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[小説]"六条" ヒカルが地球にいたころ・・・9

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


 「源氏物語」(とあと一つ)をモチーフにした、ちょっとドロドロな恋ありサスペンス第9巻。
 
 色々な意味で衝撃のラストでした。あいつはゾーマではなくバラモスに過ぎなかった・・・・・・! 
 一人のヒロインの頭上に「当確」の文字が輝き、是光の女性関係も一段落つきそうですが、のんびりラブラブしてもいられなさそうです。

 今回は「俺が守ってやる!」系男子、主人公の是光のアイデンティティが揺さぶられ、これまで以上に精神的にズタボロになっていき、一人のヒロインの存在によってそれを乗り越え、大きく成長していく様子が印象的でした。やっぱり主人公は、あれこれ足掻いて一歩ずつ強くなっていくタイプの方が好感がもてます。

 序盤で別のヒロイン、朝ちゃんさんが色々な人から是光にプッシュされている場面が非常に微笑ましかったのですが、彼女にお似合いなのは、主人公ではなくギャグ&和み要員ぶりが板についてきた頭将さんなんじゃないかと思います。何だかんだ言って意識しているみたいですし。

 最終巻となる次巻は満を持してのサブタイトル「藤壺」。
 ラストダンジョンは信州? 真のラスボスは果たして誰なのか?(級長と思わせておいて、それも偽物なんじゃないかと。帆夏に接触してきたのもそんな気がしますし) 
 次でこのシリーズともお別れなのは寂しいですが、楽しみです!
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タグ: ライトノベル ファミ通文庫 野村美月 竹岡美穂 ヒカルが地球にいたころ

[小説]源氏物語08 「花宴」

作者:紫式部
現代語訳:与謝野晶子
レーベル:青空文庫


 タイトル通り、貴族らしく宴三昧な巻。
 帝が色々な意味で「いい人」過ぎて泣けてきます。

 相変わらずの芸達者+変質者(イケメンでなかったら通報されているレベル)な源氏さん。
 次々と催される宴の中で、新たに一人の興味深い女性と出会います。
 つかず離れずな歌のやり取りは源氏物語らしい雅な雰囲気で印象的でしたが、出会った時の彼女の源氏に対する率直な台詞「気味が悪い、だれ」には不覚にも爆笑してしまいました。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: 紫式部 源氏物語 青空文庫

[ノンフィクション]夜と霧

著者:ヴィクトール・E・フランクル
邦訳:池田香代子
出版:みすず書房


 恐ろしく理性的、客観的、でも生々しく記された強制収容所体験記。

 人権なんて異次元の彼方な、死と隣り合わせの日々で露わになる人間性。
 収容から解放の日まで淡々と書かれるその内容には、人の心とは何か? を考えさせられます。

 「生きていて何の意味があるのか? ではなく『生きている』ということから自分は何を求められているのか?」という問いかけには心を打たれました。

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[小説]悠木まどかは神かもしれない

作者:竹内雄紀
表紙絵:ちほ
レーベル:新潮文庫


 面白かった、というか微笑ましかった!

 中学お受験のために学習塾に通う主人公(と愉快な仲間たち)。
 塾に通う男子の多くが好意を寄せ、女子からも一目置かれるクールで知的で小悪魔な少女、悠木和が抱えている秘密とは? 
 日常の謎っぽい体裁ではありますが、中身は顔が思わずニヤニヤしてしまう小さな青春物語でした。

 小学生らしい、背伸び感と子供らしさがにじみ出るやり取りに、孫をもつお爺さんのような気持ちにさせられます。
 憧れの女の子は小悪魔・・・ではなく天使だったというお話。
 主人公たち行きつけのハンバーガー店の変人店主&店員ズら脇役陣もいい味出しておりました。

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[小説]源氏物語07 「紅葉賀」

作者:紫式部
現代語訳:与謝野晶子
レーベル:青空文庫


 催される宴。雅な詩の応酬。一休み回かと思いきや驚きのスキャンダルが明らかになります。

 親父の後妻との間にこさえてしまった子の誕生、
 冷え切った夫婦関係、
 そして暇をみては前々巻でとっ捕まえた幼女を愛でる。

 源氏さん、全方位に罪深すぎです。

 そして三枚目かませ犬役が板に付いてきた頭中将さんに明日はあるのか!?

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[小説]いとみち

作者:越谷オサム
表紙絵:西島大介
レーベル:新潮文庫


 面白かった! 読みやすかった!

 家族以外の人と接するのが大の苦手な濃密津軽弁使いの津軽地方在住高校生、いとがバイトをすることになったのは「メイド喫茶」。
 風変わりなオーナーや店長、先輩メイドたちや気さくな友人たちに支えられ、彼女は一歩ずつ、ゆっくりと成長していきます。
 
 クライマックスでの主人公の父と祖母によるファインプレー&声援には不覚にも泣けました。
 解説を読む限りでは二作目もあるようで。そちらも読んでみたい!

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[小説]エロマンガ先生

作者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
レーベル:電撃文庫


 面白かった! ・・・のだけど、どうしても前作『俺妹』の影がちらつきます。

 兄は高校生ラノベ作家、妹は引きこもり絵師。そんな二人+愉快な仲間たち(?)の義兄妹ラブコメ。
 今回は最初からお互いに好感度MAXであることが(ほぼ)明示されております。可愛さはこちらの方が上かも。
 地味子ポジションなあの子は挿絵すらなく、前作以上に報われなさそう。

 多少のイベントは発生するものの、敵は前作の黒い子を彷彿とさせられる小娘(しかも主人公に大変分かりやすく惚れていらっしゃる)。
 『俺妹』一巻での親父へのオタ趣味バレ~対決の流れを読んだときのような衝撃はありません。

 二巻が出るのは確定しているようなのでとりあえず次を待ちたいと思います。

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[小説]魔法少女育成計画 limited(後)

作者:遠藤浅蜊
イラスト:マルイノ
レーベル:このライトノベルがすごい!文庫


 様々な事情から「魔法少女」たちが、血で血を洗うサバイバルゲームに追い込まれ、えげつない運命に翻弄されるシリーズ第三幕後編。
 名前有り人物の死者ゼロ、というまさかのスタートをきった前編から一転、ひゃっはーっ!お前らお待ちかねの惨殺祭りだぜえ!! と言わんばかりの血と肉片と内蔵飛び散るバトルの連続です。
 生存者数は既刊よりも多いですが、個人的に一人くらいは生き残ってほしかったあのグループの面々が全滅し、生き残ったメンバーも約一名、嫌な予感しかしない悲惨な境遇に放り込まれた人も。
 クズも無知もベテランも、善玉も悪玉もそれぞれの友情があり、それが何だかんだ言いつつ最後まで変わらなかったが故の悲劇の連鎖。黒幕の正体も含め、毎回予想の斜め上を行く悪趣味展開はさすがの一言に尽きます!!

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[小説]魔法少女育成計画 limited(前)

作者:遠藤浅蜊
イラスト:マルイノ
レーベル:このライトノベルがすごい!文庫


 可愛らしいイラスト。微笑ましい魔法能力。なのに行われるのは仁義なき凄絶な殺し合い。が特徴のシリーズ第三幕。
 ・・・なのに、番外編ではなく本編なのにモブ以外誰も死んでいない。。。おかしい! と思わせられてしまうあたりがもうおかしい!

 今度の魔法少女たちが置かれる舞台は閉鎖空間。とある凶悪犯を巡って三陣営入り乱れての戦いのようです。

 主人公格と思われる表紙絵の少女は今回も戦闘能力低めですが、どんな立ち回りを演じてくれるのか。

 相変わらず適当で胡散臭い『魔法の国』。醜い政治的思惑の絡み合いに何も知らされないまま巻き込まれた中学生たち&教師&亀。恐らく血しぶき飛び散るであろう後半戦に期待です!

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[小説]人類資金IV

作者:福井晴敏
レーベル:講談社文庫


 世界を救うために、『M資金』10兆円を奪え!

 目的達成まであと一歩のところまで辿り着いた詐欺師・真船たちに降りかかる思わぬトラブル。
 Mの正体が明かされ、その真の目的に近づいていきます。

 「他の誰でもない、自分のルールに従え」というと格好いいのですが、どうもどの登場人物もただの独善的で自分勝手なだけのような気がしなくもありません。
 今後訪れるであろう、石優樹vs清算人・遠藤の直接対決を楽しみに、先を待ちたいと思います。

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[小説]青二才、出動! 内閣情報調査室別班ハガクレ1

作者:檜垣亮
表紙絵:緒方剛志
レーベル:角川文庫


 無骨なロボは漢の浪漫! 

 就職先が決まらず、途方に暮れる主人公が辿り着いたのは警察の装備では対抗できない凶悪事件を鎮圧する秘密の機関。

 展開やオチがことごとく想像の範囲内。
 主人公は等身大なのはいいのですが、どちらかと言えば悪い意味で青臭く、いまいち好きになれませんでした。

 設定はドキドキさせられただけに、少々残念な印象を受けた作品。

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[小説]ロストウィッチ・ブライドマジカル

作者:藤原祐
イラスト:椋本夏夜
レーベル:電撃文庫


 新シリーズ! 魔法少女は血反吐にまみれてなんぼ!
 
 とある事情により常識外れの力を身につけた少女達。
 彼女たちに課せられた目的は、最後の一人となり、女王としての力を証明すること。

 作者様らしい歪んだ世界観歪んだ登場人物たち。
 固有名詞にことごとく長々と添え字が付けられていて少々読みにくいのですが、既刊シリーズの雰囲気がお好きな方は読んで損はありません。

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
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そんな奴です。

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