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[小説]クドリャフカの順番-十文字事件-

作者:米澤穂信
出版:角川書店


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「無視すればいいじゃない」
「それができる相手じゃないから、面倒なんだろうが」
顔をしかめる折木。

ふふん。
ばーか。
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昨年出版された小説「遠回りする雛」と同じ
古典部」シリーズと呼ばれる作品群の中の一つです。

このシリーズの主要登場人物は以下の4人。
・見た目は清楚なお嬢様。中身は好奇心の塊。
パーソナルスペースが人より狭い古典部部長、千反田える。
・省エネ主義をモットーとするものの、千反田に頼まれたことなら
文句をたれつつエネルギーを消費する微ツンデレな主人公、折木奉太郎。
・雑学王とも呼べる無駄知識をもち、
変わり者が大好きな変わり者、福部里志。
・そんな福部に惚れていて、小さいけど
クールで大人で毒舌で一途な伊原摩耶花。

そんな人物たちが活躍するシリーズです。

学園祭の裏で次々と発生する盗難事件と
手違いから大量発行してしまった、学園祭で売り物にする古典部の部誌。
一見何の関係もない二つの問題の両方に
古典部の面々は成行き上関わっていくことになります。

盗難事件の犯人の真の狙いは?
古典部の部誌200部は目標売上を達成できるのか?
というあたりがミステリー。

以前一回読んでいるのですが、数年ぶりに再読してみました。

最初に引用しているのはそんな再読した中で
一番印象深かったワンシーン。

千反田の必殺技「わたし、気になります」が発動し
しぶしぶ重い腰をあげようとしている折木に、
伊原がツッコミを入れつつニヤニヤしている場面です。

こういう本筋とは直接関係のない何気ないやりとりが、
個人的にはこのシリーズで一番好きなところです。

割と苦いエピソードも出てくるのですが、
千反田は千反田で折木のことをしっかりよく見ていたり
でもどこかで何かがズれていたりと、
読んでいるこっちもニヤニヤしてしてくることが
多い一冊でした。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: 角川書店 米澤穂信 古典部

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