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[小説]俺の妹がこんなに可愛いわけがない12

作者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
レーベル:電撃文庫


 シリーズ完結!作者様、登場人物の方々、お疲れ様でした。

 徹頭徹尾、兄と妹の物語。
 伏線も回収し、タイトルに偽ることなく、かつギリギリなラインでオチがつけられております。

 しかし、結果的に周囲の友人たち、大人たちはこの兄妹の"おままごと"に振り回されるだけ振り回されただけ、という形になってしまい、素直におめでとうとは言いにくい、面白かったのにモヤモヤする、という何とも言えない読後感でした。
 何よりも兄の心境変化についていけなかった。妹の方は最初の頃からちらほらと、やっぱりそうなんじゃないか、と思わせる描写が何度も出てきていたのでいいのですが、兄貴の方は重度のシスコン、という以上の描写がなかったように思えます。せいぜい赤城兄と同程度だった印象。それがあそこまでぶっ飛んだ方向に突っ走るとは。色々な意味で予想外です。
 作中で彼ら自身が言及していましたが、兄と妹の物語って、難しいですね。

(2013年6月23日追記)
 もしかして、最終巻の唐突とも思える京介の言動は、これまでの体当たりで解決してきた数々の"人生相談"と同じく、世間的に許されない妹の気持ちに決着をつけさせてあげるために京介が仕組んだ、壮大な茶番劇だったんじゃなかろうか、という気がしてきています。つまり、京介の方はあくまで重度のシスコンに過ぎず、他のヒロインが割とあっさり引き下がったのも薄々それがわかっているから、みたいな。何と言ったって近親相姦上等な変態鬼畜兄貴、というレッテルすら妹のために甘んじて受け入れているくらいの自己犠牲人間ですからそのくらいやってもおかしくはないんじゃないかと。それを前提にしてもなお、ギャグでは片付けきれないくらいにアウトなのですが。
(だからこそ真奈実だけは、「そこまですることない」と止めたのかもしれない)

 ……それだとエピローグで京介が桐乃にしたことの説明が苦しくなる気もしますが、自分の中ではそういうことにしておきます。
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テーマ: 感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: ライトノベル 電撃文庫 伏見つかさ かんざきひろ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

コメント

No title

読み取れない奴はこれだから困る
もう一回読み直したら?
やれやれだ

Re: No title

>名無しさん
お忙しいところ、このような無名ブログにまでお越しいただき、ありがとうございます。
時間があったら読み直してみますね。
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