6月に最終巻となる第五巻が発売されたので感想を。 親たちの身勝手な事情から同居することになった主人公の和平と三人の異母妹たち。
距離感をつかみかねていたり、間違ったりすれ違ったりしつつ、一つ一つ家族としての絆を強めていく心温まる作品です。和平の同僚や長女の穂高の友人など、脇を固める人物も好人物ばかりで、母親に捨てられた子供たち、という重いバックボーンにも関わらず安心して読んでいられます。
ラノベのようなラッキースケベもなく、和平と穂高の間に恋愛感情の類が芽生えたりすることもなく、最初から最後まで徹底して『家族』『家』にこだわった物語展開には拍手せずにはいられません。終わってしまったのは非常に残念で寂しいのですが、作者様が描きたかったことは大体描ききられた感じが伝わってきて、二重の意味で大団円を迎えた作品だったのではないかと思います。
作者様の次回作も、楽しみです!
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テーマ: 感想
ジャンル: アニメ・コミック
タグ: 漫画 まちた ゼノンコミックス おはようとかおやすみとか