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[その他]アメリカン・スナイパー

著者:クリス・カイル、ジム・デフェリス、スコット・マキューエン
訳者:田口俊樹 他
出版:早川書房


 一人のアメリカ人が軍に入隊し、9.11後のイラクで様々な任務をこなし、退役するまでの出来事、感じた事を淡々と書き残している一冊。著者本人が、この本を書いた数年後に面倒を見ていた退役軍人に射殺されるという衝撃的な最期を迎えていますが、そんな未来は微塵も感じさせない淡白さが全体を支配しています。

 戦争の悲惨さを訴えるわけでも賛美するわけでもなく黙々と職人のように国家、仲間、自分を脅かす「敵」を排除していくその姿、用いた銃器・兵器に関する執拗なまでに詳細な解説、妻との溝が徐々に広がっていく様には戦慄せずにはいられません。
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テーマ: 読んだ本。
ジャンル: 本・雑誌

タグ: クリス・カイル 早川書房 アメリカン・スナイパー

[小説]鋼鉄の叫び

作者:鈴木光司
レーベル:角川文庫


 特攻の直前、日本を捨て、生き延びる決意をした男がいた(フィクションです)。
 そんな見出しに興味をひかれて読んでみました。

 主人公はその彼と遠いご縁のあるTVディレクター。
 のっけから不倫をかます主人公カップルには欠片ほどにも感情移入できませんでしたが、親世代の話は引き込まれるものがあり、現代と戦中を行きつ戻りつ、それぞれの時代を生きる人たちがそれぞれの時代の価値観と戦いつつ、生きる意味を探る人間ドラマは大変読み応えがありました。
 

テーマ: 読書感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 鈴木光司 角川文庫 鋼鉄の叫び

[小説]コロシアム

作者:土橋真二郎
イラスト:白身魚
レーベル:電撃文庫


 自殺未遂少女に指示を出してリアル死ありのバトルロイヤルを生き残ろう!
 そんなにやらしい描写はないのにどこか背徳感漂う、土橋先生による安心安定のデスゲーム小説です。

 電撃文庫から出版されている方は、最近何だかんだ言いつつ死人が出なかったりとややマイルドな話が続いていたような気がしますが、今回は結構えげつない(褒め言葉)! 極限状態の中で、ゲームのルール、真の目的を求めて少年少女がすれ違ったり手を組んだりしながらの試行錯誤。『扉の外』の頃の作風再び!という印象です。

 当事者の少女達とそれをサポートするクラスメート、その中における主要人物たちの意識・認識の乖離がゾクゾクします。そして続編があるともないともとれる、驚きのラスト。今回も面白かったです!

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 土橋真二郎 白身魚 コロシアム

[小説]エロマンガ先生4~エロマンガ先生vsエロマンガ先生G~

作者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
レーベル:電撃文庫


 ライトノベル作家な兄と、相方イラストレーターな妹のコンビを中心に繰り広げられる、作家ラブコメ第四巻。

 3巻までは主人公が小説を書くことがメインでしたが、今回は相方のイラストレーターの戦いです。
 前巻のラストに登場した、真の「エロマンガ先生」を名乗る人物の正体は割とアッサリ明かされますが、往年のバトル系少年漫画のようなバカバカしくも熱いバトル(?)が展開します。決着をニコ生でつけるあたりが今風というかこの作品らしいというか。
 そんなバトル展開でも、ラブコメらしく主人公周辺のハーレムも順調に拡張中。そろそろ友人兼書店員なあの子やコミュ力MAXなあの子も絡んできてほしいところです。

テーマ: 読書感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 伏見つかさ かんざきひろ エロマンガ先生

[小説]GE

作者:新木伸
イラスト:あるや
レーベル:ガガガ文庫


 四コマ小説再び!
 ファンタジー世界での、ゆるふわ狩り作品です。
 いじられ役の少年、小さな身体に凶暴な魂、でもウブな元勇者、クールな知的美人だけどポンコツ要素も兼ね備えていそうな元魔王、無口無表情な腹ぺこ猫な暗殺者、天使なウェイトレス、とキャラ配置が殆ど「GJ部」と同じなので、まるで登場人物達が記憶を失って異世界転生した続編を読んでいるような気分になります。でも好き。
 食べ物ネタだけでどこまで続けられるのか、この先が気になります。。。

テーマ: 読書感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ガガガ文庫 新木伸 あるや GE

[小説]青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない

作者:鴨志田一
イラスト:溝口ケージ
レーベル:電撃文庫


 身の回りに次々と起こる不思議現象を、主人公・咲太が一肌二肌ぬぎまくる青春ラブコメ第三巻。
 今回のヒロインは何かにつけて咲太の相談にのってくれていたクールな理系女子、双葉理央。 
 
 一巻二巻とキャラが違うよ!と思ってしまいましたが、よく考えてみたら内気な恋する女の子描写はその頃からありました。発生する不思議現象はドッペルゲンガー。青春ブタ野郎は今度も彼女とイチャイチャしつつ初恋の人とウリ二つななロリと親睦を深めつつ、"親友"理央のために駆け回ります。
 一巻から顔見せしていた女性陣の当番回は一通り終了。次巻はまたバニーガール先輩メインのようなので、牧之原翔子編はその次でしょうか。今度は何が起こるのか、楽しみです。

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[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


 捻くれてはいるけど何だかんだ言ってお人好しな、主人公・八幡たち奉仕部の面々が生徒たちの悩みや問題に一肌抜く自虐系青春小説、短編集です。
 表紙を飾るあざとく可愛い系女子・一色いろは絡みをメインに、やっぱり今回も奉仕部の面々が駆け回ります。
 自虐的後ろ向きな言葉を並べ立てていても、段々仮面が剥がれやすくなってきているところも見せる八幡。実に高校生男子的です。
 絵師つながりで出してくるかと思っていたら、やっぱり出してきた『SHIROBAKO』ネタ。八幡たちも作者様もドーナツをキめつつ、これからも頑張って下さい。

テーマ: 読書感想文
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[小説]ハバナの男たち(下)

作者:スティーブン・ハンター
邦訳:公手成幸
レーベル:扶桑社ミステリ文庫


 『アール・イン・ハバナ』。後編。
 革命前夜のキューバを舞台にカストロ、カストロを支援するソ連、カストロの暗殺を目論むアメリカ、アメリカの力を借り敵対勢力の弾圧を続けるバティスタ政権、キューバに新たな裏市場を築かんとするギャングたち。いくつもの勢力が入り乱れ、同じ陣営内でも裏切りや駆け引きが横行し、状況はますます混沌としていきます。
 革命前キューバの物騒な雰囲気がたっぷりと感じられ、主人公のアールは相変わらずカッコ良く、何だかんだ言って面白かったのは確かなのですが、それ以上に、「お前、何しに行ったんだよ」感の方が圧倒的に大きかった。アールが受けたミッションが成功してしまうと劇中で歴史が変わってしまうので仕方がないとは思いますが。
 ラストバトルがソ連のエージェント相手ではなく小物二人なのも意表は突かれましたが、それ以上に肩すかし感の方が大。スワガーシリーズでこの話をやる必要が果たしてあったのか、と首を傾げてしまいます。
 それでもしっかり手に汗は握らされてしまったあたり、作者様にしてやられた気分です。

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タグ: スティーブン・ハンター 公手成幸 扶桑社ミステリ文庫

[小説]妹さえいればいい。

作者:平坂読
イラスト:カントク
レーベル:ガガガ文庫


 別レーベルで「僕は友達が少ない」を出版している作者様の新作。「僕は友達が少ない」よりは、その前の「ラノベ部」に近いノリの作品な気がします。主人公はラノベ小説家ですが、執筆に悪戦苦闘するわけではなく、仲間たちと益体もないことを何だかんだ言いつつ楽しむ日常系小説なように思えます。
 他レーベルも含む別作者の作品やその登場人物の名前をそのまま使っていたり、「え、これアリなの?」と言いたくなる口絵や挿絵があったり、いかに還付金を増やすかという話があったりと妙なところで攻めております。

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

<<惚れている人、グループ>>
(敬称略)
・司馬遼太郎
・米澤穂信
・野村美月
・浜渦正志
・大嶋啓之
・光田康典
・新居昭乃
・kukui

<<惚れている作品>>
・燃えよ剣
・「ウィザーズ・ブレイン」
・「"文学少女"」
・「ヒカルが地球にいた頃」
・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!