そこにラノベがあるから

ライトノベルの感想をメインに。 ついでにCD、漫画、ゲームなども。

[小説]さよならピアノソナタ2

作者:杉井光
イラスト:植田亮
レーベル:電撃文庫


-----------------------------------------
ぼくはその歌を知っていた。

ぼくらをつないだ、最初の歌。


-----------------------------------------

青春・・・万歳・・・っ!!

何度読んでもそう叫ばずにはいられない
恋と革命と音楽の物語、第二弾です。

前巻であれだけ綺麗に終わっておいて
これ以上どう続けるんだ!?と
新刊の中にこの作品の名前を見つけたときには
思いました。

でも凄い!!
あの綺麗で熱い空気はそのままに、
今回も鮮やかに惹きつけてくれました!!

音楽の知識が殆どない人間にも、
どうしようもない鋭さと美しさで音楽を感じさせてくれる
"小説"です。

基本的にはツンデレ系だけど
主人公のことが好き過ぎるあまり
ツンにもデレにも傾ききれずに
ただうずくまってオロオロするばかりな様子の
ヒロイン、蛯沢真冬。
もう半歩踏み外せば只のはた迷惑なイタい人、
になってしまうと思うのですが、
奇跡的なバランスで絶妙な破壊力を醸し出しております。

サブヒロインの相原千晶と神楽坂響子も
主人公への気持ち以外の部分でも
強さと弱さと本当の想いを垣間見せたりして。
主人公とヒロインの父親コンビが
いい感じに要所要所でオチをつけてくれたりして。
計算づくなのだとしても、
感性の赴くままに書かれているのだとしても、
登場人物たちの想いの一つ一つ一部の隙もなく
飛び込んでくるように思えます。

お気に入りは真冬がつけたバンド名に
隠された真意に主人公が気づくシーン。
それに導かれるようにして展開する
その後の一連の展開も含めて震えがきました。

まぶしい位にキラキラした何かが
一ページ一ページの中にギュッと詰まっている、
素晴らしい一冊でした。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

☆さよならピアノソナタ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<[CD]セカイノナミダ | HOME | [ゲーム]ユグドラ・ユニオン(PSP版)>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |