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[小説]オトナリサンライク

作者:竹岡葉月
イラスト:八重樫南
レーベル:ファミ通文庫


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さあ、覚悟していてよ。黒髪黒瞳のブラウニー君。

この街は凄いぞ?

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何だか心がホカホカする作品でした!

信じていた仲間に裏切られ、
大人達に反発を繰り返していた少年、キーチ。
役所から「更正プログラム」の名目で彼が追いやられた
海辺の街サスノックは"善き隣人"とも呼ばれる妖精たちと
人間が共生する変わった街でした。

そこで彼は、変態揃いな妖精たちと、
それ以上に曲者な"善き隣人にまつわる相談センター"の面々と
出会うことになります。

続きものの短編四本と、その間に幕間エピソードが
入っているという構成。読みやすいです。

過去の境遇からどうしようもなくへそ曲がりになってしまっているものの、
なんだかんだ言いつつ心根は真っ直ぐな少年、キーチ。
相談センターのメンバーにして身辺に常に執事が侍っている
貴族のご令嬢、ルシアナ。
"OL"という言葉がもつ一般的イメージが服を着て歩いている感じの
事務員、アニー。
大人びた立居振舞とは裏腹に、メンバーの中で最も精神的には子供っぽい
クーデレ少女のメアリ。
ロリな外見と子供っぽいノリで暴走しまくる一方で
凄腕、怪力、ベテランな実力と
メンバーの母親代わりとも言える包容力と社会的信用と経験値をもつ
年齢不詳の相談センター所長、ディアナ。

終盤の、先の展開が読めそうで読めないキーチの葛藤と選択に
ハラハラしたりもしましたが、
全体的に「いや~良かったですなぁ」と言いたくなる
暖かい空気が流れており、
安心して読み進めることができました。

「SH@PPLE」の舞姫といい、この作品のディアナといい、
竹岡葉月の描くキャラはもう、ホントに素敵過ぎます。
信者になってしまいそう。

作者曰く、
「こつこつ床下に小銭をためる守銭奴な老婆のごとく、日がな書き溜めてきたお話」
という本作。
またもう一冊分の小銭がたまる日を心待ちにしたいと思います。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル ファミ通文庫 竹岡葉月 八重樫南 オトナリサンライク

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