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[小説]サンタクロースを見た

作者:蒼山サグ沖田雅竹宮ゆゆこ土橋真二郎志村一矢
イラスト:文倉十
レーベル:電撃文庫


 『サンタクロースを見た』から始まる五人の作家による五つの短編物語。
 電撃文庫MAGAZINE 2012年1月号の付録として付いてくる小冊子です。

 それぞれの物語の登場人物が他の作品の中でもチョイ役として出てきたり、とある話の人物が何気なくやったことが思わぬ形で別の話の主人公に思わぬ災難となって降ってきたりと、コラボ作品ならではの小ネタや仕掛けが随所に盛り込まれており、一冊の文庫本として出しても売れるんじゃないかというくらいの面白さでした。

 以下、それぞれのお話の感想を。

1.恋愛と幼女の分岐点(作:蒼山サグ
 この方はもう、完全にこの芸風で突き進んでいくのでしょうか?
 読者に「やっぱり小学生は最高だぜ!」と言わせるために書かれたような展開。
 実に可愛らしい幼女が決してロリコン趣味はない(はず)の青年を魅了します。

2.とある童貞(チェリー)のクリスマスイブ(作:沖田雅
 彼女ができて、脱童貞に燃える男が若干空回りしつつイブの夜に奮闘します。
 裏では色々と計算しちゃっていそうな清純派ヒロインが素敵です。

3.ワルキューレの奇行(作:竹宮ゆゆこ
 聖夜の百合物語。この作者様が書くと耽美なはずの百合世界も若干やさぐれた、でも暖かくもある世界に早替わりです。

4.クリスマスM&A(作:土橋真二郎
 この方も作風が徹底しています。クリスマスでもやっぱり駆け引き渦巻くゲーム展開。
 だけど同作者の他の主人公たちよりも大分"いい奴"だったように思えます。
 最後のどんでん返しには心温まるものがありました。

5.勇者の帰還(作:志村一矢
 最後を飾るのはクリスマスイブらしく、ちょっとした奇跡の物語。
 この作品のヒロイン並に献身的な人がもし現実にいたら、尊敬を大きく通り越して恐怖を感じます。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 蒼山サグ 沖田雅 竹宮ゆゆこ 土橋真二郎 志村一矢 文倉十 サンタクロース クリスマスイブ

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