトレイズ』の主人公、トレイズと比べるとフツ-の人に見えてしまいます。超人過ぎる。そして更にその遙か上を行く『アリソン』の主人公、ヴィルとアリソン。そんなヴィルことトラヴァス少佐の身にまさかの事態が!? 更に何やら怪しげな人たちが蠢動を始めて。。。と、上巻は舞台のお膳立てに終始した印象です。
 それでも何だか満足。おかえり、と言いたくなります。

 下巻ではどんな激動の物語、そして大団円がやってくるのか? 楽しみです!

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[小説]RDG2 はじめてのお化粧

作者:萩原規子
イラスト:岸田メル
レーベル:角川スニーカー文庫


 学園もののようであり、伝奇もののようでもある、何だか不思議な物語。二巻目。
 ヒロインの泉水子は故郷を離れ東京(といっても高尾~八王子のあたり)での高校生活を開始します。しかし、その高校はちょっと変わった特色をもっていて。。。 

 泉水子と深行が、三歩進んで二歩下がりつつ、近づいたり離れたりしながら少しずつ二人で前に進んで行く様子が微笑ましいです。本当に騎士とお姫様。
 他にも陽気な美形双子姉弟や絵に描いたような嫌味優等生など、周囲も賑やかになってきました。三巻も早く読んでみたい!

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[小説]源氏物語04「夕顔」

作者:紫式部
現代語訳:与謝野晶子
レーベル:青空文庫


 源氏さん、ちょっと落ちぶれているけど知的&守ってあげたくなる系ヒロイン、夕顔と出会い・・・・・・別れる、の巻。

 お世話になった老婆のお見舞いに行った際、粋な歌を詠むけどボロ屋にひきこもって姿を見せない謎の女性に興味をもった源氏さん。打算的だけど情に厚くもある惟光朝臣をパシらせつつ徐々にお近づきになっていきます。
 源氏さんの猛烈なアタックが実って目出度く結ばれる(非公式)二人。イチャラブ生活を開始するのですが、そこに謎の生き霊が・・・・・・。

 前半で幸せ一杯になると後半で不幸になるフラグは、平安時代から存在していたようです。夕顔を喪ったときの源氏さんの悲しみっぷりは、それはもう、尋常なものではなく、涙涙な悲恋純愛エピソードした。・・・・・・源氏が既婚で六条に愛人がいて前巻の空蝉さんもキープしようとして夕顔の元カレ兼源氏の親友である頭中将に隠れてコソコソしているのでなければ。
 
 まだ序盤も序盤なのですが、ここまで読んだ時点での源氏さんの印象は、徹頭徹尾、"自分のことしか考えていない"という点。そこに微塵も迷いやブレはありません。鉄壁の自己中ぶり。つれない態度を取られれば「私がこんなに想っているのに」と恨み節を連ね、「何か気まずいから」という理由で夕顔の子を本当の父親(と思われる人物)に会わせない。私用のために部下をこき使い、労うどころか「肝心なときにいないとか、マジ使えねぇ」とぼやくなどなど。
 リアルに貴族が存在する時代に書かれた物語なだけに、源氏さんの貴族思考にはある種の凄みを感じます。彼の今後の活躍(色んな意味で)から目が離せません!

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[小説]ココロコネクト アスランダム(下)

作者:庵田定夏
イラスト:白身魚
レーベル:ファミ通文庫


 祝・完結! ラストダンジョン、もとい、"三番目"たちが支配する謎空間へと乗り込んだ主人公達。
 そこで彼らは、本当の絆とは何か? を試されることになります。序盤~中盤にかけて状況が悪い方に悪い方に流れ、主人公らが空回りする場面が延々と続き、二重の意味で読むのが辛かったのですが、光を見いだしてからは、みるみるうちに話が進んでいき、最後はこの作品らしい、いい意味での青臭さ全開で締めてくれました。
 "ふうせんかずら"が最後まで謎を残していたのも良かった。

 作者様、登場人物の方々、お疲れ様でした!

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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(敬称略)
・司馬遼太郎
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・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
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・いいひと。
・帯をギュっとね!