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SF (15)
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[小説]ディファレンス・エンジン

作者:ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング
邦訳:黒丸尚
レーベル:角川書店


 蒸気で動くコンピュータが発明され、現実の歴史とは異なる進み方をしている世界が舞台。
 結構な時間をかけて読み終わった後、まず思ったのは「あれ?オチは?」。
 個々の話はいくつかの単位でそれなりに決着ついてはいるのですが、一本の線で全く繋がっきません。オビに書いている「彼」とは結局何だったのか? そもそもそんなものが登場していたのか(「全てを見そなわす目」がそうなのか)? からしてよく分かりませんでした。
 もしかすると、実際の歴史とこの小説世界の歴史とのずれを楽しむ話、だったりするのかもしれません。

 広がるのは一つの物語を読み終えた満足感、寂寥感ではなく、ただただ疑問符ばかり。自らの読解力のなさを思い知らされた作品でした。
 ニューロマンサーもそうでしたが、ギブスンは自分にはいささか難易度が高い。
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[エッセイ]荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟

著者:荒木飛呂彦
レーベル:集英社新書


 読むと無性に映画が観たくなる、『奇妙なホラー映画論』に続く『JOJO』作者のエッセイです。
 著者の映画愛が、『JOJO』他の作品を時々絡めつつ語り倒されております。

 『面白い作品にはどこかにサスペンス要素が込められている』
 言われてみると成る程と思ってしまう奇妙な説得力。マイナーもメジャーも区別することなく貪欲に楽しみ、取り入れるその姿勢に脱帽です。

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[小説]タイタンのゲームプレーヤー

作者:フィリップ・K・ディック
邦訳:大森望
レーベル:創元SF文庫


 異星人との戦争に敗れ、支配された近未来の地球。
 そこは土地の領有権が『ゲーム』で争われ、心を読んだり念動力なんかが使える異能者が普通に生活し、不死ではないが不老の肉体を人類が手にし、出生率の異常低下により配偶者取っ替え引っ替えが認められたカオスな世界。ディックさん、とっ散らかり過ぎです! だがそこがクセになる不思議。

 謎の殺人犯を追うサスペンスでもあり、宇宙人と対決するSFでもあり、超能力が飛び交う異能バトルでもあり、無茶苦茶なルールの中で知略を尽くす『ゲーム』ものでもある。この訳の和からなさが魅力的。

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[小説]私と悪魔の100の問答

作者:上遠野浩平
イラスト:ウエダハジメ
レーベル:講談社NOVELS


 山師な母親をもち、高校生離れした精神的タフさをもつ少女が家庭の危機回避と引替に悪魔から持ちかけられたのは100の禅問答。すれた少女と人形を介してしか会話をしない奇妙な男との対話の末には何が待ち受けているのか。

 上遠野作品のファンなら同じみな、人をくったようなやり取りが延々と続きます。交わされるのはいずれも答えなんて出ることがない問。それだけなのに何故か面白いのだから不思議不思議。
 『ブギーポップ』からのゲスト出演は某最強さん。炎の魔女さん以上に出ずっぱりです。あとは主人公の友人も割と最近のスピンオフ作品で出てきたような。この辺もファンならニヤリ、です。

 とある雑誌で掲載されていた『竹泡問答』を思い出す、へんてこなやり取りを楽しませていただきました。

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[小説]人類資金VI

作者:福井晴敏
レーベル:講談社文庫


 戦後日本の裏に見え隠れする『M資金』を巡る物語、第六巻。

 敵味方双方の本音暴露大会! ・・・だけで一冊終わってしまうのかと、別の意味でドキドキしながら読んでいました。ページ数は200ページ足らず。しかし、恐ろしく長く感じます。
 後半は主人公たちによる反撃がいよいよ始まり、話としては大いに盛り上がってきております。・・・が、どの登場人物もいまいち好きになれないのと、前巻で明かされた首謀者の『M資金』用途が肩すかしだったことで、自分の中ではあまり盛り上がっておりません。とはいえ、ここまで読んだからには次の最終巻も読みますが、果たして結末はどうなるのか・・・!?

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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・東雲侑子は短編小説をあいしている
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・Xenogears
・るろうに剣心
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