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[小説]マイ・ロスト・シティー

作者:スコット・フィッツジェラルド
邦訳:村上春樹
出版:中央公論新社


 大恐慌の前後10年ほどの間に活動していたアメリカの作家、フィッツジェラルド
 その作品の中から短編6本(最後の一本のみエッセイ)を村上春樹が翻訳したものが収録されています。他、訳者によるフィッツジェラルド解説と、当時フィッツジェラルドに対して行われたインタビュー内容(の翻訳)付き。


 フィッツジェラルド初体験でしたが、アメリカで生まれた作品というのが信じられないくらいに自虐的、内省的な作風に感じられました。
 いずれも登場人物は作者の人生を辿るかの如く絶頂からスタートし下り坂を転げ落ちていきます(前期作品は作者の予感、後期作品は実際にそうなったという点が違いますが)。自分が登場人物のような立場に置かれたら似たような道を歩んでしまいそう。
 こういう作品群を1920年代前半という、ほんの少しの期間だけ大絶賛し、1930年以降は冷たくスルーした当時のアメリカ国民の心理の方にも何だか興味がわいてきます。

 爽快感はゼロ(そもそもそういう類の作品ではないので当たり前ですが)。哲学的なんだけど妙な親近感を何故か感じてしまう。そんな印象です。
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テーマ: 読書感想
ジャンル: 小説・文学

タグ: フィッツジェラルド 村上春樹 翻訳ライブラリー 中央公論新社 マイ・ロスト・シティー

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