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[歴史]「桶狭間」は経済戦争だった~戦国史の謎は「経済」で解ける~

著者:武田知弘
レーベル:青春新書


 「経済」という観点から織田信長と今川、武田、毛利、上杉といった大大名との違いを考察する一冊。

 大きな港の存在や物流を考えれば経済力も含めた総合的な力では、信長が尾張の一大名に過ぎなかった頃から今川などと大差はなかった(はず)、という考察は非常に面白かったです。圧倒的な強者のはずだった武田、上杉、毛利の意外な弱みについても大変興味深く読めました。
 しかし著者の憶測だけで書いているように思える箇所が随所にあったり、人名(特に足利義昭関連)の記載ミスがいくつかあったりと、本筋とは関係のないところで安っぽさを感じさせられてしまったあたりが少々残念。
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タグ: 武田知弘 青春新書 歴史 経済

[歴史]日本史の謎は「地形」で解ける

著者:竹村公太郎
レーベル:PHP文庫


 建設省で主にダム・河川工事に携わってきた経歴をもつ著者が、余計な要素抜きの「地形」という観点に特化して日本史の様々な謎を考察する一冊。
 若干著者の憶測が入り込み過ぎているように思える箇所がありますが、「地形」にひたすらこだわるその視点は新鮮でした。特に忠臣蔵の事件に繋がる徳川家と吉良家の関係のくだりは非常に興味深い内容です。

 今も昔も人の生活や流れを左右するインフラは、歴史とは切っても切り離せない存在のようです。

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タグ: 竹村公太郎 PHP文庫 歴史 日本史の謎は「地形」で解ける

[小説]魔法少女育成計画 JOKERS

作者:遠藤浅蜊
イラスト:マルイノ
レーベル:このライトノベルがすごい!文庫


 可憐な魔法少女たちが一見ゆるゆるな特殊能力を駆使して残虐に殺し合うシリーズ。短編集を除けば四つ目のエピソードです。

 とある街のとある研究所で進められる人造魔法少女計画。それを巡り新旧様々な魔法少女たちの思惑が交錯します。
 今回は中盤から二人に対して残り全員でかかる展開になるのですが、その二人はこれまでのシリーズを通してみても類を見ないチート能力持ち。やっぱり今回も各人様々な散りっぷりを見せてくれます。
 「まさかこれで終わりってことはないよね?終盤でもう一花咲かせるんだよね?ね?」と思わせつつ一人を除いてあっさり退場したりと安定の容赦のなさでした。
 今回のエピソードはこの巻のみで完結していますが、魔法少女たちを巡る事態は更に錯綜している様子。オビには「終わりの始まり」とありますが、果たして収拾はつくのか!?

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タグ: ライトノベル 遠藤浅蜊 マルイノ このライトノベルがすごい!文庫 魔法少女育成計画

[小説]この恋と、その未来

作者:森橋ビンゴ
イラスト:Nardack
レーベル:ファミ通文庫


 圧倒的強権を誇る、母と三人の姉から逃れるため、高校生となった主人公が選んだのは実家のある東京から遠く離れた広島の地にある全寮制の新設校。
 しかし、そこで相部屋となったのはなんと女の子!ラッキースケベもあるよ! ・・・・・・というベタベタラブコメくさい設定なのに何でしょう、このラノベらしからぬガチ恋愛ものなオーラは。素晴らしい!! 東雲侑子シリーズのファンには間違いなくオススメです。
 後書きを読む限りでは作者様は別ジャンルの話を書きたかったように見受けられますが、やはりこの雰囲気は大好きです。
 性同一性障害(?)で自分を男だと認識しているヒロインが友情と呼ぶそれはきっと恋なのだろうけど、そこに気付くまで、そして気付いた後の道のりはあまりにも険しそうで。
 一方で自らの気持ちが恋であることを自覚しつつ、ヒロインのためにあくまで友人としてあり続けようとする主人公が歩く道もまた茨。
 
 この先どうなってしまうのか、続きが楽しみです!

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[小説]陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


 陸。15歳。笑うことができない少年。母子家庭。母親は人として破綻気味。新聞配達で家計を支える。
 千星。15歳。泣くことができない少女。裕福な家庭に育つも両親は離婚秒読み。親からの愛情は皆無。
 そんな二人が出会って、別れる一夏の物語です。

 やっぱ野村先生最高です!!
 陸と千星。どちらも複雑な家庭事情。でもお互いそのことは知らない。知らない故に、自分とは違う、幸せな家庭であってほしいと互いに願う。一夏の恋と言うにしてもあまりにも儚く、そして綺麗な物語でした。
 別々の道を行くことになった二人の想いが交錯するエピローグには心洗われます。

 二人の行く先に幸あれ、と心の底から願いたくなる一冊。

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[小説]GJ部 LT

作者:新木伸
イラスト:あるや
レーベル:ガガガ文庫


 ゆるふわ四コマ小説という謎のジャンルを築いた謎小説。最終巻です。
 ああ、このシリーズも本当の本当に完結なんだな。ということをしみじみ実感させられた一冊。
 まさにシリーズの集大成。無印、中等部の面々も順調に歳を重ね、いつの間にやらすっかり成長しておりました。
 何だかんだいってラノベお約束のハーレムを築いていた京夜君ですが、彼の場合は何故か不思議と好感がもてます。

 GJ部魂はこれからも引き継がれていくことが想像できる、良い余韻、良い結末でした。
 
 作者様、登場人物の方々、お疲れ様でした!!

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[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


 捻くれすぎてる少年少女たちの青春ブラックコメディ9巻目。
 季節はクリスマス。前巻ですれ違った関係はこじれたまま本巻の前半まで続きます。

 重かった。ラノベなのにひたすら重かった。
 それだけに、主人公の八幡が抱え込んだ問題を解決するために、彼ららしく不器用に歩み寄る後半戦にはホッとさせられました。友情とも愛情とも馴れ合いとも違う、「仲間」な関係、という感じがしてグッときました。
 読んでいて妙に疲れましたが、それでも面白かった!

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[哲学]自殺について

著者:ショーペンハウエル
邦訳:石井立
表紙絵:越島はぐ
レーベル:角川ソフィア文庫


 哲学書。
 自殺について、というよりは生きること、死ぬことについて、古今東西様々な偉人、名作、宗教教義を引用して考察する一冊。
 後半生に書かれたという第2部の方が比較的表現が軟らかく読みやすいです。

 神経質なインテリ親父といった感じの頭ごなしな論調が鼻につきますが、死というものを肯定しつつも自殺については遠回しに否定(悟りをひらいた人が生への執着から完全に解放された上での自殺はOKだが、それ以外の自殺はNG、と自分は解釈)するその思考は独特。
 読みにくいけど興味深い内容でした。

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

<<惚れている人、グループ>>
(敬称略)
・司馬遼太郎
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・野村美月
・浜渦正志
・大嶋啓之
・光田康典
・新居昭乃
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<<惚れている作品>>
・燃えよ剣
・「ウィザーズ・ブレイン」
・「"文学少女"」
・「ヒカルが地球にいた頃」
・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!