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[小説]胡蝶の夢(四)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫


蘭学という学問に深く関わった男たちから見た
"幕末"を映し出す物語。最終巻です。

戊辰戦争、そしてその後に続く明治の
時代を生きた蘭方医の松本良順、伊之助、関寛斎。

日本における医療の世界の主流が、
政治の思惑もからんで蘭方から
英国流、そして独逸流へと移り変わっていく中、
三人はそれぞれの晩年を過ごすことになります。

歴史において、スポットライトが当たった時代以降の
人の晩年というのは
どの国どの時代どの人物についても
ある種の物悲しさが漂っているように思えます。

この小説においては、関寛斎の最期の十年に
泣かされてしまいました。

司馬遼太郎は文庫版のあとがきなどで、
その小説の表題の元ネタを少しだけ書いている
ことがあるのですが、そこでもまた
グッとくるところを突いてきます。
「荘子」から引用したという、この作品の題名も、
語られてみると実に登場する時代、人物の
生き様を鮮やかに切り取ったものになっておりました。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 司馬遼太郎 新潮文庫 胡蝶の夢

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