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[小説]殉死

作者:司馬遼太郎
レーベル:文春文庫


日露戦争で旅順方面の司令官であり、
明治天皇の死後、その妻と共に自殺した
乃木希典が主人公の小説。

大まかに分けて3つ。
西南戦争、日露戦争、明治天皇の死~彼の自殺
までの経過が書かれています。

戦争での指揮官としての乃木については
作者の他の作品(「翔ぶが如く」「坂の上の雲」)
でも語られています。
精神的にはよく分からない高みにいたようですが、
彼と、その幕僚の作戦のせいで無駄に命を失った
無数の日本人兵士達の人生はいったい何だったのか?
と、やるせない怒りを感じさせられました。
薄い本ですが、描写は濃厚です。

そして自殺。今の時代から見れば、
彼は所謂「欝」だったのかもしれません(この作品を読む限りでは)。

月並みですが、精神的な拠り所を失ったとき、
人はどうしようもなく脆くなるものなんだな、と。

冗談でも「楽しめる」ものではありません。
色々考えさせられる一冊でした。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 司馬遼太郎 文春文庫 殉死

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