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[小説]シスマの危機 小説フランス革命6

作者:佐藤賢一
レーベル:集英社文庫


 タイトル通り、フランス革命をえがくシリーズ第六巻。
 聖職者の立場を再定義する法律を巡って荒れに荒れ、教会分裂騒ぎまで起こる混沌とした政治状況に。無宗教の自分にはピンとこないところもありますが、身内が亡くなったときに葬式をあげられなくなるのは確かに困る、というのはわかります。
 次第に革命の精神がぐだぐだになっていこうとする中、一人どっしり地に足をつけて自らの信じる道に向かって独自のバランス感覚で奮闘していた巨魁・ミラボーが最期を迎えます。無念だったろうとは思いますが、これから起きる様々な出来事を考えると、それを見ずに逝けたのはある意味幸せだったのかもしれません。

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タグ: 佐藤賢一 集英社文庫 フランス革命

[小説]議会の迷走―小説フランス革命〈5〉

作者:佐藤賢一
レーベル:集英社文庫
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 バスティーユ監獄の一件から早一年。
 議論百出、頑迷な保守勢力やローマ教皇の横槍などでなかなか改革が進まないように見える中、ミラボーやタレーラン、ラ・ファイエットらがそれぞれの思惑で手をうっていきます。
 これからの混沌とした情勢の伏線ともいえる火種も垣間見え、まさに"溜め"の巻となっております。

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タグ: 佐藤賢一 集英社文庫 フランス革命

[小説]花神(下)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫
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 戊辰戦争、そして明治へ。歴史の上から見れば、最後に革命の花を日本中に咲かせてまわる。ただそれだけのために表舞台に登場したかに見える大村益次郎こと村田蔵六の生涯。完結巻です。
 一個の技術者として、求められる機能・役割を求められるままに淡々と、でも念入りに、徹底的にこなしていくその姿は、一技術屋としては尊敬せずにはいられません。

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タグ: 歴史 新潮文庫 司馬遼太郎

[小説]花神(中)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫
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 事態は風雲急を告げ、第二次長州征伐へ。ようやく主人公・大村益次郎こと村田蔵六が歴史の檜部隊に立つ時がやってきました。
 桂小五郎との出会い。奇兵隊などの民兵の登場。坂本龍馬らによる薩長同盟。そして大村益次郎。立役者が登場すべきときに次々と登場する。これが時の勢いというものでしょうか。
 第二次長州征伐という戦いは、有名な割に当事者が主人公の小説が少なく(坂本龍馬も勝海舟も薩摩も直接その場にはおらず、幕府側の有名人は傍観か留守番。高杉は海戦メイン。桂や井上、伊藤、山県はあまり主役になることが少ない)、ちょっと新鮮でした。

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タグ: 司馬遼太郎 新潮文庫 花神

[小説]花神(上)

作者:司馬遼太郎
レーベル:新潮文庫
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 戊辰戦争で官軍総司令官を務め、明治日本軍の基礎を創り上げた男・大村益次郎。
 上巻では、安政の大獄などの幕末動乱の開始をよそに、次第に洋学者として頭角を現し、それが本藩では百姓身分でしかない彼を、時代の中心へと引き寄せることになっていく様子が語られます。
 頭脳明晰ながら朴念仁で偏屈極まりない面倒くさい性格。しかし、司馬遼太郎の筆で書かれるとそれが実に魅力的に見えてくる不思議。中巻・下巻の展開も楽しみです。

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