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[小説]花神(上)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫
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 戊辰戦争で官軍総司令官を務め、明治日本軍の基礎を創り上げた男・大村益次郎。
 上巻では、安政の大獄などの幕末動乱の開始をよそに、次第に洋学者として頭角を現し、それが本藩では百姓身分でしかない彼を、時代の中心へと引き寄せることになっていく様子が語られます。
 頭脳明晰ながら朴念仁で偏屈極まりない面倒くさい性格。しかし、司馬遼太郎の筆で書かれるとそれが実に魅力的に見えてくる不思議。中巻・下巻の展開も楽しみです。
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[小説]コロシアム(3)

作者:土橋真二郎
イラスト:白身魚
レーベル:電撃文庫
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 学校全体を巻き込んだデスゲーム。ゲームのクリアに必須な"最後の一駒"を巡り、互いに動くに動けなくなった膠着状態は、状況を静観していたかに見える勢力の裏取引によって崩され、終局に向かって転がり落ちていきます。
 裏切りに騙し合い。駆け引きや戦略な要素もありましたが、『最後の最後で、どこまで人を信じることができるか?』。最終的にはこれに尽きる話だったかと思います。ヒロインに厳しすぎやしませんか?とも思いましたが、面白かった。

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[小説]魔法少女育成計画 エピソードΦ

作者:遠藤浅蜊
イラスト:マルイノ
レーベル:このライトノベルがすごい!文庫
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 本編では凄絶な殺し合いを重ねる魔法少女たちの、別の一面や背景を見せてくれる短編集。
 一冊通して、ほのぼの(一部例外あり)しているのですが、登場人物の半分くらいは本編で既にお亡くなりになっているため、心なごみつつも抉られるものがあります。
 お気に入りは袋井魔梨華とスノーホワイトの本体同士が邂逅する『Primula farinosa』と能天気なのに強いラピス・ラズリーヌが活躍する『青い魔法少女は忙しい』。特にラピス・ラズリーヌは退場するにはあまりにも惜しいキャラでした。

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[小説]パンドラの匣

作者:太宰治
レーベル:新潮文庫
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 『正義と微笑』『パンドラの匣』の二編を収録。前者は日記、後者は友人への書簡という、どちらも主人公がその日あったことを伝える形式で、『人間失格』と同じ作者とは思えないほどに楽観的なハッピーエンド(一応)を迎える作品です。特に『正義と微笑』は、まさか本当に主人公が劇団に合格してそのままやっていくことになる結末になるとは、予想できませんでした。ただ、その一方でどんどん考え方が諦観気味に(ある意味で現実に折り合いをつけるように)なってきて、丸くなった主人公に、一抹の寂しさも感じられます。
 働かなくても不自由なく生活できる境遇の主人公が大上段から理屈をこねくりまわす作品はあまり好きにはなれませんが、戦前・戦後のインテリ(?)、もしくは流行りの価値観・考え方が垣間見ることができた気がします。

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Author:koyak

好きな言葉は日進月歩。
得意技はフェードアウト。

ラノベもゲームも漫画も
大好きだけど、
そんなものが大好きな自分は
かなり嫌い。
そんな奴です。

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・Xenogears
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