[小説]さよならピアノソナタ2007-11-21 Wed 01:06 作者:杉井光 イラスト:植田亮 レーベル:電撃文庫 ================================================== 「・・・いるよ。わたし知ってる」 ぼくは首を傾げる。 「どこに?」 真冬は目を細めて、 それからぼくの胸をとんと人差し指で突いた。 「ここにいる」 ================================================== この場面を読んだ時、 どこからかズキュウン、と拳銃の音が聞こえた気がしました。 オビにもある通り、 100マイルの直球で迫る、 恋と革命と音楽の物語、です。 左耳でビートルズを、 右耳でベートベンを、 大音量で聴きながら走り出したくなる、 そんな小説です。 ギャルゲーっぽい、と言ってしまえば どこまでもギャルゲーっぽい雰囲気も 漂わせてはいますが、 最初から最後まで一貫した、駆け抜けるような テンポの良さがそんなどうでもいいことは 綺麗サッパリ忘れさせてくれます。 ヒロインの、天才ピアニストにして 超絶ギターテクをもつ少女はもちろん、 脇を固める女帝と幼馴染、 そしておバカな親父たちとクラスメート、教師。 この作品の感想を語るには、陳腐とは わかっていてもこの言葉を使わずにはいられません。 "青春って素晴らしぃっ!!" おっさん世界の足音が聞こえ始めている 人間としては、特にそう感じますw |
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