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[小説]鳥籠巫女と聖剣の騎士

作者:紅玉いづき
レーベル:電撃文庫


 聖剣に選ばれた騎士をひたすら待ち続けることを運命づけられた巫女と、騎士の家に生まれ、才能を秘めつつも戦いを嫌う少年の物語。
 身分や家に縛られ、窮屈な思いをしている二人が出会い、お互い探り探りしつつ少しずつ距離を縮めていく様子はとても暖かい気持ちになります。
 「さあ物語はこれから!」という所で終わってしまうのが少々残念ですが、別の物語のスピンオフ作品というのなら仕方がありません。本編も読んでみたい。
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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 紅玉いづき 鳥籠巫女と聖剣の騎士

[小説]源氏物語13 明石

作者:紫式部
現代語訳:与謝野晶子
レーベル:青空文庫


 読後、最初に浮かんだ感想「・・・ってもう京都に戻るんかい!?」。一応、作中では二年ほど経ってはいるみたいですが。都合の悪い人はその間にバタバタとお亡くなり。
 冒頭で「しばらく大人しくしていよう」とか言いつつ「そんだけプッシュされたら仕方ないよね☆」と明石の君に手を出し妊娠させちゃう源氏さん、マジ鬼畜です。
 明石の君の父親の入道さんも嫁や娘の言うことは無視して源氏源氏源氏。さよならすることになったら途端にガックリ。この時代、姻戚関係などコネと血筋が全て、ということなのでしょうか。むしろ貴方が源氏と結婚して掘られてしまえと思います。
 さてさて京都に復帰した源氏さん。今度は何をやらかしてくれるのか!?

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ジャンル: 小説・文学

タグ: 源氏物語 紫式部 与謝野晶子 古典

[小説]源氏物語12 須磨

作者:紫式部
現代語訳:与謝野晶子
レーベル:青空文庫


 事実上、京都追放されることになった源氏さん。「何も悪いことをしていないのに」って、貴方、政敵の娘とXXXした挙げ句、思い切り現場目撃されてますやん! 確かに政治的には何もしていないかもしれないけど!
 必要最低限の質素な云々とか言いつつ、家来数人ぞろぞろ連れていたり娯楽物を持ち出していたり、亡き正妻との間にできた実の子供は祖父母がいるから放置するけど愛人はできれば連れて行きたいとか、紫紫言いつつ色男の義務ですと言わんばかりに他の愛人への相手も忘れない。本当にブれませんね、この人。そこだけは確かに格好いいと思います。

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[小説]忘却のレーテ

作者:法条遥
レーベル:新潮文庫nex


 やんごとなき事情により、記憶を消去する新薬「レーテ」の被験者の一人となった主人公。
 毎日記憶がリセットされる一週間。実験が"終わり"に近づくにつれ、驚きの真実が明らかに・・・・・・。
 
 何それ!凄く面白そうな設定!! ・・・・・・と思えたのは、背表紙のあらすじを読んで本を片手にレジへと向かうまででした。
 薬のネーミングとか、登場人物の言動とか、舞台設定とか展開とか、小説家が書いた小説ではなく小説家志望な方が書いた小説を読まされているような、正直読んでいて辛い部分がありました。

 「レーテ」が作られた目的。死人が出たはずなのに、翌日には記憶どころか起こった事実すらリセットされているように思える謎が謎を呼ぶ展開。伏線は分かりやすく提示されキチンと回収。安直にハッピーエンドにも鬱エンドにも走らず、登場人物はそれぞれ事情を抱えた癖のある人たち揃い。なのになぜ、ここまで痛いものになってしまうのだろう? と首を傾げながら読んでいました。
 それでも何だかんだ言いつつ最後まで読んでしまったので、先が気になるものではあったのですが、あったのですが、うむむ。。。

 小説を書くって、大変なのですね。

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ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 新潮文庫nex 法条遥 忘却のレーテ

[その他]ドキュメント 戦艦大和

著者:吉田満原勝洋
レーベル:文春文庫


 第二次世界大戦末期、戦艦『大和』の沖縄特攻が決まる経緯から沈没、その直後の乗員救助までの様子を、日米双方の生き残りの証言を元に、執拗なまでに記録した一冊(正確にはそれらの資料から大和に関することを抜粋してまとめたと思われる一冊)。以前読んだ大井篤氏の「海上護衛戦」記載の内容も一部引用されていました。

 大和やその護衛艦がいかに徹底的にめった打ちにされたかが、「ホントもう十分なんで、マジ勘弁して下さい!」と泣きを入れたくなる密度で書き残されています。そんな悲劇の作戦決定に至るまでの経緯のバカバカしさ(語弊はあるかもしれませんが)が余計にその最期を哀しいものにしています。

 戦争はよくないとか何とか言う以前に、結局、第二次世界大戦及び太平洋戦争とは、一体何だったのだろう? と考えてしまいました。

テーマ: 最近読んだ本
ジャンル: 本・雑誌

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[小説]変身

作者:カフカ・フランツ
レーベル:青空文庫(底本:「世界文学大系58 カフカ」筑摩書房)


 朝、目が覚めると、主人公の身体は醜く脆弱で不自由な、一匹の虫と化していた。。。
 「不条理文学」としてよく耳にする作品。実際に読んでみたら本当に不条理極まりない内容で愕然としました。

 いきなり醜い虫へと変わり果てる主人公。何の救いもフォローもない結末。彼の世話をかってでた妹も、彼の身を心配する母親も何のアテにもなりゃしません。奪われていく主人公の人としてのアイデンティティと尊厳。容赦ないです。

 ぶっとんだ設定でありながら、周囲の人間が見せるリアクションは恐ろしい程にリアル。この作者様、頭がおかしいと言う他ありません(褒め言葉)。

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[小説]さびしがりやのロリフェラトゥ

作者:さがら総
イラスト:黒星紅白
レーベル:ガガガ文庫


 変態女子高生小説家と異星人のエージェント&裏切者とロリ吸血鬼とツンデレ一般人が襲ったり襲われたりかばい合ったり誤解してすれ違ったり別れたりする作品。ジャンル分けに困る内容でしたが、少なくともラブコメではないです。多分。

 何度も視点が変わり、それぞれものの感じ方も見方も大きく異なるので読み始めは少々混乱しますが、その混乱自体が次第で世界はいくらでも変わるのだよ、ということを登場人物に対してだけではなく読者にまで突き付けてくる仕掛けになっている、という構成にはしてやられました。

 鬱エンドではないけどハッピーとも言い難いほろ苦な結末も好み。面白かった!

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[小説]吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる4

作者:野村美月
イラスト:竹岡美穂
レーベル:ファミ通文庫


 吸血鬼となってしまった少年と、その彼を演劇の世界へと導いた少女の物語。
 今度の演目は「エロスとプシケ-」です。人と人ならざる者との恋。綾音と吸血鬼である詩也。すれ違った二人は改めてお互いの気持ちと関係を見つめ直していきます。
 もうもうもう、もどかしい! 完全にカレナ様の視点で読みふけってしまいました。もうお前ら後のことなんて考えずにさっさと結婚しろ、と叫びたくなります。
 その一方で何やら前世(?)らしきところで繋がりがあるらしいことが仄めかされている吸血鬼少女(?)雫との関係も気になります。どんどんクーデレ化が進んでいるいるようですが、これは何を意味するのか?
 
 そんな気になる展開目白押しの今巻ですが、一番気になるのは後書き・・・・・・。刊行ペースが殆ど落ちていないだけに、余計に作者様の病状が心配です。どうかどうか、ご自愛いただきたい。

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[小説]GE2

作者:新木伸
イラスト:あるや
レーベル:ガガガ文庫


 ゆるふわ狩り&お食事小説第二巻。
 主人公パーティーの街での過ごし方描写に若干比重を移しつつ、今回も和やかにまったりと話が進みます。各キャラのカワイイ部分がより掘り下げられている印象。
 新キャラは主人公・カインの妹(的な存在)とイタズラ好きな双子の姉妹。妹的な方はこれまたGJ部の霞そっくりな人物設定ですが、双子姉妹はGJ部未登場です。
 次巻も新キャラが出るようなので、今度こそタマも登場でしょうか?

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[哲学]カント入門

著者:石川文康
レーベル:筑摩eブックス


 タイトル通り、18世紀の哲学者・カントの有名な著作とそこに至るまでの思考の経緯を辿っていく一冊。
 入門ではありますが、「なるほど!わからん!!」というのが素直な感想です。

 序盤に書かれている理性、人の認識、二者択一に見える問いの前提からまず疑っていく、というカントの主張には数学・科学の発展にも絡むだけに非常に興味深かったですが、それ以降は目を通すだけで精一杯でした。本当に理解するには二読三読は必要なのかもしれません。

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koyak

Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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(敬称略)
・司馬遼太郎
・米澤穂信
・野村美月
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・大嶋啓之
・光田康典
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<<惚れている作品>>
・燃えよ剣
・「ウィザーズ・ブレイン」
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・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
・Xenogears
・るろうに剣心
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・帯をギュっとね!