作者:
野村美月イラスト:
マニャ子レーベル:
ファミ通文庫
面白かった!
マリー・アントワネットな嗜好とタレーランの精神を併せ持つ若き女王・ロクサーヌと、それを支える元凄腕兵士にして伝説級菓子職人な青年・アルジャンによる架空物語。モチーフはフランス革命~ナポレオン時代のフランスのようですが、そのアレンジ具合が秀逸!
突如訪れた、戦乱の危機。ロクサーヌが統治する国・フロリアは再び戦火に蹂躙され周辺国家に食い荒らされるのか?
アルジャン作成の芸術的な菓子で間合いを計り、ロクサーヌの交渉力で会議をあるべき方向へと導いていく。二人は正に手に手をとるようにして一触即発の極めて困難な首脳会談の場に挑みます。
周辺人物を掘り下げる前半、息詰まる外交戦となる後半、そして知恵と勇気とお菓子による逆転劇~登場人物その後の余韻まで、ロマンスあり政治劇ありコメディありの、素晴らしい娯楽作品でした!
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テーマ: 読書感想
ジャンル: 小説・文学
タグ: ライトノベル ファミ通文庫 野村美月 マニャ子 アルジャン・カレール