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[小説]この恋と、その未来 一年目 冬

作者:森橋ビンゴ
イラスト:Nardack
レーベル:ファミ通文庫


 好きになった相手は、本人の中の性は男、でも肉体は女の子なルームメイト。
 この気持ちを知られることは、相手の信頼を裏切ることになる。葛藤に葛藤を重ねる恋愛物語、第三巻です。

 一年目の終わり、主人公の四郎は一大決心。それは寮のルームメイトの未来と離れ、個室の寮に引っ越すこと。
 その方向性はどうであれ、かなりウダウダしてはいますが一応はちゃんと考え、紆余曲折はありつつも決断して行動に移せる主人公はなんだかんだ言って格好いいと思います。
 
家族がもつ、それまでは見えなかった一面。
 貫禄の前作主人公&ヒロイン。
 意外と積極的な偽りの彼女。

 様々な要素が、四郎を成長させていきます。まさに青春!!
 視点が常に主人公で、彼以外の人物の考えは、読者も言葉や仕草から推測するしかないところが、葛藤をより際立たせていると気がします。
 「二年目」も楽しみです!!
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[小説]点と線

作者:松本清張
レーベル:新潮文庫


 まだ新幹線も開通していない昭和中期の時代に九州で発生した、一見何の変哲もない心中事件。
 出てくる証拠・証言はことごとく容疑者が事件当時は北海道にいたことを示している。
 犯人はどのようにして二人を死に追いやったのか?

 人の心理と"当時"の交通インフラを活用したトリックには見事に騙されました。
 某登場人物が語っていた、時刻表を眺めているだけで何となく旅した気分になる感覚。凄くよくわかります。

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タグ: 松本清張 新潮文庫 点と線

[小説]安達としまむら4

作者:入間人間
イラスト:のん
レーベル:電撃文庫


 春。新学年になり、変わってしまった周囲の環境。
 天然ジゴロ(ただし本人も相手も女)な しまむらと、クールで掴み所がないように見えて内面はしまむら一筋なワンコ系女子、安達の二人を中心にした百合(?)青春コメディ第四巻。

 しまむらの周りに新たな友人ができかけて、距離があいてしまうのを危惧した安達は一大決心・・・! するのですが、いいのか? その方向で? と心配しつつ笑ってしまいました。もう懐いてるとかいう段階ではなく、しまむらが死んだら殉死しかねないレベルです。人間的にちょっと成長したのは間違いないですし、百合豚的には大歓迎なので読者としては何の問題もないのですが。
 お互いの距離感に困惑する安達&しまむらと対比する形でちょいちょい挟まれる日野と永藤のイチャイチャ具合。
一見日野が引っ張っているように見えて主導権は永藤が握っているという安定の夫婦っぷり。こちらはこちらで相変わらずニヤニヤが止まりません。
 あとがきを読む限りでは、作者様はこのシリーズにはあまり愛着はないのかな? という気がしますが、できればもう少し続けてほしい。今回も良い百合でございました。

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[小説]砂の器(下)

作者:松本清張
レーベル:新潮文庫


 舞台は戦後の混乱からようやく立ち直りつつある日本。
 殺害方法や時刻は明らかでありながら、加害者被害者の姿が全く見えてこない謎の事件を追うミステリです。

 見事にミスリードに引っかかりました! 奴はただの下半身のコントロールができない残念な男でしかなかった。。。

 若手刑事の吉村らの協力を得つつ、地道な捜査を続ける今西刑事。その過程で脚光を浴びる新進芸術家の光と影が浮かび上がってきます。
 戦後からようやく立ち直りつつある時代背景、差別、男女の関係、ビックリ科学トリックを組み合わせた真相には、大いに考えさせられるものがありました。

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タグ: 松本清張 新潮文庫 ミステリ 砂の器

[小説]砂の器(上)

作者:松本清張
レーベル:新潮文庫


 う~ん、渋い!
 蒲田駅で発見された、男の死体。手がかりは東北弁と「カメダ」という単語。すぐに片付くかに見えたこの事件は続く情報・証拠がなかなか見つからず、迷宮入りの様相を呈してきます。難航する状況にもくじけず、今西刑事は地道な捜査を続け、一歩一歩、事件の真実に近づいていく様子がアナログで実に渋い。まさにいぶし銀です。
 物語の内容も十分面白いのですが、それ以上に興味深かったのはその舞台・時代。
 「JR」ではなく「国鉄」だったり、禁煙という概念が微塵も存在しなかったり、出てくる女性が男の三歩後ろを歩くタイプばかりだったり。そもそも出版されたのが35年ほども前なので、出版当時はごく普通の社会風景だったのかもしれませんが、色濃い昭和の空気が非常に新鮮です。

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[小説]アオイハルノスベテ3

作者:庵田定夏
イラスト:白身魚
レーベル:ファミ通文庫


 輪月高校という学校の在校生のみ使い、感じることができる謎の力『輪月症候群』。近い未来に運命づけられているらしき自らの死を回避する手がかりをその力に求め、主人公の模索は続きます。

 今回の舞台は学外。男女5人による宿泊旅行!海水浴!というリア充イベントと並行して今回も同じみ異能カウンセリングが発動します。ヒロインの葵は今回で抱えた事情の大部分は解決したように見えますが、まだ闇を残している様子。
 色々と謎が明かされてきてはいますが、それでも主人公に待ち受ける未来を打開する術は未だ見えず。果たしてこの先どうなるのか?

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[小説]やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

作者:渡航
イラスト:ぽんかん⑧
レーベル:ガガガ文庫


 色々と面倒な部分を抱えた少年少女達の捻くれた青春ラブコメ11冊目。
 バレンタインデーという青春ラブコメにおける花形イベントでもやっぱりこの作品らしくモヤモヤしつつ、捻くれた三人の主人公は少しずつ前へと進んで・・・・・・いっているのは確かなのですが、一方で何ともいえない停滞感も漂っており、どうにもスッキリしません。
 後書きからは完結が近づいている予感がありますが、どう決着をつけてくれるのか?

 それにしても、6月発売の本なのに、色々と盛り込まれた4月開始アニメネタ(しかも事前情報ではなく観ていないとわからないもの)の数々。
 作者様、どんだけギリギリまで書いてんですか!?

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[小説]魔王

作者:伊坂幸太郞
レーベル:講談社文庫


 何だかよくわからないまま何だかよくわからない力に押し流される得体の知れない恐怖は程よく伝わってきました。
 あれ!?そこで終わっちゃうの!?と面食らってしまいましたが、面白かったです。

 強力な指導力をもつ若き政治家の登場に沸き立つ世間。その政治家に害をなそうとした者が共通して迎える脳溢血による死。何とも使いどころに困る異能(?)に目覚める兄、そして弟。それぞれのポリシーに従って大きな流れにささやかに抗う姿は、何だかんだいってヒーローしている他サスペンス作品の主役達にはない魅力がありました。
 脇役達の思わせぶりな言動の真相は殆ど明かされないまま結末を迎えますが、きっとそれは重要ではないのでしょう。

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

<<惚れている人、グループ>>
(敬称略)
・司馬遼太郎
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・大嶋啓之
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・燃えよ剣
・「ウィザーズ・ブレイン」
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・「ヒカルが地球にいた頃」
・東雲侑子は短編小説をあいしている
・とある飛空士への追憶
・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!