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[小説]影武者徳川家康(上)

作者:隆慶一郎
レーベル:新潮文庫


一昔前の週刊少年ジャンプで
作画に「北斗の拳」の原哲夫を迎えて
連載していた漫画「影武者徳川家康」。
その原作となった小説です。

時は戦国。
舞台はいきなり関ヶ原。

合戦の直前にあの徳川家康が暗殺されてしまう!
という衝撃の幕開けで物語は始まります。

暗殺されてしまった徳川家康には
10年ほど前から姿かたち、思考まで
瓜二つに鍛え上げられた
影武者・二郎三郎がいました。
とっさの判断で彼は家康として振る舞い、
そのまま関ヶ原の戦いにのぞむのですが・・・。

漢。まさに漢の世界の作品です。
語り口が独特で、まるで作者が
「俺は絶対こうに違いないと思うんだけど
貴方もそう思わないかい?な?な?な?」
とグイグイとねじ込んでくるような
印象を受けます。
でも不思議とそれが鬱陶しく感じられることはありません。
むしろ二郎三郎サイドの登場人物たちの
痛快な漢っぷりがより引き立つ方向に
はたらいているように思えます。

そして、それとは対照的な徳川秀忠(徳川家の
跡継ぎ最有力候補の立場にいる人物)。
陰険さと小物っぷりが半端じゃないです。
そして小物ゆえの怖さも彼は持ち合わせています。

関ヶ原から大阪冬・夏の陣までの約15年の間に
行われることになる凄絶な暗闘を予感させる一冊でした。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 新潮文庫 歴史 隆慶一郎 影武者徳川家康

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