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[歴史]ベルリンの壁(山崎雅弘 戦史ノート vol.50)

著者:山崎雅弘
出版:六角堂出版
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 第二次世界大戦終結直後の各国~冷戦の時代。戦後のヨーロッパのあり方についてアメリカも含めて錯綜する各国の思惑。そんな状況下でベルリンの壁が構築され、そして崩されるまでの三十年ほどの期間に起きた事件が紹介されます。
 ベルリンというよりは、冷戦時代の東欧におけるソ連の影響力の大きさと、それに振り回される東ドイツ他東欧諸国の姿を見せつけられる一冊です。
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[小説]日本の一番長い日 運命の八月十五日

著者:半藤一利
出版:文芸春秋
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 ポツダム宣言受託決定~終戦の玉音放送が流されるまでの間に何があったのか? 緊迫感あふれる群像劇形式で語られます。米ドラマ「24」をちょっと思い出しましたがこの本の初版が出たのは何十年も前。
 自分が成すべきことを成す『覚悟』というもの重要性、熱さ、輝きがひしひしと伝わってくる一冊です(そもそも何で戦争を始めてしまったの? という疑問はやはり残りますが、その答えが出ることはこの先も永久にないのでしょう)。
 暴走した青年将校たちの思考や、生き残った主犯格メンバーが実質何のおとがめもなかったのは、愛国心と天皇への忠誠が重んじられる時代だったことは分かるものの、やはり理解に苦しむ部分がありました。
 古さを感じさせず、非常に読みやすいのにその時代の『空気』はきっちり感じられる。良い一冊でした。

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[小説]ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの反乱

作者:上遠野浩平
イラスト:緒方剛志
レーベル:電撃文庫
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 表の裏。裏の裏。裏の裏のそのまた裏。ひっくり返し続けた末に待つものは何か? 『世界の危機』は発生しても『世界の敵』らしい敵はどこにもいない。登場人物たちは何と戦っているのかもハッキリしないまま、物語は終息へとなだれ込んでいきます。
 ちょっと度胸がすわってて機転がきくだけのはずの一般人・正樹と合成人間なのに何の能力ももたない綺。末真和子などと同様、超人的能力をもつ合成人間などの一部を惹きつけ、その存在の重要度を増していきます。これがこの先どのような運命に結び付くのか。先が全く読めませんが、大人しく続刊を待ちます!

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[その他]読むための日本国憲法

著者:東京新聞政治部
レーベル:文春文庫
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 補則も含め、全103条から成る日本国憲法についてできるだけ専門用語を使わずに解説してくれる一冊。
 著者様の思想がポロポロもれているように思える箇所が所々に垣間見えますが、各条文の成り立ちや特徴、解釈が分かれるポイント等、簡潔にまとめられており、思った以上に読みやすかったです。

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[小説]夏を殺す少女

作者:アンドレアス・グルーバー
邦訳:酒寄進一
レーベル:創元推理文庫
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 オーストリア、ドイツで次々と起きた二種類の事件。片方は20歳少し前の少年少女の自殺・病死。もう片方は政治家や弁護士などの名士たちの自殺・事故死。何の関わりもないように見える二つの連続事件は、一人の少女を鍵として、やがて一つの痛ましい真実へと繋がっていきます。

 二つの事件にそれを追うやはり何の繋がりのない二人の主人公。最期に二人が出会い、手を組むとき、事件の真相が明らかになる。ある種の王道ですが、緻密に綺麗に構成された作品であれば、やはり何度でも読みふけってしまいます。
 何だかんだ言って悪者には容赦のない鉄槌が下され、弱者には一応の救いが与えられ、主人公たちには次なる人生のステップへと進んでいく。読後感も爽やかな良い作品でした。

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[その他]テロリストの息子

著者:ザック・エブラヒム、ジェフ・ジャイルズ
邦訳:佐久間裕美子
出版:朝日出版社
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 『父は、家族の幸せよりもテロリズムを選んだ』。
 アメリカで暗殺事件を起こし、服役中も爆破テロの指示を出すなどして深く関わったテロリストを父にもつ少年とその家族が、苦悩の毎日から憎しみと決別し、立ち直るまでのお話。犯罪者の家族に容赦ないのは洋の東西は問わないようです。無理もないといえば無理もないのですが。
 講演をベースにしているためか、文章を読んでいるというよりは演説を聞いている気がしてくる語り口。
 元々暴力に関係ない人間でも、一度人生を踏み外せばそれはウイルスのように侵略してくる。「憎しみ」という感情の恐ろしさの一端が垣間見えます。

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Author:koyak

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得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
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そんな奴です。

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・Xenogears
・るろうに剣心
・いいひと。
・帯をギュっとね!